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'04.12.06 更新

sanshou_7.gif 僕はね、星が降っても別れない! 〜いまさら「ビューティフル・サンデイ」の感想文〜

 

「ビューティフル・サンデイ」はフジ系の深夜に放送されている「劇団演劇者。」でV6の三宅くんが演じたのを見たのが初めてでした。・・・っても「ダイジェスト版」だったんですが。しかし、そのダイジェスト版だけで涙ボロボロだったので、是が非でも堺さんVer.が見たくなり、ついつい購入してしまいました(^^;)。堺さんモノには歯止めが利かなくなってきたな(-_-;)。

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 「ビューティフル・サンデイ」のあらすじをザクッとしますと・・・。
 ある男(戸川秋彦(小須田康人))が、朝、目を覚ますと、何故か隣には下着姿の見知らぬ女(三枝ちひろ(長野里美))が。ちひろはこの部屋の前に住人だった。その女と言い争いをしているときに男の同居人(小笠原広樹(堺雅人))が帰宅。秋彦と広樹はゲイのカップルだった。
 秋彦はちひろに再三家に帰るよう促すものの、広樹と意気投合してしまい、あげく、2人の同居3周年記念パーティーにも出席することになってしまった。
 実は今日、秋彦の母親が大分から島倉千代子のコンサートを見るために上京する。
 実母の上京を広樹には内緒にしておきたい秋彦、間近に迫った秋彦のお見合いを成功させたいという広樹、そんな2人をおかしいと言いながらも、ある過去の恋に縛られて前に進めないちひろ。
 3人の日曜日は一体?

・・・てな感じでしょうか?(うわーっ、ホントにザックリと(苦笑))

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 三宅くんのヒロくんが中性的であんまりにも可愛かったので、堺さんはどうなんだ?と若干斜に構えて観始めたんですが・・・
か・・・かわいいじゃないのさ!(爆)
 犯罪に近いかわいさじゃございませんこと?!奥さん! どう思います? ねえっ?!(取り乱してどうする(^^;)。赤のフリースのジャンパーにストライプのマフラー・・・似合いまくってますわよ。三宅くんのヒロくんと同じかそれ以上に中性的に感じました。
 しかも、
とっても若いじゃないのさ!
登場シーンだけで十分K.O状態ですよ(爆)。

 ・・・とまあ、冒頭部からかなり『堺萌え』どころ満載(苦笑)のこの作品。
 他には、
● 「ホモはアニバーサリー好き」という話からユーミンの「アニバーサリー」を熱唱する所。
   堺さんの声とユーミンの歌って結構マッチしてますね。
     あの歌いだしは毎回さぞかし緊張したことでしょう(苦笑)。難しいんだよね、あの歌(^^;)。
   あの曲はCMでも使われたほど超メジャーな曲なんですが、
   普段音楽をあまり聞かないという堺さんは、はたしてこの曲を知っていたんでしょうか?
● 自分がいつホモだと気付いたのか?というちひろの質問に答える所。
   観ているこっちが、なんだかいやらしい想像を掻きたてられてしまいますわ(^^;)。
● 仲介人のひろこさん(苦笑)。
● 自分はどんな性格?と聞かれて「ペガサス!」と即答する所(^^;)。
    これって当時流行っていた「動物占い」らしいですね(^^;)。そういえばあったなぁ〜、そんなの。
● 秋彦に髪を切ってもらう所。秋彦の腕に凭れ掛かったり、その体勢で秋彦の顔をいとおしそうに見上げたり・・・。
 あぁ・・・、挙げ始めたらキリないっすね(^^;)。

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 内容的にはほぼTV版と同じようですね。秋彦のお母さんが島倉千代子→氷川きよしのファンになってたり・・・辺りの非常に細かい所が変更ポイントだったくらいなんですかね? 
 全体的にテンポがいいのと、秋彦とちひろのボケと突っ込み(特にヒロくんこと広樹が登場するまで)が絶妙で、時間の長さは全く感じられませんでした。
 この作品の登場人物たちは、揃いも揃って、相手のことに対してはかなりお節介なほどに突っ込んでくるんですけど、いざ自分のこととなると途端に臆病になってしまう方々なんですね。傍から見ているこっちの方が歯がゆくなってくるくらいなんですが。きっとその辺りの普遍性が中谷まゆみさんの脚本の真骨頂なんでしょうね。

 小須田康人さんが当時の稽古風景などをWeb日記で残してあるんですが、その中で堺さんに対しての「セリフ覚えは早いけど、ドアの開閉をなかなか覚えない」っちゅーコメントが非常に笑えました(苦笑)。

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 DVDの副音声で演出の板垣恭一さんと中谷さんが自作解説なさってるんですが、堺さんに関して面白いコメントがいくつかあったのでちょっと挙げてみます。

● 堺さんが登場してきて中谷さんが「若いね〜」。
   で、さらに「この髪の毛・・・梳きすぎだよね」と苦笑(^^;)。確かにかなり派手めなオンザ眉毛です。
● 今の堺さんを踏まえて「すごく落ち着いて大人っぽい。安心して観られる」という中谷さんに板垣さんが
    「この時は信頼できなかったってこと?」とすかさず突っ込み(^^;)。
● 「早大の劇研の大先輩」にあたる小須田さんや長野さん、「第三舞台」の板垣さんなどのメンバーに囲まれ、
   「アウェーな感じ」で「すごく上手くやらなくては」とすごいプレッシャーを感じていた、と
   後日語ったそうです。
● 早大の劇研には、みんなの承認によって選ばれる「幹事長」という役割があるそうで、
   堺さんもその役職についていたようです。
● ヒロの上半身裸のシーンは「堺ファンに対してのサービスシーン」だとの事。
   「貧弱だけど・・・」と苦笑する中谷さんに「それが逆にそそるんじゃない?」と板垣さんがフォロー(そう?(苦笑))。
   (板)「元々細いからねぇ」、(中)「今はどうなのかな?」、(板)「今はヨガとかやってるみたいだから・・・」
   山南さんで鍛えてましたから、今のほうが更にサービスになるかと(爆)。
● 秋彦に髪を切ってもらうシーンは、板垣さんの「男同士のシーンがないじゃん」の一言で追加されたシーンだそうで、
   かなり稽古したらしいです。その原因の一端は堺さんの「甘えベタ」と小須田さんの「甘えさせベタ」にあったとか(^^;)。
   秋彦の腿に左手を置くのも「何気なくない」と苦笑(^^;)。中谷さんも「恥ずかし〜」を連発してました。 
● 堺さんのヒロは「ゲイとしてって言うわけじゃなく、ナイーブな人としてリアル」(板垣さん)で
   「直球で芝居をしている」(中谷さん)との事。
   中谷さんは、
   「最後のキメ台詞(秋彦に押し倒されたあとの「好きだから!」ですね)を言う時の表情が好き」なんだそうです。

 そういえばその副音声で2003年に再演した、という話しをしていました(^^;)。ロクに確認もせずに「再演してないみたいだ」などとうそを書いてしまって申し訳ありませんm(_ _)m。
 でも、出来ることなら、「普通の感覚では演じるのが難しい」と中谷さんが語る、堺さんの秋彦を観たいと思うのは私だけでしょうかね?

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