現在、花粉症の原因は花粉だと考えられている為、花粉だけが悪者にされています。本当にそうでしょうか?
それは違います。
本当の原因は私達のからだにあるのです。
よく「アレルギー体質」と言う言葉は耳にします。何らかのアレルギー症状があるということは、それだけで、体調が悪いということです。体調が良くなればアレルギー体質も改善されていきます。体調が悪い時、からだは調子を良くしようとしてアレルギー症状(炎症)が引き起こされます。
花粉の主成分は植物性のタンパク質です。
又、核酸、ビタミン、ルチン、ミネラル、酵素、OPCなど、どれもからだに害のある物はありません。アレルギーは、花粉の殻によって引き起こされます。
別に体内に取り込まれても、害のない物質にも反応するということが、体調が良くないという証拠なのです。
花粉を取り込んでも症状の出ないからだにすれば良いのです。
現在、花粉症の治療は、薬を使用することが一般的です。抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤又、わけのわからぬ医師の中にはステロイドを注射する医師までいます。
ここで行われていることは、症状を一次的に薬で止めるという対症療法です。
治るということではありません。
確かに一時的に炎症を止める事で辛い症状から逃れる事は出来ますが、これらの薬剤は全身の血行を抑制します。やがてさらに強い炎症へと進みます。
よく花粉症の薬を内服すると「眠くなる」ことは知られています。皆さんナゼだと思いますか? それは、薬(抗ヒスタミン剤)で脳の血流が抑制されるからです。前に述べましたが、アレルギーの辛い症状すべて炎症です。現代医療はこの炎症だけに目を向けている為、血行を抑制する薬が使用されるわけです。血行不良を治そうとアレルギー症状が出ている時、まったく逆の血行を抑制する薬で、花粉症が治るわけがないのです。
このように治療法に間違えがある為、一向に花粉症で苦しむ人は減少しないのです。
確かに花粉というたんぱく質が抗原となり、鼻粘膜や目の粘膜を刺激します。
この時アレルギー反応から炎症が引き起こされ、辛い症状(鼻水・鼻づまり・目の痒み)が発症します。この症状は、辛く苦しく、仕事や学業に、支障をきたします。
この為忙しい現代人は、薬にたより、仕事、学業、スポーツを続けます。
前にも述べましたが、体調が悪い時、この体調を治そうとした時に辛い症状が出るのです。決して体を苦しめようとしているのではありません。
症状が出た時はまず休養を取り、正しい治療をすることが重要です。
アトピーで来院している受験生からこのような質問を受けました。
学生:「アトピーはだいぶ良くなってきました。だけど、毎年花粉症(鼻みず、鼻づまり、目のかゆみ)で、苦しみます。受験の時、この症状が出るのがいやだから薬を飲んでもいいですか?」
私:「試験の時、抗ヒスタミン剤を内服すると、脳の血流は抑制され、せっかく今まで詰め込んだ記憶が、出なくなる。このことの方が恐ろしいし、眠くなったら困るでしょ、ティッシュペーパーを大量に準備して、試験中、何百回でも鼻をかみなさい。目がかゆければかけばいい。その為に試験を中止させられることはないでしょう。また、鼻をかむことで脳は活性化し、試験は大変うまくいくと思います。」
このように解答し、受験生は納得してくれました。
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