Yくんは小学校2年生、いじめられる原因は、朝の会に行う発表で、どもって「吃音」しまい焦ってヨダレが垂れたことが原因で、「汚い」というレッテルを張られました。
そこから、「きもい」「死ね」などの言葉の暴力、仲間外れや無視などの精神的ないじめが始まり、肉体的ないじめにも派生していきました。ほんの些細なことをきっかけにいじめというウィルスはクラス中に広まりました。
勇気を出してYくんは親に相談して、なんとかしたいお母さんが道場に相談してきました。
一見して、今いじめられていることがわかる暗い表情のYくん。蚊の鳴くような声で私に挨拶しました。

私は、まずYくんに大きな声を出す訓練を始めました。なかなか声の出ないYくんでしたが他の道場生の気合につられて、だんだんと声がでるようになりました。
学校での人間関係を良好にできないYくんでしたが、道場では学校とは違う人間関係の中で笑顔でみんなと語らうようになっていきました。
学校は休みがちのYくんも、道場は休むことなく稽古していきました。

道場の清掃の時間、誰よりも最後までやるYくんに話しかけました。「Yくんありがとう。君が道場を掃除してくれるから、隅々まで綺麗だよ」とYくんは顔を赤らめて、笑顔をみせてくれました。誰もいない道場でYくんから、今の学校のいじめの状況を聞きました。私は、少しだけYくんにアドバイスしました。
一つは、先頭に立っていじめている子と目を合わせて、大きな声で自分がどれだけ嫌な思いをしているか伝えること。二つ目は、自分は一人ではない。ご両親をはじめ、道場の仲間や先生がついていると思うこと。三つ目は、道場の稽古を思い出すこと。Yくんはいじめっこより絶対に強いこと。でも決して空手を暴力や喧嘩の道具として使ってはいけないよ。
いつでもいじめが耐えられなくなったら、先生に相談して!もしもの時は、先生は学校に飛んでいくからと!

Yくんは、それから半年かかりましたが、私を呼ぶことなく、いじめと言うウィルスを退治しまった。そこには、腹の底から声を出す勇気と空手で養った自信という薬で・・・
Yくんは、その後昇級審査をして級があがるのと同時に、自分自身への自信が増していったようです。

最後に、私にも恩師と言える先生がいます。もちろん学校の先生ではありません。その方はいつでも私のピンチの時に、タイミング良く電話や実際に現れて助けてくれます。どこかで私の行動の一部始終を見ているかのように。私にとってのスーパーマンです。この歳になってもスーパーマンがいることは、心の拠り所であり、私の宝です。

道場生ひとりひとりの私がスーパーマンになり得るように努力していきます。どうぞなんでも苦しいこと悲しいこと嬉しいことなんでも相談してください。待っています。

                            

いじめられっ子がいじめられなくなったわけ!

 道 場  の  メ       

zen 禅道会












































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