免疫とは

     
          免疫とは     

(えき)伝染して流行する病気。はやりやまい。)から(まぬが)れると言う意味です。しかし強く疫から免れようとした時 私達体は痛み・かゆみ・シビレ・ふるえ・イライラ・不眠・便秘・だるい・怒りっぽいなど不快な症状として現れます。

 代表的なモノは風邪やインフルエンザの時に現れる“発熱”です。これらは確かに高熱として生命を脅かしますが、熱と言う症状のリスクばかりが強調され、良い面がクローズされています。

 それでは良い面は何か? 風邪を引き起こす原因は疲労(精神的・肉体的な疲れ)です。疲れと言うベースが在って、初めて風邪やインフルエンザと言う方向に向かいます。この時の発熱は、免疫細胞である白血球が担当します。発熱により白血球はポケットモンスターの進化系ポケモンの様に強化されます。バクテリア・ウイルス・ガン細胞は熱に弱いのです。そしてバクテリアやウイルスを退治します。この戦いで勝利した時に戦利品として抗体やクローンなど商品を頂け、さらに元々の原因であった疲労までも一緒に取り去ってくれるのです。発熱によりバクテリアやウイルスは弱体化し、これらを攻撃する白血球は活性化すなわち強化されるのです。この時の戦いが、私達身体の症状 発熱・関節の痛み・気持ち悪い・嘔吐・下痢・咳やくしゃみ・寒気など悪い症状となって目に留まります。しかしこれは戦いによる負の理であって、やがてこの戦いに勝利した時、爽やかな症状となって現れるのです。これが私達生命にとっての免疫なのです。したがって戦っている時に表に現れる症状は確かに辛い事ですが、その原因は精神的・肉体的な疲れを改善しようとする私達生命が持つ免疫力 治そうとする働きなのです。

 しかし現代医療はこの時症状として現れる痛み・かゆみ・不安・不眠・シビレなどの症状だけに目を向け、これらの症状を抑え込む薬剤を使用します。アトピーはステロイドの塗り薬、リウマチはステロイドや抗リウマチ剤、ガンは免疫抑制剤など全て免疫力を低下させ、血行を抑制する薬剤ばかりです。この薬剤を使用し続けて、どうしてこれらの疾患が改善や治癒に向かう事が出来るのでしょうか?

 これらの疾患の発症原因はストレスからです。精神的な悩み、人間関係、夫婦関係、子供の関係、嫁姑関係、金銭的な悩み、離婚 など。肉体的には過労、過運動、不摂生 これら無理をして生活する事で身体は疲れ血行バランスは乱れます。この時の疲れを取るために、血行を促進し炎症反応が起こるのです。これがリウマチとガンの原因です。

 乳幼児のアトピーの発症はこのような複雑な原因ではなく、単純な血行障害からです。乳幼児のアトピーで、ステロイドを使用せずに来院した方は、早ければ1〜2回の治療で治ってしまいます。 重度のアトピー患者さんや皮膚炎を繰り返す方の全てはステロイドによる薬害です。確かに現在は遺伝子などが解明され、切れ味の良い薬が開発され、症状を抑える事は昔とは比べようもなく進歩しました。その結果、重度の疾患が増加していると言う皮肉な結果になっているのです。

 何回も繰り返しますが、確かに辛い症状は苦しい事ですが、その過程を通らなければ、治癒と言う気持ちの良い快適な世界には入れないのです。

 アスリートが苦しいトレーニング(修業)に耐えて何故スポーツをするのか?

そこには苦しみの後に大きな喜びを知っているからです。「苦の後に楽来る」です。

患者さんは痛み、かゆみ、シビレ、不安、恐怖、不快感など、苦しみと戦うアスリートなのです。免疫力を落とさずに、これらの苦痛を和らげることが私の一番の仕事です。必ずこの苦しい修業の後には快適な心・身が訪れるのです。

                    416-0944

                      静岡県富士市横割1−6−3

               (有)なかむら鍼灸接骨院 
院長 
中村 昭治


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