9月29日御前崎、東風、東うねり
East wind and east swell in Omaezaki

子供の頃は月を見るとウサギが餅つきしているように確かに見えたものだった。最近月をまじまじ見ることもなくなったが、テレビのお天気コーナーで今年の十五夜は満月でないということを聞いた後、その翌々日かな?満月のときに月を眺めてみた。やはりウサギが餅つきしているように見えなかった。歳のせいかな。しかし雲の切れ間から見る満月は凛としていて、とてもきれいだった。静夜思(李白)を思い出す。 床前看月光 疑是地上霜 挙頭望山月 低頭思故郷
御前崎は本当にいつも波がある。ただし風にも敏感で、この日は東風がやや強く吹きつけていた。セイルサイズは恐らく5.5から6.0くらい。クロスオフなのでインサイドには風が入っていない。うねりも東うねり。あまり面は良くなくどちらかというとジャンクなコンディションだった。
今まで散々暑かったのとうって変わって気温は20℃前後。雨も降っている。とても涼しい。というか体感的には寒いくらい。それでもスプリングしか持って来ていない。しかし海に入ってみると水温は高く、とにかく動いていれば寒いと言うことはない。

海に入ってしばらくして長袖でないことにすぐ後悔することになった。パドリングしていると二の腕に不意に焼けるような激痛が走る。くらげがあちらこちらにいるのだ。「アヂィ!!!」と声を上げると、側で波待ちしていた女の子に笑われる。それでもメゲズにしばらく波乗り。この日も4時間近く波乗りをしてしまった。今度はフルスーツを用意しておこう。