近頃、ジュニア武道で思うこと
　　　　　　　　「攻撃」より「防御」
　　　　　　　　パンチやキックなど、攻撃の技術は武道をやっていない素人でも
　　　　　　　　出すことができますよね! 上手い下手は抜きにして・・・
　　　　　　　　防御の技術は経験で大きく差がつきます。
　　　　　　　　大人よりも、身体が柔軟でよく動くこの時期に、ディフェンスを学びましょう。
　　　　　　　　体で受け止める、足を止めてのガードではなく、体捌きを駆使して、ステップや足運びの習得。
　　　　　　　　「重心移動を伴うディフェンス」を稽古時に意識して行います。
　　　　　　　　試合では、打たれても下がらない精神もきわめて重要ですが、練習の時にガチンコで組手をすると
　　　　　　　　身体へのダメージの蓄積が、児童・生徒のモチベーションを下げる要因となるからです。
　　　　　　　　私も、様々なフルコンタクト空手を経験してきましたが、稽古の帰り道、足を引きづりながら帰ることや
　　　　　　　　、肋骨を折ることは日常茶飯時でした。いくら大好きな空手でも怪我をすると練習もできないですから・・・

　　　　　　　　また、フルコンタクト空手は、顔面への手での攻撃は通常許されていません。しかし蹴りでは顔面
　　　　　　　　攻撃は許されています。予測しない角度からの顔面への蹴りや、反則である手による顔面攻撃は
　　　　　　　　予測しない攻撃です。不意の攻撃は、当たり所や倒れ方で脳へのダメージが心配になります。
　　　　　　　　初めから、顔面攻撃ありの安全なスーパーセイフをつけた戦いは、後頭部も保護され、常に顎を引いて
　　　　　　　　打たれることを想定しているので、非常に安全といえます。
　　　　　　　　(リアルファイテング)何でも有だからこそ、あらゆる攻撃を想定して、心体が準備していると言えます。
　　　　　　　　いずれにしても、華麗な重心移動と体捌きを駆使するディフェンスを身に着けることが、最も重要です。
　　　　　　　　安全に長く、継続して武道空手を学んで下さい。