社会福祉法人インクルふじは平成16年1月、重度の障害児(者)の親たちの努力によって生まれました。親達の願いは、
「どんなに重い障害を持っていても、本人もその親も普通に生活できる社会を作って行きたい」
という当たり前の願いでした。そして、その願いは法人の基本理念である「普通に生きる」へ。すべての課題や困難に突き当たった時はこの理念に立ち返り、考え、行動していくことを共通の理解としています。
社会福祉法人インクルふじを支える役員・親・スタッフはこの考えを共通の理解とし、法人が行う事業や家庭・職場で障害者本人を支える私たちの姿勢は、この理念を貫いていくように努力し地域の障害福祉の拠点になるよう活動しています。
●平成16年1月 法人設立 ●平成18年10月 自立支援法生活介護事業所定員25名に移行
●平成16年4月 「でら〜と」開所 ●平成19年2月 重症心身障害児(者)B型通園事業「でらび〜」開始
●平成17年2月 ライフサポート短期入所事業開始 ●平成21年4月 生活介護事業所らぽ〜と定員20名事業開始
●平成17年4月 支援費短期入所事業開始 ●平成21年6月 らぽ〜とナイトケア事業開始
●平成17年4月 支援費居宅介護事業開始
●社会の一員として、より多くの人との関わりを大切にする。
●自己決定・自己選択を重んじ、支援にあたる。
●健康・生活・社会面に関するあらゆるハンディーを、より軽減できるように努力する。
●その能力に応じたQOLを高めるために努力する。
●これらの考えをより多くの人に伝え、実践していくことにより、福祉社会の啓蒙をする。
●常に利用者が社会の中で自立して生活できるように支援していく。
●後ろ向きにならず、わずかでも可能性に向けて努力する。
●理念を達成するために協力してもらえる人づくり、環境作りをする。
●職員の都合やスタッフのペースに利用者を合わせるのではなく、利用者本位の支援をする。
●利用者の権利や生活を守るためには、しっかりと意見を言う。
●制服を持たない理由を認識し、利用者の支援にあたる。
●自立を支援するためにはまず、自分が自立するように自分を高めていく。
●人や人の輪を大切にし、ともに生きる姿勢を大切にする。
●困ったり、迷ったりした時は仲間を頼り、支え合う心を忘れない。
●利用者から教わるという気持ちを忘れない。
●「普通」という概念は時代とともに変化していく。常に社会から学び、自分も成長していく姿勢を大切にする。
●人は一人一人個性があり、能力にも差がある。その事を受け入れた者でなければ、ハンディをもつ利用者の支援者としては失格である。