トラブル事例 300ZX
Tバールーフの雨漏り(パート2)
今回は入院ついでにコンディションチェックと運転席にシートベルトサポートを取付けました。
下回りで気になったのはまずはテンションロッドのヒビ割れです。
こちらは次回車検時に交換します。
次にマフラーとフロアサポートバーとの干渉でした。
こちらはフロアポートバーにナットでかさ増しして干渉しないよう対処しておきました。
次にフロントパイプの錆びによる腐食です。
こちらはまだ使用上の問題ありませんがやがては交換が必要です。
あとは流石は最終型です。オイル漏れや水漏れもなく良い状態でした!
今後、他に下記のメンテナンスをお願いしたいと思います。
・白金プラグ&イグニッションカプラー&バランスチューブOリング交換
・フューエルフィルター&ホース交換
・プロペラシャフトセンターベアリング交換
・オルタネーター(リビルト)交換
・ラジエター&アッパーホース&ロアホース交換
・クラッチO/H
(ディスク、カバー、ベアリング、フライホイール等とセンサー類)
・クラッチライン交換
(クラッチマスターシリンダー、レリーズシリンダー、クラッチホース)
・ブレーキリフレッシュ
(ブレーキマスターシリンダーO/H、キャリパーO/H、ローター交換、ホース交換)
これらを年に1項目づつでも、実施できれば長く乗っていけるのではないかと思います。
今回は、Zoneさんの車検書カバーとステッカーをサービスで頂きました。ステッカー色は、最終型なので赤でお願いしました。
雨漏りのつづきです。
その後、雨漏り箇所をもう少し念入りに調べてみました。
すると、Tバールーフとボディのつなぎ目からではなく、Tバールーフ自体から雨水が浸透してきているようでした。
確かにZ32のTバールーフはA70のエアロトップとは違い、ルーフが鉄板ではなくガラスで出来ています。
このガラスのコーキングがヘタッテいるのか何なのか?
そこで、次の策としてZ32購入時から何度かパーツ購入でお世話になっているZ32専門店のZone(ゼットワン)さんに修理に出す事にしました。
Z32専門店だけあって、Z32のノウハウに期待できます。
お店には、デモカーの他に販売車両、整備待ちの車両で敷地いっぱいのZ32です。社長の小村さんも気さくで話しやすかったです。
この日は定休日だったようですが、こちらの都合に合わせて頂き、修理の為の入庫することができました。
予定では約2週間の入院となります。
後日、Zoneさんから連絡がありました。
雨漏り箇所の特定をするために、Tバールーフを分解していると先日交換したウェザーストリップが既に切れていると言うのです。おそらく前回交換時に、切ってしまったのではないか?という話でした。
ここは日産で交換した箇所だったので、まずは修理に出した日産に確認を取ると保障してくれるとの事で、後から部品代と修理代を返却して頂きました。
Zoneさんで、また新品のウェザーストリップに交換したのですが、それだけでは完全には雨漏りが直らず少々入院が長引きました。
どうも近年入庫されるウェザーストリップの形状が、以前と比べて変わってきていると言う事です。Zoneさんのノウハウでウェザーストリップの圧上げ加工、ドアの角度調整などなど色々と試行錯誤していただきました。
そして何度か、雨漏りテストを繰り返し完全に直して頂きました。
この修理で、運転席のドアの閉まり具合も良くなった気がします。