君といる場所

 

           駅馬如

 

 

 

 ふと目を覚ますと、目の前には真っ白な天井。そして、差し込む眩しい光。

 ああ、朝か―――そんなことを思いながら、彼は身体(からだ)を横に向けた。

 何だか、かなり身体(からだ)がだるい。何をするのも億劫で、これから起きようなんて気すらおきない。

 こんな自分の姿を見たら、【彼】は何と言うのだろう。『情けない』と、いつものように眉を顰めて呟くだろうか。それとも、呆れ返って、何も言わないかもしれない。

少なくとも、いつもの自分からは考えられない(かもしれない)状態に驚くのだろう。

 そんなことを考えていると、知らずの内に笑みが零れてしまう。彼の端正な口元に、微笑が浮かぶ。

 目が覚めてからずっと、晴れやかとは言い難い状態だった自分の心(気持ち)が、【彼】のことを考え出した途端、一度に晴れやかになってしまった。我ながら現金なものだと思う。

 それでも、理屈ではないのだ。そこまで【彼】が自分の中に存在しているということが、とてつもなく嬉しい。

 ―――逆はどうなのか、は、敢えて考えないことにする。

 もう一度、寝返りを打つ。今度は窓とは反対側。

 常ならばそこに掛けられているコートがないことに気づく。やはり出掛けているようだ。

 不在が分かった途端、別の感情が頭を擡(もた)げる。

 【彼】はどこにいるのだろうか。

 つい先程まで晴れやかだった胸中が、何やら曇ってくる。身体(からだ)を起こそうか、とも思ったが、鉛のように思い身体(からだ)は思うように動いてくれない。

 チッ、と彼が舌打ちをしたその時―――。

 ガタ、と少し控えめな音がした。それは間違いなく玄関の開く音だ。

 続いて、足音。走らなければならない程長い廊下でもないことは確かだが、あまり音を立てないように気をつけているのか、【彼】はいつも静かに歩いていた。

「高坂……? 寝ているのか?」

 声。彼の声だ。

 自分に向けられているのだとは思うが、高坂は敢えて返事をしなかった。どんな表情(かお)で自分を覗き込むのか、何故かそれが知りたかった。

「高坂……?」

 規則正しい足音と共に、再び声がかけられる。高坂は身体を反転させ、声のする方に背を向けた。

 それと同時に足音が止む。そして静かに寝室のドアが開いた。

「何だ、いるんじゃないか」

 柔らかな声。微かに溜息混じりの声色は、自分を心配する気持ちが含まれているからだと思うのは、都合が良すぎるだろうか。

「いるんなら返事くらいしたらどうだ?」

 今度は明らかに自分の背中に向けられている声。そして近づいて来る足音。

「おい……? ……うわっ!?」

 静かに伸ばした腕をイキナリ掴まれ、直江は驚愕に思わず声を上げた。その途端、身体がぐらり、と揺れる。ベッドの中から伸ばされた別の腕に、身体ごと引っ張られたのだ。

 どさり、とベッドの上に倒れ込む。突然増えた一人分の体重を受けて、ベッドがキシリと鳴いた。

 普通のベッドならば大の男が2人も横になったら狭すぎるだろうが、幸か不幸か、このベッドは一般のダブルベッドより更に一回り大きかった。ましてやこの時、直江の身体は高坂の上に落ちてきたため、この際ベッドの広さは関係なかった。

「な、何をっ」

 少し掠れた、慌てた声が耳に心地良い。高坂はすぐには口を開かずに、上にある直江の顔を見上げていた。

 対する直江は、その視線に居心地の悪さを感じていた。いつも自分に向けられる視線より僅かに熱を帯びているように思われるのは、単なる気のせいだろうか。

「……何だ、人の顔をじろじろと」

「風邪をひいた」

「何?」

「何だか熱っぽくてな」

 そう言って、掴んだままの直江の腕を引き寄せる。更に密着した身体から伝わる体温に、直江は一瞬、ドキリとした。

 成る程、確かに体温が高いのかもしれない。常の高坂はここまで高温ではなかった―――そこまで思考が至った途端、自分の考えに彼は慌てた。

 何だか良からぬことを思い出してしまいそうになって―――直江は僅かに首を振る。

 溜息混じりの吐息を漏らすと、言葉を繋ぐ。

「―――何だ、この手は。とても病人のすることとは思えないが?」

「いーや、れっきとした病人」

 直江の皮肉の込もった台詞にも、しれっと答える。直江が何だか頭痛を感じていると、自称・病人は、直江が更に頭が痛くなるようなことを言った。

「だってホラ、俺の体温、高いだろう?」

 そして掴んだままな直江の手を、半ば強引に自分の頬に当てる。

 感じないようにしていた筈の高坂の体温を更に感じてしまったこと、そして何より、彼の熱を感じて慌ててしまったことを彼本人に感づかれていたという事実に、直江は居たたまれない気持ちになった。

 彼の頬に、僅かに朱が浮かぶ。

「……な・ならば、精々大人しくしてるんだなっ」

 それだけ告げて、直江は高坂の腕を振り払った。それだけではまず離しはしないだろうと思っていた彼の腕が、案外呆気なく外れたことに、僅かに違和感を感じた。

 が、そのまま高坂の腕に掴まれたままでいては、何をされるか分かったものではない。これで良かったのだ、と思い直し、さっさと彼から身体を離す。

「あれ? 何、看病してはくれないのか、直江?」

 高坂に背を向けたままでコートを脱ぎ始めた直江に、声を掛ける。揶揄の含まれたその声に、一瞬、直江の動きが止まったが、すぐに再開した。

「それだけ元気があるのなら、そんな必要はないだろう」

「そんな言い方はないだろう。同棲してる恋人に対して」

 最後の一言が直江の動きを止めた。手に持っていたコートをハンガーごと乱暴に掛けると、振り向いて言った。

「……誰が恋人だ! それに、誰と誰が同棲してるってっ!?」

「俺とお前に決まっているだろう、勿論。現にこうして一緒に住んでいるではないか」

 その即答に、直江はぐっと詰まった。だが、ここで引いては負けだと、彼は尚も続ける。

「一緒に住んではいるが、これは同居だ! それに、何が恋人なんだっ」

「何、恋人じゃないって? 昨日もその前も、この腕の中で鳴いたではな―――」

 高坂は最後まで続けられなかった。最後の一言を言う前に、直江の足元に転がっていた枕が彼目掛けて飛んできたのだ。

 幸い、その物体は彼の顔面に衝突することはなく、なんなく避けた高坂の手にキャッチされたのだが、彼がもう一度目を向けた時には、既に直江の姿はなかった。

 この寝室にいた時にもうっすらと紅かった彼の頬が、今は更に紅いだろうことが容易に想像できて、高坂は笑みを浮かべた。

 直江が帰宅するまで感じていた倦怠感と、彼の不在に対する寂寥感にも似た感情(もの)が、彼と会話することで和らいでいることに気づき、高坂は頬を緩ませた。

 ふと、手の中のモノに目を向けると、それが昨夜、熱い吐息を漏らし身悶えた直江が身体を反転させた弾みで床に転がったのだ、という事実に思い当たり、高坂は一層笑みを深くした。

 

 

 一方、不埒なことを口走った輩に枕を投げつけると同時に寝室を飛び出した直江は、高坂の予想通り、その頬を紅く染めて憤慨していた。

 何だってあいつは、ああいうことを・・・などと、愚痴を零す。ずかずかと、帰宅時とはうって変わって足音を立てながら居間へと向かっていた彼は、とあることに気づき、ふと足を止めた。

 いつもの彼ならば、ああいったことを言った後は必ずからかうような言葉を続けるはずだ。そしてベッドから出て、自分を追いかけて来るだろう。

 だが、今回の彼は動く気配がない。

 ―――そして、掴まれた腕から伝わったいつもより熱い熱……。

 ……もしかしなくても、本当に調子が悪いのだろうか?

 自分でも、お人好しな! とか、放っておいても死にはしない、等とは思うが、一旦そう考えてしまうと、頭からそのことが離れない。

 軽く舌打ちすると、彼は踵を返した。今来た廊下を反対側へ向かって歩く。

 寝室を出た時より遥かに高い音を響かせながら、直江は締めたばかりのドアを再び開けた。

「おい、高坂。朝食は摂ったのか!?」

「あ、いや、まだだが……」

 勢い良く戻って来た直江に僅かに驚いた表情を見せつつも、高坂は答えた。その返事を聞いて、直江は言う。

「飯も食わないんじゃ、治るものも治らんだろうが。それくらい分かるだろう」

「直江?」

「何が出てきても知らんからなっ!」

 彼が早口に告げると、上体を起こしたままの高坂は暫くぽかんとしていたが、急に何かに思い当たると口元を緩めた。

「何、直江。何か作ってくれるのか?」

「……し、仕方がないだろう。目の前で臥せっていられては、誰だって気分が悪い!」

 どんなに強がってみせても、耳までを紅く染めていては説得力に欠けるのだということに、直江は気づかない。

 まったく! という一言を残して、直江は再び寝室を出て行った。

 そんな彼を見ながら、高坂は『可愛いものだ』などど思っていたのだが、これ以上からかうのも可哀相なので、彼にしては珍しく、言うのをやめた。

 

 

 

 そして、約30分後。

 湯気を立たせるお椀を盆に載せて、直江が寝室に戻って来た。仄かに食欲をそそる香りに、風邪は良い方向に向かっているのだと思う。だがそれは、敢えて直江には言わない。

「何にもなかったから、大したものは作れなかったからな」

「別に良い。直江が作ってくれるものなら、何でも」

「…………」

 恥ずかしいことを言うな、と小さく呟いて、直江は足を進める。ベッドのすぐ近くまで来てから、盆を横に置く。

 その時、高坂が盛大にくしゃみをした。次いで僅かに身体を揺らす。

「どうした?」

「少し寒くてな……」

 そう言って、膝の上の掛け物をかき寄せる。そんな高坂の様子に、直江は「寒気か?」と問いつつ、更にベッドに近づく。

「ほらみろ。馬鹿なことばっかりやっているから、悪化するん………っだ!?」

 得意顔で話す直江の言葉を、途中で遮ったのは―――またも、高坂の腕だった。

 言葉の途中で上体がぐらりと揺れ、何事かと疑うより早く、直江の身体はベッドの上だった。驚きに瞳を瞠っている間に身体は反転され、気がつけば高坂に押しかかられるかたちになっていた。

「な……っ」

「馬鹿だな、直江。同じ手に2度も引っかかるなんて……」

 含み笑いをしながら見下ろす高坂の言葉に、直江ははっと気づいた。

「お・お前……っ、騙したな……っ!」

「人聞きの悪い。こんな手に引っかかる直江が悪いのだ」

 笑いを止めもせずしれっと言われ、直江は顔を真っ赤にさせた。このまま言いなりになってたまるか、と、じたばたともがく。

「は・離せ……っ」

 だが、上からしっかりと押さえられている体勢では、高坂の身体を押しのけようにも、なかなか動かない。

「無駄だって」

 お前は病気なんじゃないのか!? と問いたくなる程、それは強い力だった。

 自分を見上げて睨む瞳に、彼の疑問を感じ取ったのか、高坂は言った。

「風邪はひいてるぞ?」

 ほら、と、自分の手の平を直江の頬に当てる。途端に伝わる熱の高さに、ぴたりと抵抗が止まった。

「……ならば、こんなことをせずに、大人しく寝てろ」

「い〜や、もっと有効な手段があるではないか」

「……?」

 思わず疑いたくなるような笑顔で言われ、一瞬、何事かと眉を顰める。

 だから、と言って顔を近づけようとした高坂は、しかし次の瞬間、何かに気づいたかのように声を上げた。視線は、ベッドサイドに置いてある時計に釘付けにされている。

「おい、ちょっと直江、お前、こんな時間まで外にいたのか!?」

「……は?」

 突然の会話の展開に、直江はすぐには答えられなかった。

「まだ6時じゃないか。こんな朝早くから一人で外出などしてたら、危ないではないか。襲われたらどうする」

「―――ちょっと待て」

 高坂はあくまでも真顔である。直江は、段々と論点がずれていくことに軽い眩暈を感じたが、取り合えず間違いだけは正しておかなければ、と、口を開いた。

「こんな大の男を襲う奴なんて、いる訳がないだろう。お前じゃあるまいし。それに、別に俺は一人だった訳ではない」

 お前じゃあるまいし、の一言に高坂は少しばかりムッとしたが、そんなことより気にかかる言葉があった。

「……一人ではなかったのか?」

「だから、仕事だと言っておいただろう。仕事だから、八海と一緒だったんだ。八海と調査を―――…っ!?」

 それ以上は続けられなかった。直江の薄手のシャツの下から、高坂が直に触れてきたのだ。

「ちょ、おい! 何をしてるんだ!」

「……恋人が風邪で伏せっているのに、直江は他の男と朝帰りか……?」

「何を言ってるんだ、お前は! だから、仕事だと言ってるだろう! 八海は俺の部下だ。一緒なのは当たり前だろう。何がそんなに気に入らないのだ!?」

「―――もういい」

「ちょっと、ま……っ」 

 言い募る直江だが、「もう聞く耳待たん」とでも言いたげに、高坂は一度は止めた手を再び動かした。

「やめろ……!」

 ここで流されてはならじ、と直江は抵抗する。だが、そんな直江の抵抗も、高坂の巧みな動きによって易々と封じられてしまう。

「……っ……」

 いつもより熱い高坂の掌が脇腹を掠めた途端、直江は息を詰め、思わず眼を閉じていた。

 

 

 

 

 

 うっすらと眼が覚めてくると、高坂は横に手を伸ばした。本来ならそこにあって当然の体温を求めての行動―――だが、確かな手応えが返って来ない。

「……?」

 まだ半覚醒状態のまま、彼は上体を起こした。そして改めて横を見やる。

 直江がいない。

 ベッドサイドの時計に目をやると、既に10時を過ぎている。―――と、いうことは。あれから、少なくとも4時間が経っているということか。

 直江はもう起きているのだろうか。

 だいぶ良くなった身体を起こし、やはり効くな、などと考えて一人悦に入っていた高坂は、ベッドの脇に落ちている一枚の紙に気がついた。

「何だ?」

 拾い上げ、何気なく眼を通した途端、彼の頭の中は真っ白になった。

 それは、どこにでもあるようなメモ用紙。ただ―――普通と違っていたのは、その内容だった。

 その紙にはこう書かれていた。

【出掛けて来る。仕事だ。八海と】

 それは、紛れもない直江の直筆。彼にしては乱れた文字は、或いは彼の怒りを表しているのかもしれない。

 そして、ご丁寧にも【八海と】という部分だけを、わざわざ強調してある。

 たった一枚の紙を持つ高坂の手が震える。

「……な……直江ーーーーーっ!!!」

 誰もいない室内に、高坂の声が響き渡った。

 

 

 

 聞こえるはずもない声を聞きつけでもしたかのように、直江はふと顔を上げた。

「どうかなさいましたか、直江様?」

 それに気づき、後ろから八海が声を掛ける。

「……いや、何でもない」

 今頃、高坂は目が覚めて、あのメモに気づいただろう。そして、その内容に慌てているに違いない。

 そう思うと、自然と頬が緩んだ。

 わざわざあのメモを残して出てきたのは、直江の、一種の意趣返しだった。今朝のことに対する、高坂への。

 別に、行為自体がどうとかいうことではない。今までだって、理由(わけ)もなく拒んだことはなかったような気がする。

 ただ、自分の意志を無視してことを進められることに、反感を覚えるのだ。

 全く、自分が一体、誰の心配をしていたと思っているのか。自分勝手な今朝の高坂の行動を思い出し、ふつふつと怒りが湧いてくる。

 おまけに身体も酷くだるい。本当なら、今回の外出は中止にしたい位なのだが、怨霊の調査ともなればそうも言っていられない。

 こんなことになった元凶に、少しでも意趣返しを―――そう思った直江は、わざわざメモを置いてきたのだ。

 都合の良いことに、直江が八海と一緒にいることを、以前から高坂は快く思っていないらしい。何故なのか、理由は判らない。だが、これは絶好のチャンスなのだ。

 精々、気を揉むと良い。そんな小悪魔的な考えが浮かび、知らず笑みが零れる。

「何か楽しいことでもあったのですか?」

「ん? ……ああいや、何でもない」

 そう言いながら、ふふ、と笑う。

 否定しながらも明らかに楽しげな直江の表情を、八海は眩しそうに見つめる。彼はその原因を聞きたい衝動に駆られたが、敢えて口にはせず、別のことを口にした。

「もう春とは言え、まだ風は冷たいのです。ましてや、そんな薄着で……」

 これを、と差し伸べられた八海のコートを見て、そういえばコートは寝室に置きっぱなしだな、と気づく。

「ああ、済まないな、心配かけて……」

「いいえ、とんでもない」

 私は貴方が心配なのです―――とは、八海は口にはしなかった。脱いだコートを直江の肩にかける。

 それにしても、と直江は思う。自分が帰宅したら、彼は一体どんな顔で迎えるのだろうか。想像すると、何だか楽しいような気分になる。

 ―――まあ、今は取りあえず、仕事に専念させてもらうとしようか。

 まだ温もりの残る八海のコートに袖を通しながら、直江は僅かに笑った。

 

 微かに夏の匂いをのせた風が、静かにコートの裾を揺らしていった―――。

 

 

 

 

         The Ende

 

 

 

 

 

 

 

 

★コメント★

 

 如何なもんでしょう、駅馬・初の坂×直です。

 「これのどこが坂×直・・・・・・?」と思ったり、あまりのアホらしさに眩暈がしているそこのアナタ! アナタの思考は正常です。自信を持って下さい。変なのは駅馬の頭……(汗)。

 今回はまえださんからのキリリクということで、「坂×直でラヴラヴv」とか「可愛いカンジの話にしよう!」とか思い立って、可愛いっぽい(←?)背景を選んでみたり字体を変えてみたりしたんですが……書いていく内に、何だか趣旨が、少〜しズレてしまったような気がひしひしとしないでもないですが、まぁ、終わり良ければ全て良し! ということで(←良くない)。

(↑ 最終的に、H15のリニューアル時に、字体とか諸々を変更しました……/汗)

 

 今回、初めて坂×直書いてみて、思わず実感しちゃいましたよ。何か駅馬、坂×直かなり好きみたいですよ(笑)。(「なのに書いたらこれかぁ?」というツッコミはなしでヨロシク!)

 だって、書いてる時、ホント、ノリノリで!(笑) 駅馬にしては、凄い早さで出来上がったんですよ、これ!(←元々、駅馬って遅筆だから…(汗))。しかも、今まで書いた直江受小説(←って言っても少ないけど(汗))の中で、きっと1番長い……。ホント、書けども書けども終わらない……って言うか、書き足りない!(笑) 

 何だかねー、高坂の気持ちになって、直江のすることに一喜一憂してみたり(笑)(←するな)。

 駅馬、しっかりと坂×直の味(←?)をしめてしまったので、その内にまた坂×直書くかもです(笑)。……まぁ、皆様の反応次第ですけど。

 ……取りあえず。まえださん、ご満足頂けました?(汗) そこんトコ、非っ常に心配(汗)。本人は、いたって楽しんで書いてましたけど(笑)。

 

 あ! そー言えば! 今回のコメントでは、絶対に外せないコトがあったんです〜〜〜っ! 

 それは八海。この【君といる場所】は純粋(?)に坂×直だから、当初の予定では彼の出番はなかったのです。ええ、それはもぉ、八海の「は」の字も。

 なのに! なーのーに、ですよ? 正に高坂と直江しか出てない小説を途中まで書いて、このままいくつもりでいたら、夜(いえ、正確には昼間でしたが)、駅馬の夢の中にまで現れたんですよ、八海が!

 ……彼はこう言いました。「直江様のお側に私がいないなんて何事か!!」・「私を出せ!」……と。

 正に執念ですな(汗)。どんなに疲れていても仕事のせいで2時間しか寝れなかったというのに、その短い睡眠時間を見事に邪魔してくれました(涙)。いやホント、冗談とかじゃなく、マジで(汗)。うなされて、汗かいてましたよ(苦笑)。

 そんな訳で、取りあえず、彼は急遽こんな形で登場です(笑)。

 あ、ちなみに、この直江は(今回に限らず、だけど)、八海に対して恋愛感情はないです。だって、高坂とラヴラヴだし(笑)。しかも、ウチの直江、鈍い上に罪作りで。ああ八海、可哀相(笑)。

 でも、きっと彼は幸せなんですよ。だって直江のお側にいるんだもん!(笑) ……執念で登場したし(ええ、駅馬を脅してまでね……(遠い目))。

 ウチの八海は(あくまでもウチの彼は)、いつでもどこでもどんな時でも例え何があろうとも、直江の側なら幸せなんです。ああ、良かったね八海!(笑) 例え報われないとしても、彼には【君・僕シリーズ】とか色々あるし。そっちで頑張ってもらいましょう(笑)。だってコレ、坂×直だし(笑)。

 だから、「坂×直なのに何で八海が出て来んだ!」 なんて、怒っちゃイ・ヤv(死)

 

 まぁ、兎に角。そんなこんな(←って何だ)で坂×直です。少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです☆ 

 取りあえず、感想下さい! 仕事に追われながら更新してる駅馬としては、皆様からの御感想だけが励みなんです!(汗)

 次の製作意欲のためにも、是非是非、感想を下さいませ♪ BBS、またはトップのメルフォなどなどにて、お待ちしてます☆

 

 

 

 

 

 

 

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