横井久美子35周年記念コンサート・静岡公演


2004年9月5日(日)

しずぎんホール「ユーフォニア」 
JR静岡駅北口より徒歩7分・アゴラ静岡ビル8F

1:30開場 2:00開演 / チケット3200円

主催 久美子と輝き隊・静岡

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一緒に行きましょう♪歌いましょう♪聞きましょう♪平和とオンナの生き方を歌う横井さんが、「今」なにを歌い話すのか、私もとっても楽しみにしています。

  

10年とちょっと前の話だ。「カッコイイオンナに会わせてやる」と先輩女性が富士宮に私を連れて行ってくれた。「カッコイイオンナ」は木綿のTシャツにスッピンのままおでん屋の畳に座り、リハーサルしていた。まだ、いるのはスタッフとそれに近い人たちで、隣の部屋で皆それぞれ準備に忙しい。

「カッコイイオンナ」は薄暗い畳の上で、空間に向かって真剣に歌っていた。私は正座して、その真剣な歌を一人で聞いていた。歌が盛り上がってくると「カッコイイオンナ」の頭のてっぺんの空間が蜃気楼のようにゆらゆら揺れた。「頭から湯気を出して歌ってる・・・!」それを見て、私はますます真剣に聞いた。凄い贅沢な時間だ。対面式・私だけのコンサートだ。それが心の師匠・横井久美子さんとの初めての出会いだった。

その頃の私は「何か」をしたいと思いながら、なにも形にできないまま、ぼんやりと焦っていた。今のままで充分と思いこもうと必死だったかもしれない。子育てと家事をして家族に喜ばれ、時間をやり繰りしつつ興味の赴くまま本を読み、自分の目で確かめたい場所は、できる範囲で見に行った。イイモノ見たわ、楽しかったとそこで終わりにすればいい。・・・だけど・・・そう、「だけど」と言う気持ちがぬぐい去れない。

三島にも小規模出前コンサーである春秋楽座を開催するようになり、リハーサルを聞き、打ち上げでワインを飲むのが仕事の(役に立たない)スタッフにして貰い、何度目かの打ち上げで、「何かしたい」と訴える私に横井さんは言った。「何かしたかったら、他人が寝ている時に一緒に寝てちゃ駄目」と。他人が寝ている時間に、自分は起きて一所懸命「何か」をなさなくては、何もできないと。そうかと思った。横井さんも見てきたものを、感じたことを、他人が寝ている時間に一所懸命、「歌」として創り上げているのだと。朝、目が覚めたら、妖精が素敵な歌を枕元に置いていってくれてるわけじゃない。

横井さんの一言で、ほんの少し「何か」ができるようになった。わずかながら認めてくれる人もいて、お金までいただけるようになった。「横井さん、できたよ・・・!」報告をすると、人生の先輩、イイオンナの横井さんはアドバイスしてくれた。40歳からの出発は、老化と一緒に進まなきゃならない。それを頭に入れて進めと。4年前はそんなモノか?と思ったが、今はホントにそうだと痛感している。でも、悲観はしていない。だって、横井さんがいつも私の先にいる。彼女が頑張れるなら、私だってまだまだイケル。オンナに元気を与えるオンナ。それが私の心の師匠・横井久美子さんです。

 

 

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