ウキ工房





旋盤の種類&購入方法
普通、木工旋盤と云えば大型の物を差すようです。ウキを作る様な小型の物はミニレースとかミニ木工旋盤と言うようです。
今回、お馴染みのミニウッドレースから、金工も出来る10万円以上する精密旋盤まで自重が10kg以下の物を集めてみました。

プロクソン  ミニウッドレースウッドレースDX
KERV ミニレース
KS200
FL200E
ML210
compact7
ROKURO mini
その他

私がネットを始めた10年程前に調べた時には(甚五郎やウキマック、確かこんな名前だったと思うが?)と言った機種も
有ったが今回調べてみましたが見つかりませんでした。 2014/02見直しました。



ー小型木工旋盤を使った方法ー

〔準備する物〕
ホームセンター 厚さ20mmのバルサ板  水性蛍光塗料アサヒペン25ml(赤、黄、オレンジ、下地の白)
タミヤのフィニッシングペーパー木工用180〜320番、プラスチック用400〜1000番
(セット物)
荒削り用サンドペーパー100番位
瞬間接着剤  2mm(径)×10mm(長さ)のドリル刃
大型釣具店 グラスソリッド(2mm、1mm)  エンビパイプ(外径2mm内径1mm)  板オモリ
セルロースセメント  合成うるし(好みの色)  蛍光シモリ(赤、黄)
ウキ用スプリング(釣研)  セルロースセメントと合成うるしのうすめ液
模型店 エンジンウレタン(コーティング剤)とうすめ液  2mm径のピアノ線
マスキングテープ(タミヤ)
その他 細目ノコギリ(バルサ板切断用)か糸のこ盤   カッターナイフ  竹ひご
コンパウンド(粗目、細目、極細のセット物)  平筆(3〜4本)  つまようじ 
エヤーブラシ(多量に作る時、有れば便利)

・手軽に作る方法に記載したものと重複する物は省きます。手軽に・・を参照して下さい。
・シモリを自作したい時は、釣具店に有る発砲材を加工すれば良いでしょう。
・サンドペーパーは以前ホームセンターの物を使っていましたが、タミヤのホビー用が使い良い
 ため現在では是のみです。
・本体塗りは、以前、合成うるしを使っていましたが現在はエンジンウレタンの黒を使っています。

〔本体加工〕
1、厚さ20mmのバルサ板に20mm×65mmの線引きをする。
2、線引きした板を切り取る。
3、20×20mm面に線引きしてセンターに印しを付ける。
4、2mmのドリル刃でセンターに真っ直ぐ穴をあける。
 ・旋盤に水平にセットすれば、ほぼ真っ直ぐあきます。
5、あけた穴にセルロースセメントを垂らし2mm以下の竹ひごで
  穴の中に擦り込み乾かします。
  (旋盤にセットした時本体が回らない様にするため)
6、カッターで角を落とす。
7、本体に2mm×150mmのピアノ線を通す。
8、旋盤にセットし刃物で形を作る。
9、100〜150番のペーパーを軽く当て凸凹を修正する。
10、200〜250番のペーパーを軽く当て仕上げる。
  (ペーパーは強く当てない事変形します。)



〔下地作り〕目止め及びバルサの強化
1、削り終わった本体下側に爪楊枝を挿し、セルロースセメント
  を塗り、乾いてから旋盤にセットし180〜240番のペーパー
  で表面のザラザラを落とす。爪楊枝が抜けない時は本体
  スレスレに切り込みを入れる。(無理して抜くと割れる)
  爪楊枝を逆に挿し、これを3〜4回繰り返す。
2、4回目以降は泡が付かない様に慎重に塗る。
  ・ドブ漬けして余分な液を筆で落とす。
3、乾いた時、小さな凹が有れば 1、のペーパー掛けに戻る。
  無ければ320〜400番のペーパーを掛ける。
  これを3〜4回繰り返す。
4、さらに2回400〜600番のペーパーで繰り返す。
  表面がツルツルになれば、この工程は終了


〔グラスソリッドの取り付け〕
1、2mm径のグラスソリッドを長さ120mmに切る。
  1mm径のグラスソリッドを長さ90〜100mmに切る。
2、2mm径のソリッドを本体の穴に差してみて硬い様ならドリル
  刃で穴の中をしごき、少し緩くなるくらいにする。
  2mmソリッドの40mmの所に印を付ける。40mm側にセルロ
  ースセメントを塗り印の所まで下側本体に差し込む
3、乾いてから反対側にエンビパイプを一杯まで差し印を付ける。
  一旦抜き印の所で切り取る。
  1mmソリッドの先端に接着剤を付けエンビパイプに差し込み
  固定する。
4、ここで接着剤を付けずにエンビパイプを本体に差し2mmソリ
  ッド側を持ち指で廻してみる。トップ側ソリッドがブレて回る
  ようなら位置を変えてブレない位置に合わせて印を付ける。
  (位置を変えてもブレるようなら本体の穴を少し削りブレない
   様にする)
  エンビパイプ先端に接着剤を付け一杯まで入れ固定する。
  エンビパイプ側の凸凹をヤスリ、ペーパー等で修正する。


注:1mmのソリッドは折れ易いのでエンビパイプを10mm〜15mm本体から出しておくと折れ難くなります。

〔浮力調整の準備〕及び〔浮力調整〕は手軽に・・の方を参照して下さい。

〔色塗り〕の下地の白はエアーブラシで塗れば綺麗に塗れます。
手塗りの場合はコンパウンドで磨いて仕上げて下さい。
その他は手軽に・・を参照して下さい。


〔表面コーテング〕
ここではエンジンウレタンにしました。混合比率が2:1ですから正確に量るスポイトが有れば便利です。
エポライトプロより硬い膜となります。
3回位塗った方が良いと思います。
最後は必ず日当たりの良い場所で1週間は置いて下さい。

以上で完成です。