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'03.06.01 作成 (随時更新予定)

其 の 壱

何故に音楽道楽になりにしか?

私の父は音楽が好きでした。特に'50〜'60年代のアメリカンポップス、いわゆる「オールディーズ」が大好きでした。日曜の朝になると必ず、父はオールディーズをかけてくれました。しかも、ちゃんとその日の天気etcに合わせてかける曲をチョイスしてくれるのです。ステレオから流れるオールディーズが、私の小さい頃の目覚まし代わりでした。

もちろん、歌謡曲全盛の時代でもありましたから、歌謡曲や演歌も聞きました。
父はその頃録音に凝っていて、そのとき流行していた曲などを家族一人づつ歌い(カラオケなんぞなかった時代ですから、アカペラで)、それをテープに収めては後で皆で聞いて笑う、という生活を送っていました。

あと、8つ上の兄の影響も大でした。
兄も小さい頃からの影響か、音楽好きでした。
兄が中学生くらいの頃は確かKISSとかQUEEN、10CCなんかが流行っていて、日曜にはレコードをよく聞かされました。
さらに、兄が20才前後の頃になると、佐野元春さんや山下久美子さんなどのJ−POPが出始めて、兄が車の免許を取ってからは、出かけるときのBGMとしてホント〜によく聞かされました。

そんな毎日ですから、現在までの音楽道楽への道筋は、小さい頃に自然とつけられてしまっていたのでした。

本格的に音楽道楽になった大きな一因の一つに、'80年代後半に訪れた「バンドブーム」がありました。
ウチではちょっとした理由からTVK(テレビ神奈川=昔から、なかなかTVに出ないアーティストの音楽情報やLIVEを流してくれたのだ)が観られまして、そのおかげで、バブルと共に次から次にデビューしてくるバンドたちを、まるで青田買いでもするかのごとく聞くことが出来ました。そこでチェックしたバンドのCDを月に5,6枚買うなんてことはザラでした。私にも音楽バブルがやってきてたんですね。
バブルがはじけると共にバンドブームも沈静化していくと、バンドのいくつかはザルでふるい落とされるように消えていってしまいました。それと同じくして私の中の音楽バブルもはじけましたが、さまざまなタイプの音楽に触れることが出来た、という貴重な経験は残りました。
この音楽バブルの際に得られた教訓は、たとえそれが苦手なジャンルでも頭ごなしに否定してはいけない、ということでした。

音楽の趣味ですが、上記の精神に基づいてかなり雑多です。基本的にはJ−POP(特にバンドもの)ですが、別に演歌だろうが、クラシックだろうが、童謡だろうが、何でも聞きます。ただし、ユーロビートやHIP−HOPはちょっと苦手です。
音楽を選ぶ基準として、上手いことが条件です。歌でも演奏でもそうです。ヘタでは話になりません。ただしこれも私個人の基準ですから、中には「え? そうかい?」と思うようなものがあったとしても、それはあくまでも私の中で「上手い」の基準に達している、という判断ですので、「そういう趣味なんだな」と、軽く流してもらえれば幸いです。

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