27/Oct/2006 追加
1/Nov/2006 追加加筆
12/Dec/2006 1.9MHz版発振部追加加筆
JR2AVW
7MHz 無線電信送信機
7MHzと1.9MHz無線電信送信機 (QRPp CW TX)
なんとなく憧れていた、呼び名「無線電信送信機」のシミュレーション途中の回路です。
電源は乾電池を想定して6V、無調整水晶発振回路で、終段はC級増幅です。
シミュレーションだとコレクタ損失20数ミリワット、50オーム負荷で、出力130ミリワット、
予定の100mWを超えて、効率85%と高能率ですが、現実はそんなにいきません。
あくまでも回路シミュレータの結果です。
とりあえず、検討中の回路です。
DC 6V Optimized Oscillator and Power Amp.
まだ、なにも実テストはやってませんので、作ったけど動かないなどと言われても困りますが。Hi.
これを現実に日本製のトランジスタに換えてやってみないとなんとも言えません。
R4を180オーム以下にすると少しずつ電波が出始めますので、パワーダウン式にもなるかな?
第2段階は検討中の終段C級電力増幅回路です。
DC 6V Optimized Class C Power Amp.
直流入力6V、23.4mAで、
シミュレーション上では、一応1Vrms入力で、115mW出力です。
今回は負荷50オームとのマッチングをとってます。
本当はキャパシタも全てE系列に準拠した値を使いたかったんですが...
回路図はサーキットメーカーで描いたものですが、
PSpice Lite Ver.9.2(電子回路シミュレータPSpice入門編版の付録)で、
トランジスタを2SC1815として、まったく同条件でシミュレートしました。
結果はほぼ一致しました。どちらもSPICE系なのでノード計算はほぼ同じ
と言う事なのでしょう。キーオフ時に2マイクロワットほど漏れてますが、
送受切り替えでアンテナから切り離されれば問題はないと思います。
2SC1815では出力100mW弱だと思います。
サーキットメーカーは学生、教職員向けですが、スイッチオンオフがワンクリックで出来たり
非常に簡単に使えます。
でもまだまだ検討中!
デスクトップPCのCircuitMakerとノートPCのPSpice。
同時に走らせて、横には関数電卓、マウスを時々間違えてクリックして、あせります。
最適化していくと、段々どこにでもありそうな回路に成って行くのがわかると思います。
少し止まってましたが、再開です。(12/Dec/2006)
1.9MHz(トップバンド)の国内向け周波数の1910kHz前後の
シミュレーション用無調整発振回路部分の回路図です。
1.9MHz Band DC 6V Optimized Oscillator.
実際の値は2MHzでシミュレーションしてます。
C5,C6の定数が7MHzよりも低い周波数なので、大きくなります。
シミュレーション画像を今まで載せてなかったので1枚(見にくいですが)載せておきます。
これはCircuitMaker版のほうです。
トランジェント解析とFFT(スペクトル)解析を表示させてあります。
スペクトルは位相表示オプションをつけてあるので、ハーモニクス(高調波)の位相も
シミュレーション出来ます。
2MHz丁度の水晶と5MHzの既製のVFO(ミズホ通信では生産中止?)または、
簡易バンドスコープのページに載せた、クラップVFOの定数変更で5MHzとして、
7MHz用のプリミックスタイプのVFOも可能です。
DDSを使ったら、これを作ってみる意味も意義もなくなります。
それなら、初めからDDS+同調型バッファアンプ+ファイナルアンプでおしまいです。
残念ながら発振部だけでは、免許されませんのでどうしても終段増幅部(仮にバッファでも)が、
必要です。もしお試しになるなら、R5の負荷抵抗を外さず、アンテナにも繋がずに
トライして見て下さい。Q1は2SC1815でも2SC945など大抵のものが、
使えると思います。
de JR2AVW
Topに戻る