指導法(1)

 指導法は指導者の数だけあります。ここに掲載する指導法はその内の一つにすぎません。
本当の学習(大正琴を習うことにより生き方が明るく楽しくなって行くような)を追求した場合
の指導例です。技術、音楽性を追求する場合の指導法としては参考にならないと思います。
 またこの方法を皆さんに押しつけるつもりはありません。参考程度にご覧いただければと
思います。皆さんのご意見などお聞かせいただければありがたいと思います。

人間について
 私たちは生徒さんに楽器を指導します。
その生徒さんたちはひとりひとりの人間です。そのひとりひ
とりの人間は生まれながらにしていろいろな能力を持って
います。
 私たちはまずその人間の持つ能力を知り、それを信じる
ことから始めなければいけないと思います。

人間の持つ能力
 人間はたくさんのすごい能力を持っています。そのひとつ
に自己学習能力があります。自己学習能力は「明日は今日
より良くなろう」という人間の自己実現欲求にささえられるも
ので、心の底からあふれる学習意欲です。

信じること
 人間は自ら学習しようとする力を持っています。だから勉強
させようとしなくてもすすんで学習し始めます。
 高校受験をなくすると子供たちは勉強しなくなってしまうと
考える教師はたくさんいます。人間を信じない教師(指導者)
は生徒を信じられません。学校教育の息苦しさはの原因はそ
んなところにもあるのかもしれません。

 大人のための教室ではもっとのびのびと、人間の自己学習
能力を信じた学習を展開したいですよね。そのためにはどうし
たらいいのでしょう。一緒に考えてみませんか?