GCZ32 トラブル事例

リアハッチからの雨漏り

   
 ある雨上がりの休日、トランクを開ける機会があったのですが、ハッチを開けたとたんに左側のハッチ裏から雨水が流れ出てきました。急いでハッチ裏のカッバーを外してみると、赤丸部分のクリップにサビが出てるのを発見しました。  拡大するとこんな感じです。このクリップが錆びる理由が雨漏り箇所の特定に繋がる訳ですが、まずはリアワイパーを疑ってみることに。
   
 早々にリアワイパー周りのシールラバーを購入しました。  購入したシールラバーを交換していきます。
リアパイパーを一度外すので、停止位置にマスキンズで目印を付けてから、カバーを開けてナットを外します。あとは、パイパーを立てて押すとアームが外れます。
   
 交換前
引っ張れば容易に外れます。
 新旧比較
大きなダメージは見られませんが、新品のが柔らかいですね。
   
 最後にアームをマスキングに合わせて付けナットで固定して完了です。しかし、この作業では雨漏りは解消されませんでした。  次に怪しそうなリアガーニッシュの取り付けネジから雨漏り対策として、ガーニッシュ上部をマスキングしてブラックシーラーでコーキンを実施。
   
右側からの雨漏りはありませんが、念のためガーニッシュ上部は全てシーリング材を施工しました。   ブラックシーラーを使用したので、マスキングを剥がせば一見何も分かりません。雨漏りはいったんこれで解消しました。


リアハッチ上部のガーニッシュ周りをシーリングして以降、リアハッチからの雨漏りは解消されていたのですが、それから約2年後に
リアスポのクリア剥がれが気になり始めたので、行きつけのスタンドの塗装キャンペーンに惹かれてリアスポを再塗装に出しました。
一度リアスポを外してから作業をすると言うので嫌な予感がしていたのですが、塗装後からリアハッチの雨漏りが再発してしまいました。
今回は間違いなくリアスポの付け根からの雨漏りなので、オイル交換のついでに主治医の所で見てもらいました。
すると主治医から連絡があり、リアスポを外してみた所純正の両面テープの剥離紙がそのまま残っていると。
これはどういうことなのでしょうか。
新車時から両面テープで固定されず25年も経過していたのか・・・

   
 リアスポの足の裏は綺麗な状態を維持していました。 剥離紙を少しめくると両面テープはまだ使えそうとのこと。 


ここからの雨漏りを防止するために、ボディ側と両面テープを温風で熱してから、ボルト部周辺に軽くシーリング材を塗布して
剥離紙を剥がして純正の両面テープで固定&防水して再度リアスポを取り付けて貰い、これにてリアスポからの
雨漏りが解消されました。再塗装に出した時に外したことによりリアスポの密着が低下して雨漏りをしていたと推測します。

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