パーツの紹介:300ZX バンパー塗装
Z32は1型から5型までフロントバンパーの形状が変わらなかったのですが、最終型(6型)にて大きくその顔つきが変わりました。
僕のZ32は、その所謂最終型なのですが、左の画像の赤丸部分の、ウィンカーとフォグランプの間の格子部分がボディと同色で塗装されておりました。
この部分、本来は無塗装の黒(経年劣化でグレー)なのらしいです。
しかし僕のZ32の場合、経緯は分かりませんが、前オーナーによりボディと同色に塗装されておりました。塗装状態や色の状態はかなり奇麗に仕上がっていましたが、明らかに、後からこの部分を塗装したんだろうと推測される跡(境目)もありました。
普通の人が見た場合、この方が普通なのかも知れませんが、今回はオリジナルの状態に戻したくなり、この部分を再び黒へ戻すこととしました。
まずは、ウィンカーレンズを取り外し、次にフォグランプを外します。フォグランプはウィンカーを外した隙間から手を入れて、フォグランプ裏側にある3個のナットを外せば外れます。フォグランプの表面にあるネジは光軸調整用のネジなので、それを緩めてもフォグランプは外せません。

その跡、写真のようにマスキングテープと養生シートを使用して、今回塗装する部分以外をマスキングします。
フォグランプ跡地は、ダンボールを使ってマスキングしました。
僕のZ32は、前回、塗装した際の境目が分かりましたので、その境目に添ってマスキングしました。
夏の作業だったので、暑い日差しを避けて16時以降から作業を開始しました。
今回の作業で、下地処理を手抜きしてしまった事を後から悔みそうですが、パーツクリーナーで脱脂したのみで缶スプレーにて本塗装に入ってしまいました。
本日中にクリア塗装まで仕上げたかったのですが、クリア塗装は夕方には不向きです。湿気を吸うと雲ってしまうので、それを恐れて時間短縮のために、下地処理(ペーパーがけ&サフェーサー)を割愛してしまいました。
ボディスプレーは、何色にしようか迷いましたが白ボディという事で、真っ黒にするのもどうかと思い、日産ダークグレーメタリック(KK0)を選択。つや消し黒も候補にありましたが、このダークグレーMはパールホワイトのボディにかなりマッチしたと思います。
クリアを吹き、マスキングを剥がしたら・・・
一部塗装の境目がマスキングテープと一緒に剥がれてしまいました。ここで下地処理に手抜きをしたことを少し後悔。
まぁ、ほんの少しの部分だったので、ダッチペンにてささっと補修して「問題なし」としておきましたが、今後またタッペンの出番が出てくるかも知れません(苦笑)
最後にフォグランプとウィンカーを元に戻して完成です。

クリア塗装も曇らずにすみ、奇麗に塗装することができました。
最終型の場合、ウィンカーレンズが始からスモーク調になっているので、今回塗装した部分を黒系に戻すことによってウィンカーとフィグランプに一体感が出ました。

夕方からの作業でしたが、なんとか日没までに完了することができてよかったです。
翌日に記念撮影。

これでようやく、オリジナルの状態に戻すことができました。

どうこがどう変わったのか、普通の人には気づいて貰えない部分かも知れませんが、きっとZ32オーナーさんには分かって貰える部分だと信じて、今回の作業を完了としたいと思います。

(自己満足度:120%)

次の目標は、純正のメッキホイールを探します。
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