Loveless Records



ARTIST



Traening



(L-R)Maja(Key,BV),Asger(D),Marie(LV),Hans Emil(B,BV),Anders(G),Mathias(Key)


2001年2月、Marie ElineとHans EmilのHansen兄弟とAsger HvidによってデンマークでTRAENINGは結成された。2002年にデビューEPを、2003年にはデビューアルバム『Better Than This』をリリース。ノイジーでどことなくメランコリック、シューゲイザー系で知的なポップ・ミュージックの要素を含み、スウェーデンのインディー・ポップやアメリカのノイズ・ポップ、ニューヨークのノイズ・ロック・テイスト風であるが、彼ら独自のサウンドをうまく捉える表現はどこにもない。

アルバム中の11曲はミディアム・ローファイと呼ばれるにふさわしく、聴きやすくもありながら時に危険を伴う。ミニマリスティックかつストレートなMarieの歌声は、ハードなドラミングとノイジーでクールなギター、ベース、そして懐かしいシンセ・サウンドや鍵盤ハーモニカ、鉄琴などのバンドサウンドと絶妙のコントラストを奏でている。
MEWのボーカル、Jonas Bjerreは彼らのアルバムを最高傑作のひとつに数えているほどだ。これよりいい作品はなかなかお目にかかれないであろう。

Traening


Traening/Better Than This
LREC001
\2520(Tax:in)

収録曲
@swim
Bin llove with myself
CI want to know you true
Dbetween your lips
Emy postmodern dreamer
Fover and out
Gonly you
Hbetter than this
Iout tonight
Jall my time is spent on night with you(ボーナス・トラック/世界未発表曲)



Politiken(デンマークの新聞でのレヴュー)


繊細かつ鋭敏なノイズ



閉鎖に追いこまれたデンマーク国内のオルタナティブチャートぐ番組である『ElectricBarometer』(EB)はクールでセンスのいい若者のオアシスであり続けたが、中でもTraeningの「Swim」という曲はインターナショナル・バンド全盛の番組の中にあって8週間もチャート・インし続けた。EBの番組の感性を要約するならば、それはTraeningそのものとも言えるだろう。インディー・ロックを地で行く典型的なバロメーター・バンド(指標的なバンド)は次々と生まれてはくるが、世界初のバロメーター・バンドであるバロメーター・バンド(前の番組にかけている)、それはまさにTraeningだろう。Hans EmilとMarie ElineのHansen兄弟を含む6人組、Traeningは純心な熱意と純粋なノイズ感を兼ね合わせながらも、綿アメのようなギターとアンティークな楽器など個性的な切り札をも持ち合わせており、平均的なレコードよりもぐっとチャッチーで他とは一線を画している。SuperheroesのThomas Troelsenプロデュースのこの作品は、ぎこちない感触を存分に魅力へと引き出している(いわゆる言い意味でヘタウマ)。「Swim」、「Between your Lips」、「I want You Know You True」は真珠のごとく輝き、「My postmodern Dreamer 」というようなタイトルに抵抗できるだろうか? Traeningはおそらくそれ以上のことをやってのけるであろう。Traeningは『Better Than This』(これよりもいい)なんて現状には甘んじないであろう。あらゆる状況を考えてもTraeningは後にも先にもないようなバンドだと言える。



GAFFA(デンマーク最大音楽雑誌)




コペンハーゲンのTraeningのデビュー作『Better Than This』は他のアヴェレージな作品からは遥かに上回っている。この6人組が他の同じ国内のデンマーク・バンド、MEW、Speaker Bite Me、Superheroesなどに音楽的に影響を受けているであろうとはいえ、彼らは独自の道を築いている。彼らは『Better Than This』において、ノイズ・ロックとメランコリックでメロディアスなインディー・ポップをブレンドしたバンドのオリジナリティーを見事に打ち出している。ノイズの中にアナログシンセやメロディカ、鉄琴をちりばめたりとThomas Troelsenが携わったという音作りはそれらによく表れている。「Swim」や「My Postmodern dreamer」ではドライでノイジーなギターと一貫したリズムチェンジはMarieの単調なボーカルをTraening的Lo-Fi表現へと仕立てている。「And Somewhat Younger」や「Only You」などキャッチーな曲もあるものの、商業的ではなくずっとオルタナティブな仕上がりとなり、Traeningは『Better Than This』という素晴らしいデビュー作を作り上げた。 BY Finn P.Madsen

Traening Official Site

Traeningオフィシャル・サイト。
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当サイトNEWSコーナーにもTraenigの情報がまだまだあります!
どんどん更新していきまので是非あわせてご覧ください!


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