3月10日誰もいない(下田)
No one there besides me


心配していた天城峠の雪は大丈夫だった。念のためチェーンは車に積んでおいた。幸い使うことなく峠を越すことができた。峠付近ではそれまでの雨がかすかな雪に変わっていて、もっと気温が低ければ凍結していたに違いない。少し早めに家を出てきたおかげで花見の観光バスに遭遇することもなかった。

下田に着いてみると波のサイズはそこそこあった。残念ながらサイズのある波はかなりダンパーであまり使えない。少し小ぶりな波は先週とほぼ同じ場所でブレークしている。それにしても誰も入っていない。東風が強くて波がよれていた。面がめちゃめちゃ悪い。

それでも入ってみた。なるほどなかなかにテイクオフしにくい。カレントもきつい。2,3本乗ったが何にも出来なかった。やはりダンパーであんまり使えなかった。それで早々に上がってしまった。やはり誰も入っていないのにはわけがあるわけで・・・


で、いつも通り金谷旅館に立ち寄る。先週よりも沢山の花が咲いていた。かわづ桜も満開だった。


ここんところ仕事が忙しい。忙しいのは自分だけでなく、今いる部署の誰もが皆忙しい。6月に新しい規格が強制となるので駆込みで認可を取ろうとしているのだ。それにしては準備ができていないので、なかなか事がスムーズに運ばない。


明日で東日本大震災から丸一年が経つ。地震があったときは横浜もかなり揺れた。携帯のワンセグで見た津波があんな大災害を招くなんてその映像を見ている時は分からなかった。あの日の数日前に戻れればなんてSFみたいなことを何度考えたことか。開花が大分遅くなったかわづ桜を見て去年の桜を写真に撮ったときのころのことを思い出したりする。