'03.07.08 作成
日本選手権一次予選 静岡バージョンときたもんだ
at 富士球場 8月27日 (Sun)
第二試合 ヤオハン VS 浜松ウナポンズ
さぁ本日のメイン、ヤオハンVS浜松ウナポンズでござい。
あぁ・・・、やっとウナポンズが見られる・・・かなり嬉しい(^^)v。このイナゲでナイスなネーミングに惹かれて早3年。とうとうそのベールがはがされる時が来たのね(オオゲサ(^^;))。
最初私服+家族同伴で球場入り(さながら『家族で富士山へ遊びに来ましたぁ〜!』のノリ)してきたのでわからんかったんだが、5,6人揃ったあたりで着替えを始めてやっと分かったという(^^;)。ユニフォームは今のマリーンズのビジター風です。
ここでちょっとウナポンズのことについて。
浜松名物のウナギとスッポン、足して2で割って“ウナポンズ”。浜松医大の先生や周辺の開業医、病院職員がメンバーで、そのうち半数以上がお医者さん。診察の予定や学会などが入って、十分にメンバーが確保できないのが悩みの種とか。だからこの日もどう数えてみても12人しかおりやせんでした。誰か怪我でもしたらどないするんだろう・・・。あ、医者がいるから診てはもらえるか(苦笑)。
1回表。ヤオハンの先発は稲垣くん。その稲垣くんは、いきなり1番・鈴木さんにセンター前ヒット、2番・森田さんのピッチャーゴロをグラブで弾いてヒットにしてしまい、のっけからピンチ。しかし、3番、4番、5番と連続三振に斬って取り、何とか抑える。ふぅ・・・大丈夫かいな??
1回裏。1番・佐藤くんがショートゴロエラーで出塁。2番・加藤田くんのサードゴロの間に佐藤くんは2塁へ。そこで3番・中山(輝)くんがライト前にタイムリーを放って先制。輝生くんは2盗も決める。4番・ジャンボ横山くんもライト前へヒット。横山くんまで2盗を決めた。ウナポンズのキャッチャー・柳川さんは2塁送球の気配が全くなし。何ででしょうね??
さぁ一挙に大量点!!と期待したのに、5番・上田くんはショートゴロ(-_-;)。送球の間に輝生くんが還って2−0。あげく、6番・玉川くんまでショートゴロ(-_-;)。あぁ・・・。
2回裏。8番・香川くんがセンター前ヒット。お約束のように2盗も決める。永吉くんのメット(左横の『Shin』が目印)を借りた9番・前田くんのセカンドゴロの間に香川くんは3塁へ。そして1番・佐藤くんのショートゴロがエラーを誘って3−0。
あぁもう・・・、その消化不良のような点の取り方は止めてくれ(-_-;)。あげくこの1点止まり(T-T)。オイオイ・・・。
3回表。1アウト後、1番・鈴木さんにレフト前、2アウト後、3番にセカンドの頭を越えるヒットを打たれ、久々にピンチらしいピンチを迎えたものの、4番をショートゴロに仕留めて事無きを得る。ホッ・・・。今の村井には、稲垣くんのピッチングだけが救いだよ・・・。このまま何とか抑えてくれよぉ(>_<;)。
3回裏。輝生くんがレフト前ヒットで出塁。すぐに2盗も決めたものの、牽制で挟まれる(T-T)。4番・横山くんの打球をレフトが落として、横山くんは2塁へ。ワイルドピッチで3塁へ進むと、5番・上田くんがライトへ犠牲フライを放って4−0。はぁ・・・。周りのヤオハンファンのおっちゃんからも「ヘタすりゃ、9回まで試合やるんじゃないのか?」とか言われるし・・・。9回までとはいかないまでも、7回まではやるんだろうな、と踏んだのは村井(^^;)。
4回裏。8番・香川くんがレフトせんへ3塁打。9番・前田くんのレフト前タイムリーで5−0。久々にまともな点の取り方をしてくれたなぁ(苦笑)。さらに、1番・佐藤くんのショートゴロの送球が逸れてセーフに。2番・加藤田くんはレフトフライに倒れたものの、3番・輝生くんはライト前に2点タイムリーで7−0。さっきの汚名返上って所かな? 4番・横山くん四球でまた2盗。そして5番・上田くんがファースト横を抜ける2点タイムリーで9−0。
ここでウナポンズは先発の山田さんから森田さんへスイッチ。山田さんも3回まではヤオハン打線の要所要所をよく抑えていたと思います(あれだけなんだかんだいっときながら今更(^^;))。
代わった森田さんは、6番・玉川くんに四球。で、またまた2盗。そして7番・市野さん(今回のスタメンで唯一『さん』づけ出来る人(^^;))がレフトへきっちり犠牲フライを放って10−0。ヤオハンは・・・『3順目からの打線』なのか?(苦笑)
稲垣くんは5回表も危なげないピッチングで3者凡退。『ない』と思っていた5回コールドで、ヤオハンは代表決定戦へコマを進めました。
それにしても稲垣くんは、5回までに5連続三振を含む9奪三振! ウナポンズ打線がブンブン振り回してくれたのも幸いしましたが、都市対抗の二次予選で登板したときよりは、スピードもあったしコントロールもまぁまぁでした。
それからこの試合、1番レフトでスタメン出場した佐藤達也くん。村井はこの日まで佐藤くんの存在を知らなかったという(^^;)。勉強不足で申し訳ない(^^;)。今日の場合はラッキーな部分が多々あったとは思うけど、全て得点に絡んでいるというのはすごいことだと思います。ヤオハンの外野も越えなきゃならない人いっぱいいるけど、それをどんどん押しのけて、“第二の上田くん”状態になることを祈っています。
対してウナポンズ。ここまで見たクラブチームの中では、野球に対するひたむきさを一番感じたチームでした。連敗記録をまた更新してしまったけど・・・、そのうちきっと勝てる日が来るさ。応援してます!!
そして代表決定戦。インターバルは20分。日陰のない球場では、この短さはとってもありがたい。村井はすでに、暑さで気持ち悪くなっております。
ヤオハンの主力さんたちは、次の試合の為にビジター用からホーム用のユニフォームへ。一方、1,2年目の子達は念入りにとんぼがけ。もちろんユニフォームはビジターのまま。両方のユニフォームをいっぺんに見たのは初めて。もし着替えが間に合わなくて、まだらで出てきたら大笑いだな、と妙なことを期待する村井(^^;)。しかし、試合前に整列したときにはちゃんと皆さんホームのに着替えてました。・・・ちぇっ。
代表決定戦 ヤオハン VS 静岡硬式野球倶楽部
静岡硬球先発は、松浦さん。ヤオハン先発は、只今売出し中! 祝!!全日本候補A選抜入り!の北山くん。相変わらずタマが速い! 思わずニヤニヤしてしまうワ(^-^)。
1回裏。1番・永吉くんが空振り三振、2番・大曽根くんがショートゴロと簡単に2アウトになったものの、3番・原くんレフト前ヒット、4番・中山(恵)さん四球で、迎えるバッターは5番・羽山さん、という絶好の先制点のチャンス。ここで羽山さんは期待通りにライトへ特大の3ランを叩き込む。さらに、6番・輝生くん四球、7番・横山くんのライト前ヒットで1,3塁として、8番・玉川くんがセンター前へタイムリー!で4−0。こういう抜け目のないところがレギュラーかそうでないかの違いでさぁね、なんて感心していたが・・・。
2回裏。2番・大曽根くんがセンター前ヒットで出塁したものの、3番・原くんはショートゴロゲッツー(-_-;)。そのあと4番・中山さん四球(??・・・だったと思う(^^;))、5番・羽山さんサードゴロエラーで1,3塁も、6番・輝生くんはライトフライ(-_-;)。前言撤回!!(苦笑)
3回裏。8番・玉川くん、9番・加藤田くんのセンター前ヒットに、1番・永吉くんの「調子が悪いときはこういうのを試しましょう」のお見本のようなサード前へのセーフティ気味のバントが決まって満塁。しかし、大曽根くんの打球はセカンドゴロ。ゲッツー崩れの間に1点入り5−0。あげくこの回はその1点どまり。はぁ・・・。
さて、ここまでヤオハンの攻撃ばかり紹介していたのは、何も静岡硬球のことについて触れたくなかったわけではなく、ただ単に北山くんがずーっと3者凡退に仕留めていたからなんです。
ちなみに・・・。
1回:1番・小長谷(順)さんー空振り三振、2番・望月くんーサードライナー、3番・小長谷(和)さんーファーストファールフライ。
2回:4番・田造くん、5番・大木くん、6番・杉山さんー三者連続三振。
3回:7番・実石くんーキャッチャーフライ、8番・増田くんー四球、9番・秋山くんーセカンドゴロゲッツー。
4回:1番・小長谷(順)さんー見逃し三振、2番・望月くんーショートゴロ、3番・小長谷(数)さんーライトフライ。
やっぱり全日本候補に選ばれた(何でも“A選抜”とかいうらしい(M日かスポ○チに載ったのさ)。しかし、そんなのあるのかなぁ? 未だにギモンだ)だけのことはあるなぁ・・・。都市対抗予選のときよりは「大人になったのねぇ」という感じです。攻撃が・・・な分、北山くんのこの投球は見目麗しい(^-^)q。
4回裏。4番・中山さんが右中間にポトリッのヒットで出塁。5番・羽山さん四球で1,2塁も、6番・輝生くんがファーストゴロでセカンドフォースアウト(-_-;)。しかし、7番・横山くんがレフト前へタイムリー!で6−0。横山くん、こりゃあホンマもんの大ブレイクのようです。さらに9番・加藤田くんライト前タイムリーで7−0。なおもランナー1,2塁、が、1番・永吉くんはセカンドゴロ(-_-;)。あちゃ〜(>_<;)、そりゃ痛いっすよ(T-T)。
5回表。1アウトから5番・PH福島さんが四球、そして、6番・杉山さんのレフトへの打球は、中山さん追いついたものの落としてしまい1,2塁。さらに原くんパスボール(-_-;)で2,3塁。そこで7番実石くんがレフト前にタイムリー、で7−1。お、北山くん、ちょっと疲れてきたかな? しかし落ち着いて、8番・増田くんをショートゴロゲッツーに仕留める。
5回裏。静岡硬球はこの回から松浦さんから加藤さんへスイッチ。しかし、それが裏目?だったようで、2番・大曽根くんが四球で出塁。そこで、4番・中山さんがレフトへ2ラン!! やぁっぱり羽山さんが打ったら、中山さんも打たないとねぇ〜。よく考えてみたら、村井が見に行く試合ではだいたい中山さんと羽山さんがHRを打っているような気が・・・。ホント頼りになる4,5番です。
6回表。この回からヤオハンは、北山くんから飯島くんにスイッチ。確かに、さっきの回で球威がガクーッと落ちたのはシロート目にも分かったし。アイシングをしながら、本日はお出ましにならなかった今のところエースくん(苦笑)の田中くんに、なにやらいろいろアドバイスを受けてました。それにしても細い(^^;)。
代わった飯島くんは9番・秋山くん、1番・小長谷(順)さん、2番・三浦くんをゴロ&三振と全く危なげないピッチング。まぁ、ヤオハンご自慢の抑えのエース様だからねぇ。これくらいのピッチングはしていただかないと困りモンです。
6回裏。静岡硬球は加藤さんから岸田さんへスイッチしています。またこの方が恰幅がメチャクチャいい(^^;)。まるでその昔ダイエーにいたトラックスラーのよう(^^;←覚えている人はいるのか?)。
ヤオハンはあと2点で10点コールド成立。はたして出来るんかいな?
8番・玉川くんがレフト前へヒット。9番・加藤田くんがピッチャー前にバントを決めると、1番・永吉くんが「やっとだよぉ〜」のライト前タイムリー!で10−0。2番・大曽根くんのサードゴロの間に永吉くんは3塁へ。バッターは3番・原くん。スタンドからも「原ぁ! きっちり決めろよ!」の声が。それに答えるように原くんはライト線へきっちりとタイムリーを放って11−1、10点コールド成立です。
その1週間後の9月2日。東海二次予選に進んだ皆様の戦績は・・・。はぁ・・・。
だいたい、あの組み合わせは一体何? 何が楽しくて2年も連続して『静岡ダービー』(去年:河合、今年:ヤマハ)せにゃイカンのだ?? どぉ〜も納得いかんなぁ・・・(ヤオハン以外にも・・・)。組み合わせを見た瞬間に、それでなくても遠い神戸が、何万キロも遥か彼方の地のような気がしたし(苦笑)。
それにしても、もちっといい試合してくれると思ったんだけどなぁ。抑えた藤村さんを褒めるべきですね(^^;)。
あぁ・・・、彼らが『神戸マリン』((C)I垣K也(^^;))へ連れてってくれるのは、果たしていつになることやら(^^;)。
(1995.10.27 発行 Vol.21 掲載)
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