越中おわら風の盆を見てきました。このお祭りが行われるのは富山県、初めての富山県です。バスツアーのバスを高山本線の猪谷という駅で降り、電車、というかディーゼルですが、で越中八尾駅に向かいます。同様なツアー客がたくさんいて、最終的には客車は満席。越中八尾駅のホームは観光客でごった返していました。それまで時々激しく降っていた雨は電車を降りる頃には止み、青空が見えるようになってきて、なにしろ高価な楽器や衣装が濡れてはいけないということで、雨では踊ってもらえません。踊りを見に来て、踊ってもらえなければ、ほとんどやることがないので困ります。おみやげ買って帰るくらいです。でも、ラッキーなことに次第に青空も見え、しかも暑くもなく最高のコンディションです。駅から南南西方向に露天でにぎわう通りを20〜30分歩いて踊っている場所まで目指します。


しばらく歩くとやっていました。各町内会はその町内の通りで踊ります。ここは東町の踊りで「町流し」というものです。他に輪になって踊る「輪踊り」というのもあります。男女に分かれて踊り、その後ろを唄とお囃子がついていきます。お囃子といってもとてもしみじみした感じで、三味線に胡弓、太鼓の編成です。


道の両側には見物客が沢山。邪魔にならないようテープで線が引いてあり、更に先導する人達が人払いをしています。深く被った編み笠は恥ずかしくないようにというのが事の始めだそうです。


この越中おわら風の盆というのは夜通し踊ると聞いたような気がするのですが、一応夜11時までというようにパンフレットには書いてあります。


踊りは男女で違っていて、男はダイナミックで大きな動き、女はしなやかでやわらかい動きです


踊りの合間の移動中の手拍子と唄。全員で唄っていました。こういうのはやっぱりビデオ撮影のほうがいいですね


後から考えてみるとこのように狭い地域でこんなに沢山の若い踊り子さん達がいるのだろうか?この少子化のご時世で?と疑問に思うのでした。もしかすると都会に出て行った人達もこの祭りのために戻ってくるのかもしれないですね。