ATの不調
信号待ちで再スタート時に「あれ?出だしが悪いぞ」と思う事が度々発生するようになりました。それもそのはず、3速で発進しているのです。シフトを2レンジに下げてもシフトダウンせず、1レンジまで落としてみると1速に入るという症状が発生しました。どうも1時間位走った頃に起こる事に気づきました。当初はもう少し様子を見ようと思いましたが、最終的には通勤で15分程度の走行をした程度で同じ症状が出るようになってしまいました。
その旨をトヨタに電話し、修理したい事を伝えました。自分で点検できる項目はあるか尋ねた所、ATの機械的な不良か電気的な不良かをまず調べましょうという事で以下の点検を行いました。
まず、エンジンルーム内にあるダイアグのBOX内の「TE 1」と「E1」を短い配線を使い短絡させてくれという事でやってみました。その状態でキーをIGまで回します。シフトはPでODをON状態で行います。
するとメーター部のODのOFF表示が点滅します。電気的に問題がなければ等間隔に早目の点滅をするそうです。
僕の車はといいますと、6回点滅して休んで2回点滅という状態を繰り返していました。その事を告げるとエラー62番が出ていると言われました。そのエラー62番は何かと尋ねると、ソレノイドバルブNo.1の不良だと言われました。ソレノイドは全部で3つあり、それぞれ違う役割をしているそうです。その後確認の為、「EFI」のヒューズを一旦抜きダイアグをリセットして同じ事を行いました。すると表示が等間隔な点滅に変わりリセットされた事が確認できました。そして再度同じ症状が発生するまで走りに行きました。症状が出たので帰宅し、また同じ方法でダイアグを確認するとエラー62番が出ていたので、間違いないという事となりました。後々の事を考えて、3つ共交換してしまう事にして後日トヨタにて交換して頂きました。写真は交換して外したソレノイドで左からNo. 1,No.2、No.3です。1と2は同じ物でした。
ソレノイドバルブNo.1,No.2の品番は85420-22080で各8700円です。No.3の品番は85420-30120で価格は11700円でした。技術料が11000円ほどかかりました。
注意!!
ダイアグを短絡させる際に間違えて関係ない所を短絡させると取り返しのつかない事になります!!個人で行う場合には充分に気を付けて行いましょう。また個人の責任で行ってください。今回の事例を参考にされて車が壊れた等のトラブルがありましても当HPでは一切責任を負えません。
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