〜安全の再確認を〜
スカウト活動における安全については、下記を参照のうえ、野外プログラム、特に水のプログラムにおいては危険予知及び危険予知訓練を含めて、十分な配慮をした上での実施をお願い致します。
また、これから真夏に向けて、熱中症やO−157などの食中毒の発生が予測されますが、夏季の野外プログラムの実施にあたって、その予防に十分な対策を講じられるよう、併せてお願い致します。
安全について留意すべき事項
1. 水のプログラム
水のプログラム(川遊び、水泳等)を実施する際には、実施場所の事前および直前の調査、十分な指導・監視体制、また、水難救助の態勢を整えること。この態勢が整わない時は、水のプログラム(川遊び・水泳等)を実施しないこと。
2. 安全管理の原則
室内、野外を問わず、スカウト活動における安全管理の原則を忠実に守ること。特に安全に関する各レベルでの指導者の担当を明確にするとともに、相互に連携を密にすること。
3. 事前調査と万全の準備
・ 野外活動の場所・気象条件等の環境の事前調査、及び用具・資材等安全確認と万全の準備、ならびにスカウトや指導者に対して安全に関する必要な知識や技能の事前研修や準備訓練を確実に行うこと。また、これらの実施記録は必ず残すこと。
・ 事前調査後、リーダー会において全員でプログラム上でのKYTを行い配置や人員を決定する。
4. 余裕のある計画
・ 安全教育は、各部門ごとに、スカウトの年齢、知識、技能、体力に適合した一貫教育であることから、スカウトに対しての注意や指導の内容を書き残すこと。
・ スカウトの年齢、知識、技能、体力に適合した、余裕のある計画をもってプログラムの実施にあたること。
・ 実施計画書と安全対策計画書の作成を必ず行う。
5. 自己の健康管理
指導者は、行事やプログラム活動中の自己の健康管理を責任を持って行い、スカウトの指導や対応にあたって判断に誤りがないようにすること。
6. 「慣れ」を戒める
指導者・スカウトともに、厳に「慣れ」を戒めること。
これまで事故に至らなかったが、幸いにして、ことなきを得たことも多いと思われる。このことが、これからも事故がないとの絶対的な保障にはならないことを銘記すること。
7. 中止にする勇気
指導者には、プログラムの実施にあたって、状況に応じてその活動を中止する勇気と決断をくだす責任があること。
8. 安全管理者の設置
行事や野外プログラムなどの実施にあたっては、安全管理者を置いて、活動中における安全に関して常に十分な配慮をすること。
9. 保険の加入
保険の加入について、今一度確認をしておくこと。
10. 安全管理体勢を確立
以下のような資料を参考にして、安全管理態勢を確立すること。
(1)ボーイスカウト安全入門
(2)沼駿地区安全対策ハンドブック
(3)コミッショナーハンドブック
(4)団の運営と団委員会(スカウト活動と保険)
(5)日本ジャンボリー・ベンチャースカウト大会等の安全管理ハンドブック
(6)指導者訓練コースにおける安全管理ハンドブック
(7)野外活動の安全 Q&A(T・U)
(8)野外を中心としたスカウト活動における応急手当て