人間の能力は20歳代を頂点に栄え、あとは年齢とともに下降して行きます。
年をとって動作が遅くなった、反応がにぶくなった・・・などがそうで、このような
能力を
流動性能力といいます。
 私達にはこの流動性能力の他に
結晶性能力という能力も備わっています。
結晶性能力はお稽古事などで毎日練習を重ねることにより伸びる能力です。
結晶性能力は年齢に関係なく年をとっても少しずつ成長し続けます。
 60歳を過ぎてから習い始めた油絵にもかかわらず80歳になっても素晴らしい
芸術作品を描きつづける方などがその例です。
 大正琴のおけいこを通し結晶性能力を育て年齢に関係なく自分を伸ばし続け
ることで生活に張りや潤い、生きがいを持つことが出来るのです。