'03.09.12 作成
どとうのヤオハンジャパンレポ
〜 静岡大会編 〜
at 富士市営球場 4月14日 (Sun)
今年で44回目となるこの大会。スポニチ大会の約1ヵ月後に開催されるせいなのか、毎年なかなかメンツが豪華(全国レベルのチームがゴロゴロ)なので、村井にとってはとってもオイシイ大会です。
しかしぃ・・・、『静岡』と名がついているにも拘らず、肝心の草薙球場を使用しないってぇのはどうしてなんだろう?(40回の記念大会のときには富士球場の代わりに使用したらしい) 少なくとも富士球場を使うよりは交通の便がよくていいと思うんだけどなぁ・・・。
あと、この大会のパンフの表紙、デザインは一緒なんですが、毎年とんでもない色を使用してくれます。私が初めて行った40回大会のはオレンジ色。42回大会はJR東日本東北色(=とても深いグリーン、という意味)。まぁこの辺りまではまともだったんですが、去年の43回大会のとってもヤンキーなワインレッドで弾けてしまい、今年、ファンキーなイエローになってしまいました(^^;)。一体誰のセンスなのか分からんけど・・・褒められたモンじゃないことだけは確かでしょう。
社会人ファンになってからというもの、毎年一度は必ず訪れる『超・近隣向け野球場』こと富士球場。前日はAさんが♪カローラUに乗ぉって〜♪NTT東海詣出をされたそうで・・・(Rさんもご一緒だったとか?!)お疲れ様でした。もうちょっと便利な所にあるといいんですけどね。
車をすっ飛ばすこと約50分(途中の山道の道幅が広くなった為、時間短縮が可能になった)、球場前に到着。球場のそばに自販機がない為、ジュースを仕入れる。と、そこに、スーツ姿のN信越・横井監督登場! 前日、本田技研鈴鹿に負けた(しかも逆転負け(-_-;)から、もう長野に帰ったものだとばかり思っていたのに・・・と少なからず動揺している村井にさらに追い討ちをかけるかのように、目の前をヤオハンのバスが通り過ぎる。第二試合からなのにもう来たのね(^^;)。あー、あせった(何故焦る必要が?)。
球場に入ると『お約束』で第一試合のN北陸VS日産が始まってました。入り口で入場券&パンフを購入していると、わらわらとやってくる日産の関係者の皆様。日曜日だからなぁ・・・。営業所とかに強制動員かけたんだろうか? 日産側の入りはよかったです。
とりあえずバックネット裏の最上段に陣取って観戦開始。先発はN北陸・正津くん、日産・井上くん。お、N信越の北沢さんがビデオ撮ってる。・・・あぁ、N北陸の偵察に来たってワケね。横井さんが来ている理由がやっと飲み込めましたワ。
1回表、日産の攻撃が終わる頃、第二試合に登場のN東海&ヤオハンが仲良く球場入り(先に球場入りしたのはN東海)。N東海の皆様(いかすベテラン’S)はバックネット裏最上段・・・つまり私の周りに、さらにヤオハンの皆様(若いコたち)が私の横の列に陣取って観戦し始めました。去年のMMC岡崎に続いて今年も囲まれてしまった村井(^^;)。かなりウレシイ(笑)。
私の横に座ったのがN東海の石牧さん、その横が(多分)藤田さん。今回は横を見る余裕はありました(笑)。2人でなにやらくだらない話をしていましたが、細かい内容まではちょっと覚えていません(^^;)。何せおばばだもんで(苦笑)。ただ、寒いってぇのに元気に半袖だったN北陸の尾前さんを見て、石牧さんが一言「あの人はファイターだから」。何だその“ファイター”ってのは(^^;)。あと、フラフラ歩いていたヤオハンの羽山さんを見かけて「おー、羽山だ」。・・・そんなに羽山さんが珍しいですか?(笑)
3回にN北陸が川崎くんのレフト場外まで運ぶ超特大ソロで先制。その後もエラーがらみで2点追加。しかし、両方とも似たような攻撃をしてくれるのでヒジョーに試合展開が遅い(-_-;)。これじゃ、メインの前に疲れてしまうよ。
第二試合の開始予定はPM12:30だったものの、「それまでには多分終わらないだろう」と見越したのか、N東海川はお弁当を配り始めました。それを見て石牧さんは「えー、今食べなきゃいけないの? 半分くらいにしとこうかな。あとでハラへっちゃうもん」とグチる、グチる。しかし、全部食べちゃってたみたいですが?? (や、ちゃんと見ていた訳ではないですよ(^^;))
同じ頃、ヤオハンも食べ物が配られました。アルミホイルに包まれていたので、みんなは「サンドイッチ?」と期待していたようですが、中から出てきたのはフルーツケーキのようなもの(誰かからの差し入れなのかな?)。「何か・・・飲み物が欲しくなるよね」といいながらパクついてました・・・確かにね(^^;)。
食べ終わってしばらくすると両チームはウォーミングアップの為にお隣のグラウンドへ。一気に周りが退いてしまうと風がモロに吹いてきて寒いよぉ(>_<;)。さりげなく囲いになってくれてたのね(笑)。
選手よりも先に球場入りしてずーっと動きまくっていたN東海・北村マネ。選手達を追いやって(^^;)、やっとお食事Time。が、食べ終わるとすぐに選手達を追って隣のグラウンドへ。マネさんってホント大変よね。
そこに「あのぉ、北村マネは・・・」とやってきたのがヤオハン・国崎マネ。「北村なら向こう(のグラウンド)に行ってるけど」と江崎コーチ(・・・だったと思う)に言われた国崎マネは、「じゃあ、お伝え願えますか?」とメンバーの抹消を告げ始めました。思わず村井の耳もダンボに。「5名ほどいるんですけど・・・。19と34と12と13と33です」とパンフを指差しながらすらすらと説明する国崎マネ。えっ!?・・・ちょっと待てよ。33ってアンタ・・・中山恵一さんじゃないの! どーりで姿が見えないと思ったよ・・・。どっか故障でもしてるの?? じゃあ・・・今日の4番は一体・・・誰? ・・・と、一人でパニックに(^^;)。
その間にも試合はどんどんと進んで・・・。すいません(^^;)、スタンドの方があまりにオイシくて全然観ていませんでしたので結果だけ。
中押し、ダメ押し・・・と効果的に追加点を挙げたN北陸が、決して本調子ではなかっただろうと思われる正津くんを打ち崩せなかった日産を7−5で破り、準々決勝へ進みました。今年も強いぞ、N北陸(^^;)。最後まで見ていた横井監督、このチームを相手にどう戦うおつもりですか? まともに当たったら・・・いや、まともに当たらなくても玉砕するだけだと思うな、多分。
さて、第二試合はNTT東海VSヤオハン。さすがはほぼ地元なので、ヤオハン側は客の入りがいいです。
先発はN東海・宮本くん、ヤオハンは、コイツしかまともな奴おらんしな(苦笑)の『エース』(←今年はイバっていえるぞ(笑))田中くん。
立ち上がりは2人とも上々。打たせて取るピッチングで3回までゼロ行進。
先にチャンスを迎えたのはN東海。4回表、この回先頭の一色くんがサードへの内野安打で出塁。深川さんのライト前ヒットで1,2塁となったものの、橋本さんはショートゴロ、加藤くんは空振りK。深沢さんの当たりの時、一色くんがセカンド過ぎたあたりでコケたのが痛かったかな?!
そして先制したのはヤオハン。4回裏、この回先頭の大曽根くんがライト前ヒットで出塁。PHの金子くんがきっちりバント、そして、この日4番に入った羽山さん四球、久々スタメンの中山(輝)くんはレフト前にポトリッのヒット・・・だったものの、打球が落ちたのを確認してからスタートを切った大曽根くんはサードでアウト(T-T)。しかし、原くんが右中間にタイムリー!! さすがだゼ、原くん!
5回は3者凡退に仕留めた田中くんも、ちょっと疲れが出始めたのか、6回裏、村田君にこの試合初の四球。村田君は澤田さんのセカンドゴロの間に2塁へ。前の打席でヒットを打たれた深沢さんは敬遠、その後、原くんのパスボールで2アウトながら2,3塁も、そこは踏ん張る田中くん。橋本さんを空振りK!! ガッツポーズなんかしちゃって・・・メッチャカッコいいぞ(*^O^*)。
「サトシ、今日は調子がイイなぁ」スタンドのヤオハン社員さんからはそんな言葉。あのねぇ・・・、今日は、じゃなくて、今年は調子イイの!!
先制点を許しながらもその後は抑えていた宮本くんも6回裏、とうとう掴まりました。
ポンポンッと簡単に2アウトを取ったものの、羽山さんのレフト前ヒット、中山(輝)くんのライト線への2ベース、原くん四球で満塁。ここで『ラッキーボーイ』(by加藤監督)PHの宮下くんがDB押し出しで1点、そして、当たりまくっている横山くんがセンター前へ2点タイムリーヒット!!で4−0。横山くんすごすぎるぅ〜!!
横山くんが打席に立つごとに「ヨコヤマぁ〜打てぇ〜!!」と大声援を送っていた横山FCの皆さま(笑・・・多分、同じ店の方々)は大喜び。「ここで打ったら、またジュースおごってやるからなぁ〜」が、このタイムリーで「よっしゃ、ビールに格上げだ」(笑)。さらに、「今度からはもやしだけじゃなくて大根も出させてやるぞ〜」などという始末(^^;)。そうか・・・、横山くんは青果さんなのね。いつも、もやししか出させてもらえないの?(笑)
このまま行ったら田中くんの完投(まだ観た事がない)・・・あわよくば、完封勝利が見られるんじゃないか?と淡い期待を抱き始めた7回表。快調に2アウトを取って「行けるかな?」と思った所に、松下くんにセンター前ヒットを打たれイヤ〜な予感。「当たんなきゃいいけどな・・・」と思うことほどよく当たるもんで、続く舩坂くんにライトへ2ランを喰らう(T-T)。あ〜あ・・・出ちゃったよ、田中くんの『投げてる間に一発はHR打たれなきゃ気が済まない病』が(-_-;)。
7回裏。N東海のピッチャーは2番手・森さんに。うわぁ、ヤオハンごときに森さんを投入してくれるなんて思っても見なかったからすっごく嬉しい! スレンダーな身体としなやかなフォーム・・・カッコよすぎるぅ〜(*^o^*)。
森さんは大高くんを貫禄の見逃しK。しかし、続く永吉くんがライトへ弾丸ライナーのソロHR! あんまりにも打球が早かったのでよく分からなかったのが残念(;_;)。永吉くんは1塁を回った当たりでガッツポーズ。いろいろ悩んでたみたいだから、これで吹っ切れてくれるといいな。何てったって全日本の森さんから打ったんだから、すごい自信になったと思うし。森さん、打たせてくれてありがとう。
8回表。完封の夢は逃したけど、まだ、完投が残ってるんだから何とか・・・と念じる村井。しかし、一色くんにアッサリとレフト前へヒットを喰らい、飯島くんにスイッチ。スタンドからは労いの拍手が送られたものの、田中くんの表情は憮然。多分、アタマにきてるんだろうな・・・。その悔しさ、必ず次につなげてくださいね。
さて、飯島くん。去年だったら絶大なる信頼(あくまでも村井個人(笑))を寄せてたんですが、今年はねぇ・・・の不安どおり、いきなり澤田さんに2ランを打たれる(T-T)。出てきてすぐに打たれるなんて・・・、やっぱり調子悪いんだな。気がつきゃ5−4の1点差。アブねぇぞ、おい(-_-;)。
そして迎えた最終回。ヤオハンのピッチャーは3番手の北山くん。この人もまた本調子じゃないからなぁ(^^;)。
先頭の森本さんがファーストゴロエラーで出塁。さらに松下くんDBでノーアウト1,2塁。PHの石巻さんが手堅くファースト前にバント・・・も、キョーレツなバントシフトをひいていたヤオハン。ダッシュよく飛び出してきた中山(輝)くんがサードへ送ってアウト。さらに、村田くんの初球、北山くんがワイルドピッチ。それを見たセカンドランナーの松下くんが一気にサードを突いたものの、うま〜くサード側へ転がってくれていたおかげ?!で、原くんは素早く捕ってサードへ送球、アウト! そして村田くんを空振りK!で、ヤオハンが冷や冷やモンの逃げ切り勝利を収めました。
まさか勝てるとは思わなかった・・・。しばらく信じられませんでした。
それにしても・・・。私はヤオハンの最終回の守りに、勝利に対する執念みたいなものを初めて感じました。特にあのキョーレツなバントシフト。あんな守備が出来るなんてなぁ・・・とちょっとカンドーしてしまいました。
折角ヤオハンが勝った(&田中くんが好投した)のに、翌日は休刊日(T-T)。挙げ句M日の夕刊にはろくなことが載らず(-_-;)、後日、会社でとっているS岡新聞夕刊をあさったら、決勝打を放った永吉くんの写真がデカデカと載っていたので「・・・ちぇっ」(・・・や、永吉くんでも嬉しいんだけど、ほんのちょっと期待してたもんで(^^;))と思いながらも、しっかり盗んできた村井でした(^^;)。
(1996.5.11 発行 Vol.27 掲載)
※ 掲載にあたり、一部文章を加筆及び削除いたしましたことを、予めお詫びいたします。