HEAVY HEAVENの素敵な過ごし方
'05.07.04 作成(随時更新予定)
京極堂シリーズをテレビドラマとして(出来れば「組!」メンバーメインで(爆))
やっていただくならば・・・
直木賞作家となった京極夏彦氏のデビュー作「姑穫鳥の夏」が映画化されました('05年7月16日公開。'04年9月にクランクアップ済)。日記の方でも書くほどの京極堂シリーズファンの私としては、映画化第一報を聞いたとき小躍りして喜んだわけですが、肝心の配役を見て「ん?! これは?」と思いました(まだ見てもいないくせにねぇ(^^;))。
京極さんのファンの中でもこの京極堂シリーズというのはかなり人気の高いシリーズなので、多分、それぞれいろんな方を思い浮かべながら読んでらっしゃったと思います。私もその一人です。
何故テレビドラマで・・・なのかというと、「2時間じゃ少なすぎるだろ?」という単純明快な理由です。まだ「姑穫鳥〜」は原作自体そんなに厚みがないからいいですが(・・・とはいっても、「姑穫鳥〜」も結構省いた部分が多いんじゃないかと不安視してます(^^;))、更に原作の厚みが増す「姑穫鳥〜」以降の作品を映画でシリーズ化するには、かなりの部分端折らなくてはならなくなるわけで、2時間ほどの時間内に収めるには、映画ではちょっと無理があるんじゃなかろうか?と思います。最低でも2クール(6ヶ月)、許されるのであれば1年くらいかけてくれれば、大多数とはいかないまでも、ある程度の数の方々には満足いただける作品になるのでは?と思ったからです。
ただそのままやるには内容的にTVではNGな表現も多々ありますがね(^^;)。
横溝正史先生の「金田一耕介シリーズ」のように、お願いできませんかねぇ?
という訳で、じゃあその時にこういう配役だったら喜んでみるぞ(随分と高飛車な(^^;))、というのを、勝手に語らせてもらおうと思います。
もし、「や、○○は××さんの方がいいんじゃない?」というのがございましたら、BBSなりメールなりにどしどしとお寄せくださると嬉しいです。
1)主要な方々
まずは、「King of 下僕(爆)」こと小説家の関口巽。
関口さんに対してはあまり明確にイメージを持っていたわけではないんですが、別冊宝島の「僕たちの好きな京極夏彦」の関口さんを紹介しているページ脇に顔なしのイラストがあって、それを見て「おお! まさにこれだよ!」と思いました。
映画では「巻き込まれキャラっぽい」というあまり嬉しくない理由で永瀬正敏くんが演じるんですが・・・そうかなぁ? 永瀬くんにはあまり巻き込まれそうなイメージはないと思うんですがねぇ。最初、出演者の名前を見て、てっきり雨上がりの宮迫浩之くんが関口さんをやるもんだと思い込んでましたし(^^;)。そっちの方が合うと思うんだよなぁ。あと、オダギリジョーくんとか中村獅童くんとかも、関口さんのあの雰囲気を上手く表現してくれそうなんでいいんじゃないでしょうかね?
その宮迫くんが演じるのは孤高のアウトロー刑事、木場修太郎。
これもなぁ・・・。う〜ん(^^;)。
確か「魍魎の匣」だったかで、木場さんの容姿などを「厳つい頑丈な箱のような身体」と評していたのを見て、「身体が大きくてガッシリしてる人かぁ〜」と当初から赤井英和さんをイメージしておりました。ただ年齢的なものもある(30代という設定)ので、Dondoko Donのぐっさんこと山口智充さんが合うのでは?と思います。ぐっさんのほうが宮迫くんより体格いいし、「箱」っぽいじゃないですか、ねぇ。あと髪型とかも。
あっ! 伊原剛志さんも似合いそうだなぁ。厳つい外見のワリに繊細な神経の持ち主なところとかを上手〜く表現してくれそうだ。
その木場修と幼馴染で、大財閥のお坊ちゃまなのに、世襲制度を良しとしないお父上の意向と、元からスネをかじるつもりはなかった自分の生き様がマッチして、家を出、探偵を生業としている破天荒な美青年・榎木津礼二郎。
映画では阿部寛さんがやるようです。最初は「どうだろ?」と思ったんですが、「TRICK」の上田教授とか、「空中ブランコ」の伊良部先生とかはじけた役もやっているので、意外とハマルかも?!と思っております。
私は京本正樹さん、アルフィーの高見沢さんをずっとイメージして読んでました。だって榎さんて確か「西洋陶磁の人形のように色が白」くて「男でも女でも惚れてしまうような端正な顔立ち」なんですよね? あのお二方も色白いし端正な顔立ちだし。あながち間違いじゃないでしょ? ただこちらも年齢的にちょっと・・・(年齢不詳的なところはいけそうな気がする(苦笑))なので、設定でもある「30代で関口さんの先輩にあたる」年齢くらいの人で選ぶとすると・・・、で、浮かんだのがSMAPの稲垣吾郎ちゃん。もしくは「組!」の「鬼の副長」山本耕史くん。や、両方とも色白いでしょ? 端正な顔立ちもしてるし。破天荒な“神”(=榎さん)をイキイキと演じてくれそうだし(爆)。
あと、タニショーこと谷原章介さんとかもいいんじゃないでしょうか? 最近のはじけっぷりはヒジョーに見事だし(苦笑)。
で、このシリーズの主役、関口さんとは高等学校の同級生で榎さんの後輩、本人の琴線に触れれば小難しい専門書からカストリ雑誌まで手広く扱う「京極堂」という古本屋を営みながら、実は武蔵晴明神社の神主で陰陽師でもある中禅寺秋彦。
映画では堤真一さんが演じます。こちらも最初は「どうだろ?」の部類だったんですが、公式HPのお姿を見てコロッと変わりました(爆)。かっこよすぎ〜(*^o^*)。
原作を読んでいるときは佐野史郎さんか榎木孝明さんを思い浮べながら読んでおりました。榎木さんの場合は思いっきり好みです(苦笑)。このお二人ならばあの膨大でヒジョーに難しいセリフも難なく読んでくれそうだったので。
が、最近「これは堺雅人さんだろ〜」と思うようになりました(爆)。「芥川龍之介のお化け」でしたっけ?(苦笑) いいじゃないですか〜、ねぇ? 堺さんが緩めのパーマをかけるとかなりいけそうな感はありますが。ご本人も本がお好きですし、和服が似合いますし、あのセリフを完全に咀嚼して「中禅寺秋彦」として発してくれそうですし。・・・ただの好みといわれてしまえばそれまでですが(^^;)。堺@京極堂と山本@榎木津の絡みなんて・・・あぁ、考えただけでも妄想大爆走だわ(爆)。
中禅寺秋彦の年の離れた妹で、稀譚舎の「稀譚月報」の記者でもある中禅寺敦子。
映画では田中麗奈ちゃんが演じるそうです。これはもう、ピッタリでしょう。でも敢えて・・・となると、石原さとみちゃんとか上野樹里ちゃんがよいのでは?
「色白の、大層目の大きな、一見西洋風の顔立ちをした美人」(「魍魎の匣」)、京極堂さんの細君・千鶴子さんは清水美砂さん、関口さんの細君・雪絵さんは篠原涼子ちゃんがやるようです。今回のキャスティングでは非常にあってると思います。
これは京極堂さんと関口さんを誰にするかでも大きく変わるんですが、もし、京極堂さんを堺さんが演じるのであれば、千鶴子さんはやはり鈴木砂羽さんでしょうね〜。あの組み合わせはゼヒとももう一度何らかの形で観たいし。でも、ホントはどっちかっちゅーと雪絵さんのほうが合いそうなんだけど(^^;)。もしくは川原亜矢子さんがいいかも。あ、川原さんは「絡新婦の理」の織作葵の方が合うかなぁ? 緒川たまきちゃんとかもよさげですが。
で、雪絵さんは麻生久美子さんとか和久井映見さんとかいいのでは?
あと久遠寺涼子・梗子姉妹は原田知世ちゃん、その母、久遠寺菊乃はいしだあゆみさんが演じるとか。これもいいっすよ。これまた敢えて・・・となると、久遠寺姉妹は木村多江さん―――「白い巨塔」でガンに侵された製薬会社の営業を演じた方、もしくはヒュースケンの恋人・お富さん(「新選組!」)といえば解っていただけるかなぁ? 和服が似合うし、涼子の儚げな雰囲気とその裏に隠された強さもきちんと表現してくれそう―――、菊乃は江波杏子さん―――「オール電化」のおばあちゃま。威厳のある感じがピッタリかと―――とか野際陽子さんがよろしいかと思われます。あ、それか、木村多江さんは「絡新婦の理」の織作茜がいいかもなぁ〜。
2)その他の皆様方
ここから先は細かい配役もわからない or まだ映像化もされていない登場人物も含まれている状態なので、好き勝手に語らせて貰います(爆)。
まずは木場修の部下、青木文蔵。
映画ではなんと、堀部圭亮くんがやるらしい(^^;)。え〜っ?? それは違うでしょ〜(-_-;)。
「こけしの様な頭」と聞いてまず浮かんだのがえなりかずきくん。確かゴルフがプロ級な腕前らしいですから、意外と筋肉ついてそうですし。純情そうだし。似合ってると思うんですが。
もう一人の部下、木下圀治。
堀部くんはこっちの方がよくないか?
3度の飯より解剖好き(苦笑)な監察医、里村紘一。
多分映画では松尾スズキさんがやるんだよなぁ〜?・・・と思っていたら、なんと松尾さんは内藤赳夫らしい(^^;)。・・・うー、似合うなぁ(^^;)。けど、内藤はもうちぃと若い人のほうがよいのではないかなぁ・・・。里村さんの方が若干オネエ言葉なところも似合ってそうだし、ピッタリかと思うのですが。
榎さんの「薔薇十字探偵事務所」で、何かと榎さんの身の回りの世話をしている「和寅」こと安和寅吉。
映画では荒川良々さんらしいですね。あ〜、いいかも。
読んだ時には柳沢慎吾さんを思い浮べてたんですが。最近では阿部サダヲさんとか三宅弘城さんがよいかな〜と。
カストリ雑誌『月刊實碌犯罪』の青年編集者、鳥口守彦。
「運動選手のように体格がいいし、目と目の間が詰まっていることを除けば、なかなかの好男子」(「魍魎の匣」)らしいので、大倉孝二さんあたりがよさげですね。口癖の「うへぇ」も、方向音痴な所も、照れ隠しにわざと言葉を間違える所も、でもホントは頭の回転が速い所もピッタリだと思うのですが。
榎さんの軍隊時代の部下で、釣り堀「いさま屋」の主人、伊佐間一也。
ひょろっとした「瓢箪鯰」(苦笑)、噛めば噛むほど味が出るスルメのような男、無国籍な衣装が似合いそうなので、佐々木蔵之介さんが合いそう。
骨董品店「待古庵」の主人、今川雅澄。
ゆっくりした、粘り気のある口調とは裏腹に、飲み込みが早く頭がきれる、という所から、田口浩正さんがピッタリかな?と。
柴田財閥の顧問弁護士、増岡則之。
早口でエリート意識たっぷりの嫌みったらしい人・・・のようですが、本来は面倒見のいい人なので、そういった部分をきちんと演じられる堺雅人さんか谷原章介さんがいいかな?
「京極堂シリーズ」は登場人物が多いので、まだまだ挙げ切れていないんですが(^^;)、またじっくりと読み直してから、おいおいUPしていく予定です。
ま〜、見事に「組!」中心だこと(爆)。