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'04.09.15 更新

sanshou_2.gif テツシくんの苦悩・前編 〜いまさら「嫉妬の香り」の感想文〜

 「嫉妬の香り」―――。今から3年前、テレビ朝日系列の深夜枠で放送していた、昼ドラ真っ青のドロドロ恋愛ものドラマです。当時、2ちゃんねるでも大反響だったらしいですが・・・。実は、リアルタイムでは見ていなかったんですね、私ゃ。
 んなやつがなんで「嫉妬の香り」について語ろうとしているかと言うと、それはひとえにたまたまBS Asahiで再放送し始めた('04.7.7〜)からア〜ンド堺雅人氏が出演しているからなのですね(爆)。

 のっけからドロドロで面白すぎるので(苦笑)私なりの感想(・・・というより、だんだんあらすじの補足みたいになってきたなぁ(^^;))を述べていこうかな?と思います。
 ネタバレばっかなので、御覧になってない方はお気をつけ下さい(苦笑)。

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 第1話

 3年前と言うとちょうどアロマセラピーが再認識され始めた頃だと思うんですが。まぁ、その流行に乗った感じの設定ですね。登場している精油は多分「生○の木」のだと思うなぁ。
 本上まなみちゃん扮する高村ミノリは「アロマテラピスト」らしいですね。
 朝起き抜けに嗅いでいた「ミノリオリジナル」のオイル。ペパーミントとユーカリと・・・あと一つ何だっけ?(思い出したら書きます(^^;))確かに一気に目が覚めそうだけど・・・なんか、どうだろう?って香りだな(^^;)。
 それにしてもミノリちゃんは、一体精油を何本持ち歩いてるんだ? アロマテラピストの鑑っちゃあ鑑ですかねぇ。
 谷崎直樹(伊藤英明)に結婚式当日ドタキャンされたのがトラウマで、テツシ(堺雅人)のプロポーズが受けられないミノリちゃん。まぁ、直樹の気持ちもわからんではないな。あのしつこさじゃ引くよな、たいがい。でも、もっと前に言ってやれよ(-_-;)。・・・んなこと言ったら話が成立しなくなるわけですが(^^;)。
 テツシくんのオタオタする姿が非常に可愛い(苦笑)。彼女と他の男(政野英二(寺脇康文))が接近してる姿を目撃しただけでオロオロしたりだとか、年上の女(政野早希(川原亜矢子))に丸め込まれちゃう所とか。「クリスマスに雪が降ったら結婚しよう」とか。く〜っ、言われてみたいぜ(爆)。婚約指輪の渡し方すら可愛い(爆)。若いねぇ〜、兄ちゃん。いい演技です。
 それにしても、英二の思わせぶりなエロエロ感はいいなぁ。あと浅井誠(オダギリジョー)。すでに危ないヤツの匂いがプンプンしてます(爆)。
 アロマの効能(本来は雑貨なので、そういう表現は×なのですが・・・)についてはこれからも紹介していくのでしょうかね? その辺りも楽しみです。

 今回の名言は「洋服は脱げても香りは脱げないのよ」by政野早紀でしょうか?

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第2話

 あ〜〜〜〜〜! やってもうたかぁ〜、テツシぃぃぃぃぃ〜〜〜〜!!
 あんな状況証拠だけで年上の女に引っ掛かってしまうとは・・・。若いぞ、テツシくん。これから、「俺が先に裏切っちまったのかぁぁぁ〜!」という罪悪感と戦わねばならないのね。あぁ・・・、押しつぶされそうだな、テツシ(苦笑)。
 ちなみに政野さんが愛用していると言う「ベチバー」は、まったりとしたウッディーな香りだとか。まだ嗅いだことないのでよぉわからんです(^^;)。
 それにしても怖いぞ、早紀さん(>_<;)。そんなに直樹くんをミノリちゃんにとられた事が悔しかったのか。政野さんもいい被害者だな。若干、楽しんで早紀さんの策略に嵌っていってる感はあるが(^^;)。そこら辺がワカゾー・テツシとの大きな違いか?
 でもまだまだ序の口なんだろうな。これでもかぁ〜!と「未来への復讐」をミノリちゃんへ仕掛けていくことになるのでしょう。オダジョーはそれにどう絡むのだ?

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第3話

 あ〜〜〜〜〜! オフィスでかぁーーーーーー(爆)。しかも見てしまったか、誠ぉ〜〜〜!(爆)
 ・・・すいません、ついつい興奮して話が前後してしまいました(^^;)。
 今回は、ミノリちゃんと政野さんが仕事の関係で軽井沢へ2人っきりで行くことになってしまって(本来は森村優香(池田真紀)と3人で行く予定だったが、優香が私用で行けなくなった)、またもや早紀さんの想像力豊かな嫉妬から騒動がでかくなっていくんですが。
 まずは優香。「政野さん、好き好き〜(*^。^*)」な気持ちからミノリちゃんへ過剰な嫉妬心を燃やすのはいいが、その前に、ホテルの予約はきちんとしよう(爆)。
 それにテツシ。心配なのはわかるが取り乱しすぎだ(爆)。通行人が怪しむのも無理はない。私も半径1mはそばへ寄らんと思う(爆)。その辺のオーバーな演出が昼ドラめいてて面白いよな〜。
 政野さんの別荘は建築家という設定なので非常にお洒落。「ホンモノの木の香りには敵わない」というミノリちゃんのセリフがあの別荘のすばらしさを物語っている気がする。一体どなたの所有なのだろう? 多分、ほんまもんの建築家の方のものなのかもしれないな。ただ、あんなにガラス張りだと、あれくらい山の中でないと恥ずかしいと思うが(苦笑)。
「大事な仕事のパートナーには手を出さない」と紳士な姿勢を見せながら、「君を独り占めに出来るんだから、テツシくんが羨ましい」などとかる〜く口説いちゃったりする政野さん。さりげなく今後へ向けての伏線を張ってるわけね。
 早紀さんは嫉妬から自宅に一人でいられなくなり、休日だというのにオフィスで黙々とDMの袋詰め作業。ああいう作業は無心になれるので、そういった精神状態のときにはもってこいだと思われます(苦笑)。が、そこへ軽めのストーカーになりつつある誠くん登場。5分でも一緒にいたいのは分かるがなぁ・・・、ああいうときにはほっといてやれよ〜。しかもあれだけあからさまに嫌がられているのに(-_-;)。こちらもワカゾーだからわからんのか(^^;)。
 めったに人を招き入れない政野さんの別荘へ電話して、政野さんの背後からミノリちゃんの声が聞こえただけで嫉妬大爆走スイッチオン!で情事にふける早紀さんとテツシ。・・・そういうもんか?
 で、その後、早紀さんにミノリへの想いを語るテツシ。「ミノリのためなら仕事を投げ出してもいい」なんて・・・、嬉しさ3割、「それは・・・どうだろう?」7割って所かな?(苦笑)あくまで私の感想ですが(^^;)。でもその発言は、『尊敬じゃない感情』を欲している早紀さんには羨ましい言葉なんだろうな。
 早紀さんとのことを証拠隠滅するため、焼肉屋に行って服についたジャルダンバガテールの匂いを消そうとするテツシ。ホントに「何やってるんだろ?」的な行動なのだがカワイイぞ(爆)。まさか、素肌につけられてるとも知らんでなぁ。相変わらず早紀さんの攻撃は恐ろしいくらい核心を突いている(^^;)。
 テツシについたジャルダンバガテール(早紀さん)に気付いたミノリ。嫉妬の仲間入りだぁ〜!

 今回の名言は、「私らしさって何?」by政野早紀。・・・深い。
 あまりに深いので、いずれ気が向いたら、これ(「私らしさって何?」)について語ろうかと思います。

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第4話

 ミノリちゃんが勤めているアロマショップのオーナー・梶久志(桑野信義)から、「人間、記憶を辿る時には利き腕の方を見上げ、作り事を思う時にはその反対の方を見上げる」という話を聞く。へぇ〜、そういうモンなのね。今度試してみましょう(爆・・・誰に?!)。
 で、ミノリちゃん、早速テツシと早紀さんに試す。テツシはワカゾーなのであっけなく引っ掛かるが、早紀さんは、核心部分では視線を外すことなくまっすぐミノリちゃんを見つめたまま。普段は強い女を装いつつも、ホントは、「いつも一緒に祝うから」と仕事仲間の誘いを断り、自分の誕生日の支度をして帰りの遅い旦那さんを待つ・・・、そんな早紀さんの政野さんへの一途な想いみたいなものが「まっすぐ見つめる」という行為に現れていたんじゃなかろうかと勝手に思った(苦笑)。
 その政野さんは、ミノリちゃんのプレゼンの資料作りを手伝って遅くなった訳ですが、ちゃんと女房の誕生日を覚えていて、しかも、プレゼントまで用意しちゃってるわけですよ。く〜っ、にくいねぇ。それにしても、結婚して10年だよ、10年! よく奥さんの誕生日を覚えてるもんだ。世の殿方、少しは見習いましょうね(苦笑)。
 プレゼントを貰って喜ぶ早紀さん。しかし、遅くなった理由がミノリちゃん絡みだと知って、自分の明暗も係っているのにも拘らず、ミノリちゃんの作ったフロッピーのデータを消してしまう。ひょえ〜(>_<;)。プロジェクトに多少の支障が出たとしても構わないほど憎いとは(^^;)。早紀さんまでやってることが犯罪めいてきた(苦笑)。プライドの高い人のプライドを傷つけると後が怖いという典型的な例なのか?
 前回とんでもない現場を目撃してしまった誠くん。優香が「早紀さんがフロッピーを消去した現場を目撃した」ことを話すと、突然首を絞め口止めをする。軽犯罪者への道に一歩足を踏み入れてしまったわけですね。
 こうなると歯止めが利かない誠くんは、早紀さんを家まで送りがてら、思い余って早紀さんを抱きしめてしまう。で、それを何故かタイミングよく政野さんに見つかってしまい慌てて立ち去る。少しは良心が残っていたのね(苦笑)。
 それにしても、「ばかばかしいくらいの愛情」を欲しがっている相手に「僕が嫉妬すればよかったのか?」はないだろう、政野さん(^^;)。今の早紀さんはそれを一番望んでるのに。それを聞いた早紀さんは、その場の勢いで政野さんから貰ったペンダントを河原へ投げてしまう。気持ちはわからんではないが、あとで必死探すんなら、一時の感情だけで大事なものを投げ捨てちゃいかん(苦笑)。
 さて、折角作ったデータを消去されたり、テツシのことで嫉妬の仲間入りをしたりと災難続きのミノリちゃんの元に、実家のお父さんがやってくる話が舞い込んでくる。「テツシくんを紹介して欲しい」と言われ乗り気ではなかったものの、テツシの熱意に押されて紹介することを承知する。まだ日時も決まっていないのに、すでに緊張しているテツシが非常にカワイイ(爆)。
 が、その当日、とんでもないメモを見つけ、ショックを受けたミノリちゃん、お父さんの元へは一人で出向く。お父さんの言葉に癒されたミノリちゃんだったが、ひょんなことからテツシの重大な秘密を知ってしまい、道路をフラフラと横断中、トラックに轢かれる。轢かれたワリには外傷が少ないのが気になる(苦笑)。
 そんな窮地に一番最初に駆けつけた政野さん。遅れて駆けつけるテツシと早紀さん。さぁ、ドロドロになってくるぞ〜。

 今回の名言。「ゆっくりでいいんだよ。結婚なんて先でもいい。ちゃんと一緒に生きていける相手さえ見つければ」by高村昭(ミノリちゃんのお父さん)

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第5話

 病院に駆けつけたテツシを激しく拒絶するミノリちゃん。無理はないがな。それでもちゃんと見舞いに来る辺り健気じゃないか(苦笑)。
 前回、軽犯罪者への道に足を踏み入れた誠くんは、更に暴走を始める。ミノリちゃんと一緒にアロマの勉強をしていたという人に取材の名目で過去を聞きだす。
 で、それをネタに中傷ビラを作成、政野さんと早紀さんとクライアントのクロー・ド・ブランシュにFAXを流す(今だったら迷惑行為違反とかで罰せられるぞ(^^;))。政野さんと早紀さんは対応に追われながら「本人には退院するまで告げない」事にし、とりあえずクライアントには香りのプレゼンを1週間伸ばしてもらうようお願いすることを決める。
 にもかかわらず、誠くんが病室まで押しかけてわざとらしくビラを見せ「お前のせいだ。プロジェクトから降りろ」と迫る。ショックを受けたミノリちゃんはフラフラと病室の外へと向かう。
 で、そんなミノリちゃんの元に元カレ・直樹登場。おぉ! なんて無理のあるシチュエーション!(爆)「人から聞いた」(by直樹)なんてあり得んぞ。しばし昔の思い出に浸る2人。そこへ早紀さんも現れる。さらにテツシも加わる。お〜、究極の♪三人揃って〜春ラ、ラ、ラ〜状態だ!(分かりずらー(苦笑)。それに年バレバレー(-_-;)) どうやらミノリちゃんは、直樹が早紀さんを振って自分と付き合うようになったことを知らなかったらしい。ミノリちゃんはやっと、今回の早紀さんの復讐の主旨が掴めた様だ。
 政野さんのくさ〜くてさり気な〜い口説き文句&差し入れに自分を奮い立たせようとするミノリちゃんは、病室内でブレンドオイルの研究を始める。個室だからいいが、あんなにアロマオイルを持ち込んでもいいんだろうか? 若干心配になる。
 プレゼン当日。香りが間に合ってないことを詫びようとする早紀さんを遮るようにミノリちゃんが会議室に入ってくる。当然の如く、中傷ビラの説明を迫るクライアント。それに対して正直に過去のことを説明するミノリちゃん。いよいよ立場が悪くなりかけたその時に政野さんが直樹を連れて現れる。おぉ! 無理のあるシチュエーションPARTU(爆)。仕事中の人を超個人的な弁明の為だけにそんなに簡単に連れてきていいもんだろうか? 直樹の会社の上司もよく許したよなぁ。相手が有名な建築家だからいいのか? ずっと回想シーン以外出番がなかった直樹もいいとこ持ってったな(苦笑)。
 そんな政野さんの対応が早紀さんを更にエスカレートさせ、夜、テツシを煽り立てるような電話をかける。が、それを政野さんに聞かれる。未来への復讐が夫の知るところとなった早紀さん。挙げ句傷を深める羽目に・・・。あ〜あ(-_-;)。

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第6話

 テツシに迫る新たな魔の手(爆)。その名もクロー・ド・ブランシュのわがままお嬢様・萩原千恵子(原沙知絵)。何でもオックスフォード大学(だったっけ?)出の才女で、クロー・ド・ブランシュの後継者と目されているらしい。のっけからお嬢様の特権をバリバリ使って、早紀さんを自分のいるエステにまで呼び出すわ、いきなりプロジェクトにしゃしゃり出て仕切り始める。挙げ句唐突に箱根で泊り込みのミーティングをやろうと言い出す。
 お嬢(=面倒なので、千恵子のことは以後これで統一します)はどうやらプロフィールからテツシに目をつけた模様。別居状態なのをいい事に、ミーティング先の箱根へ行く為にテツシを迎えに行き、車の中で迫る。が、そんなお嬢の誘いを払いのけるテツシ。早紀さんの件で痛い目にあっているのでその教訓が生かされているらしい。偉いぞ(苦笑)。
 ホテルに着くとそれぞれの部屋割りをまたもや仕切るお嬢。なんと早紀さんとミノリちゃんを同じ部屋にするという行動に出た。面白いことするなぁ、お嬢。だてに湖畔での4人(政野さん、ミノリちゃん、早紀さん、テツシ)の絡みを木の陰に隠れて、しかもタバコを吸いながら見つめて微笑んでないよな(爆)。
 さて、留守を預かる誠くん。資料を取りに・・・という都合のいい名目で、堂々と政野家にあがりこむ。ちょっと間違えたら不法侵入の罪で訴えられるぞ(^^;)。
 話は箱根に戻して。政野さんが体調を崩したのを受けて、久々にアロマテラピストとしての腕を見せ、政野さんにオイルトリートメントを施す。ユーカリにペパーミント、ラベンダーか・・・。風邪にはもってこいでしょう。トリートメントを施す側のミノリちゃんが結構大胆に政野さんの服を脱がす(といっても胸元辺りまで)のに対して、何されるのかわからずにオロオロしている政野さんの姿がちょっと面白かったですね。
 そんなミノリちゃんの優しさに改めて感銘した政野さんは、今まで抑えていた(と思われる)ミノリちゃんへの想いをついに告白。キスまでする。
 その頃、ラウンジでは「もうお互いに一番大事な人の元へ戻った方がいいのではないか?」という論議を交わすテツシと早紀さん。「政野が本気で好きになった人にしかしない」というキスさえしなければ・・・なんていってた矢先にねぇ(^^;)。
 未来への復讐もクライマックスへ向かうのか?

 後編へ続く(爆)

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icon2103.gif(後編は近日UP予定)

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