ウキ工房
ー手軽に作る方法ー
〔準備する物〕 |
ホームセンター | 厚さ10mmのバルサ板 水性蛍光塗料アサヒペン25ml(赤、黄、オレンジ、下地の白) サンドペーパー〈100〜150番、200〜250番、350〜400番の3種類) 速乾木工ボンド 瞬間接着剤 マスキングテープ |
大型釣具店 | グラスソリッド(2mm、1mmの2種類) エンビパイプ(外径2mm内径1mm) セルロースセメント 合成うるし(黒かこげ茶) ウキ用スプリング(釣研) 板オモリ セルロースセメントと合成うるしの薄め液 蛍光シモリ(赤、黄) エポライトプロ(コーティング剤)かエンジンウレタンのクリアー |
その他 | 細目ノコギリ(バルサ板切断用) カッターナイフ 彫刻刀 タコ糸 平筆(3〜4本) コンパウンド(粗目、細目、極細のセット物) |
・ウキ用スプリング(釣研)は置いてない所が多い様です。知っている釣具店で取り寄せてもらって下さい。 ・コンパウンドはカー用品店かホームセンターのカー用品コーナーにあります。 100円ショップにも置いてある所が有るようです。 ・蛍光シモリは流線型が良い。メーカーによって大きさが違いますがHayabusaの4号(5個入り 225円) か、NAKAZIMAの物は3号位で良いと思います。(5個入り 120円) 現在、私は釣具店のイシグロに置いてある2袋(4個入り)150円の白に、色付けをして使っています。 ソリッドもイシグロに、ばら売りで1本100円で有ります。1、1.5、2(mm)の3種が有ります。 ・マスキングテープは模型店にあるタミヤの物の方が曲面に馴染みます。 |
〔本体加工〕 |
1、厚さ10mmのバルサ板に20mm×60mmの線引きをする。 2、線引きした板を切り取る。 |
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3、切り取った板2枚のセンターに線引きする。 4、角形彫刻刀で線上を深さ 1mm以内で2枚共彫る。 |
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5、彫った上に2mmのグラスソリッドとエンビパイプを乗せて 合わせてみる。 6、エンビパイプを25mm、グラスソリッドを40mm+80mm= 120mmに切る。 |
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7、バルサ板の合わせ面に木工ボンドをしっかり塗り、エンビ パイプとグラスソリッドを入れ貼り合わせる。 8、貼り合わせた上からタコ糸をしっかり巻き付ける。 9、1日以上そのままにして完全接着させる。 |
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10、タコ糸を取り、形を見ながら大雑把にナイフで削る。 削り過ぎやグラスソリッドを傷つけないよう注意する。 11、ある程度形が出来たら、ペーパー掛けに移る。 始め100〜150番のペーパーでナイフで削った面を修正する 感じで掛ける。 (接着した個所は段に成り易いので丁寧に掛ける) 12、次に200〜250番のペーパーで細かい個所の修正をしなが ら掛ける。 (テンプレートが有れば入れて形をみる。) |
注:上記、加工寸法は初期の頃のものです。現在は一回り小さく作っています。
〔下地作り〕目止め及びバルサの強化 |
1、ペーパー掛けの終わった本体にセルロースセメントを塗り 乾いてから100〜150番のペーパーを掛け表面のザラザラ を落とす。これを3回繰り返す。 2、4回目以降は泡が付かない様、慎重に塗る。 細かくチョコチョコ塗るので無く、一方向にゆっくり全体に塗る。 3、乾いた時、小さな凹が有るようなら 1、のペーパー掛けに戻る。 無ければ200〜250番のペーパーを掛ける。 これを3〜4回繰り返す。 4、さらに2回350〜400番のペーパーで繰り返す。 表面がツルツルになれば、この工程は終了。 |
〔浮力調整の準備〕 |
1、1mmのグラスソリッドを90mmの長さに切る。エンビパイプに差 して一杯まで入れた所に印を付ける。一旦抜き、先端10mmに 少量の瞬間接着剤を付け印の所まで一気に差しこむ。 |
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2、板オモリを2mmのグラスソリッドに2〜4周しっかり巻きつけ 切る。重さの違うものを数種類作っておく。 丸めた板オモリに瞬間接着剤をつけて固定する。 |
〔浮力調整〕ここでは風呂に浮かせての調整で記します。 |
1、3B、0.5号、の各オモリにスナップ付きサルカンを取り付けて 負荷オモリを準備しておく。 2、丸めた板オモリをソリッドに通しウキ用スプリングを仮付けする。 3、好みの負荷オモリをスプリングに取り付け風呂に浮かべる。 海水との浮力差を考慮して本体がシブシブになる位まで 丸めたオモリを交換あるいは切って調整する。 |
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4、負荷調整が終わったら、ソリッドの先端に瞬間接着剤をつけて スプリングの2/3位まで入れる。 5、次にオモリをずらしておきスプリングの上ソリッドに接着剤をつけ オモリを固定する。 |
現在、私は3Bと0.5号の2種しか作っていません。この2種で、大抵間に合うからです。
〔色塗り〕 ・色塗りは絶対に厚く塗らない様に注意して下さい。ムラになると修正が利きません。 薄く塗って良く乾かし、気に入るまで何度でも重ね塗りして下さい。 ・蛍光塗料を塗る前に白の下地を塗る。白を塗らないと蛍光がはえません。 蛍光を塗る部分だけで良いが色分けした時、段差が大きくなるため全体に塗る。 |
1、白の下地を薄く泡立ちが無いように塗る。良く乾かし3〜4回 繰り返し、ムラの無いように仕上げる。 2、表面をコンパウンドの細目をタオル等に少量取り磨いて仕上 げる。(強く擦らないこと) 3、色分けする部分に鉛筆で線を引く。 |
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4、色分け線の下側にマスキングテープを貼る。 5、水性蛍光塗料の赤かオレンジを塗る。 ・色分け部分は厚くならないよう注意する。 ・良く乾かして4〜5回重ね塗りする。 ・塗りが終了したらコンパウンドの細目で軽く仕上げる。 6、流線シモリを1mmのソリッドに通して印を付ける。 ・印の部分に接着剤を少量つけ黄、赤の順でシモリを固定 する。 7、蛍光を塗った線上にマスキング゙テープを貼る。 8、下側本体、ソリッド、おもりに合成うるしを塗る。 ・うるしを少し薄めて、うすく塗る。 ・うるしは乾くのに時間が掛かるので注意する。 ・良く乾かして2〜4回重ね塗りする。 ・塗りが終了したらコンパウンドの極細で仕上げる。 ・色の重なる部分は丁寧に仕上げる。 |
注:文字を記入したい時は、うるしが乾いた後、記入する部分のみコンパウンドの荒目 で軽く擦って下さい。そのままでは塗料が乗りません。 |
〔表面コーティング〕 |
1、エポライトプロ(無黄変、2液混合)を全体に塗る。 ・良く乾かして2〜3回重ね塗りする。 2、塗りが終了したらコンパウンドの極細で磨き仕上げる。 3、最後に1週間程、日当たりの良い場所に置く ・コーティング膜が強固になります。 |
表面コーティングに現在はエンジンウレタンを使用しています。大型模型店に有ります。 以上で完成です。 |