27/Oct/2003 スペアナアダプタ GigaSite Kit製作

GigaSite(青山氏)の4GHz(!)簡易スペクトラムアナライザ(スペアナ)のキットです

トラッキングジェネレータ(TG)、シグナルジェネレータ(SG)付きでQP−7が10台分より安い!



オシロスコープは信号を時間軸で、スペアナは信号や電波を周波数軸で観測するものです.
絶対値までわからなくても、相対値が読めるだけで、スプリアス等の調査に
大変有効な測定器になります.(SSGで絶対値誤差1dB近くには追い込めるようです)
自作送受信機の製作などに威力を発揮します.
但し、入力は0dBm(1mW以下75オーム系)に既知のATT等で落とす必要あり.
これで、入力インピーダンスが50オーム系ならもっとうれしいところです.



提供される基板(PCB)です.専用基板なので再現性がとても良いです.
右側はチップ部品を半田付けしたところです.
チップ部品は30個ほど有り、全てテープで仕分けされてまして、とても親切なキットです.
老眼鏡(一応まだ40代ですHi)を掛けてのチップ部品は限界ぎりぎりでした.
しかしながらLCやRのチップ部品は高周波特性が良いのでここはしかたありません.
チップの1kを一個押さえ損ねて吹き飛んで行方不明に.(チップは余分に入れてくれてあります.
ありがたかった!)
チップ部品押さえの工具なしには厳しいです.
指定されていたインダクタ部分のレジストは削らなくてもOKでした.



いよいよRFユニットのスペアナ部とTG/SG部をソケットに挿しての動作チェックです.
PC側には付属のGigaSt Ver.3.をインストールしておきます.
TGでスイープするか、単独でSGにするかはPC側で設定できます.(20kHzステップ)
ここではまだ固定してないのでユニットがぐらつきます.
ソケットを1個余計に付けてしまいましたが、問題は有りません.



ケース(テイシンTK−12B)に組み込みました。
推奨ケースはTK−11ですが、PCBのスペーサの関係で高さがちょっと高めになってます.
高さ以外はTK−11と同じです.



ケースの上蓋を取り付けてハードの完成です.
穴あけでちょっとずれてしまいました...
毎日使うものではないので、スイッチは迷いましたが結局現在は付けて有りません.



晴れて完成です!


ソフトのほうはこんな画面が出てくれば、問題なしです。(画面表示掲載は青山様承認済み)
これはRFユニットごとに補正データ(付属する較正データ)を適用したときの私のスペアナ画面です.
なお、RBW(解像度)が50kHz、TGが20kHzステップなので水晶フィルタの特性とかは苦手です.
これからいろいろな画面を載せていく予定です.

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