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 2009年10月11日(日)〜12日(月)
戸隠牧場(車中泊)−六弥勒−高妻山−乙妻山−高妻山−六弥勒−戸隠牧場 (弥勒尾根新道を利用)

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前日に戸隠牧場に弥勒尾根新道の登山口の下見にいく。左から戸隠山、九頭龍山、右端に五地蔵岳。
登山口付近から明日登る五地蔵岳を望む。この日は戸隠牧場の駐車場に車中泊。
朝4時まだ暗い内に出発。弥勒尾根新道を登る途中に夜が明けてくる。振り返ると正面に飯綱山が見える。
進行方向の五地蔵岳方面は朝日で赤く染まる。
進行方向右側に妙高連山が見えてくる。右から妙高山、火打山、焼山。火打・焼山は雪で白くなっている。
黒姫山と古池。
五地蔵岳少し北の六弥勒に到着。その付近から目指す高妻山が見えてくる。
北アルプスが鮮明に見える。右から白馬三山、唐松岳、五龍岳。その向こうに剣岳、立山も頭を出す。
上の続き。手前は本院岳、西岳。向こうは北アルプスの続き。左には槍、穂高連邦も見える。
高妻山と妙高三山。
戸隠連峰を望む。向こうは北アルプス。
八丁ダルミ付近から高妻山。これから最後の急登。
高妻山頂上近くの十阿弥陀。頂上が直ぐ先に見える。
8時過ぎに高妻山頂上に到着。まだ誰もいないので展望を独り占め。
頂上からの登ってきた戸隠方面のパノラマ写真。遠くには北アルプス、南アルプス、八ヶ岳まで見えた。
北アルプスの拡大写真。五龍岳の両隣に立山、剣岳が顔を出している。
北アルプスの拡大写真。正面は白馬鑓ヶ岳。
高妻山頂上から北方面の展望。手前に乙妻山。向こうに妙高連山。左端に雨飾山が見える。
乙妻山に向かう。高妻山からの急な岩場の下りを過ぎてほっとしたところで、高妻山を振り返る。
乙妻山へ向かう途中からの東側パノラマ写真。左は黒姫山、中央は飯綱山、右端が高妻山。
乙妻山(左端)と妙高連峰。右から妙高山、火打山、焼山。
乙妻山直下の湿原と乙妻山。のどかで気持ちがいい。
乙妻山に到着。頂上には十三虚空蔵の標識のみ。
乙妻山からの北180度のパノラマ写真。気のせいか妙高や北アルプスが近くに見える。
乙妻山からの南180度のパノラマ写真。中央は高妻山。
妙高方面の拡大写真。中央は雪化粧した火打山。
乙妻山から戻る途中からの高妻山。
乙妻山を振り返る。南斜面が荒々しい。
高妻山に戻ると頂上は賑やか。
高妻山を後に急な下りを一気に降りる。
この高妻山の眺めを後に、六弥勒から再び弥勒尾根新道で戸隠牧場へ。
降りる途中から黒姫山
同じく飯綱山。
戸隠牧場に到着。五地蔵岳を振り返る。

[その他雑感]

昨年の平ヶ岳に続き、これまで行程が長く登れていない高妻山に登ることが今年の目標であった。登るからには乙妻山にも登りたいが、乙妻山は道が分かりにくい、危険なところがあるという情報があり、行程が長いこともあり少々不安を覚えていた。ところが、インターネットを調べるうちに、最近高妻山へ早く行ける弥勒尾根新道が作られて、これを使うと高妻山への時間を短縮できることを知る。このため、この新道を往復使うことにより行程を短くして、乙妻山へ確実に行けるような計画とした。

また例のとおり前日車中泊のため戸隠牧場に向かう。そして、翌朝暗い内に出発するため、夕方に弥勒尾根新道の登り口を下見に行った。そこで、昨年赤石岳の帰りに一緒になった女性S氏と偶然出会う。彼女は高妻山から降りて来た所でこの日は山頂はすごい混みようだったらしい。翌日も混みそうなので、朝早く出発することにする。

予定どおり朝4時に真っ暗の中出発。昨年の平ヶ岳でもそうであったが、暗闇は心細いものである。前日に下見をしていたため、スムーズに弥勒尾根に取り付くことができた。新道は急ではあったが分かりやすく迷うことはなかったが、六弥勒への時間は予定の2時間以上かかり、予想以上にきつかった。そして、六弥勒から高妻山、妙高、北アルプスの展望を見ながら山頂に向かった。そして8時過ぎに頂上に到着。既に先に来ている人がいるかと思ったが、誰もいなく、この日の初登頂を思わず達成。すばらしい展望を独り占めした。その後、10分ほどしてから二人ほど登ってきた。5時頃出発したとのことでかなりの速さである。

そして不安の乙妻山に向かった。高妻山の山頂を岩場少し下った処で、大きく切れ落ちている処に出くわす。前は絶壁でとても降りられそうもなく、直ぐに断念して引き返そうとした所、横に下りるところがあり、それがルートであった。それ以降は少しスリルのあるところはあるが、慎重に行けば危険はなく、次第になだらかな尾根歩きとなり、きれいな湿原を過ぎて乙妻山の頂上に着いた。高妻山の山頂で会った一人が乙妻山から戻ってきただけで他に乙妻山に登る人はなく、山頂でしばらくの間そのすばらしい展望に見とれていた。

いつも混みあっている高妻山に比べ、乙妻山は人が少なく静かでよいという情報がインターネット上にあったが、まさしくそのとおりである。高妻山に戻ると、頂上は人であふれていた。あの静かで気持ちがよい乙妻山まで行こうとする人はその後もいないようだった。帰りは再び新道を使い牧場に2時過ぎに到着。新道の下りは少々きつかったが、新道を使ったおかげで比較的余裕のある山行ができ満足。新道を作ってくれた人、それを紹介してくれた人に感謝したい。その後はいつものとおり戸隠神告げ温泉で汗を流し帰路に着いた。