囲碁が世界に普及するにつれて、日本に迫る力が生まれてきました。 これから囲碁のイベントが国際化するにつれて、対局様式がしだいに変わっていくと思われます。日本のタイトル戦で行われている二日制などは通用しなくなるのでないでしょうか。つまり、時間制は一日打ち切りに短縮されるわけです。そして、時間が短くなるとヨミに使われる時間が少なくなって,感覚による判断が重要になります。 感覚はヒラメキです。しかし、一朝一夕に生まれるものではありません。努力の積み重ねから生まれます。多くのことを知り、分析して、そこから新しいものがヒラめいてくるはずです。そして、感覚はもっとも素朴なものが原点になっています。地に足のついていない感覚はかならず相手にとがめられるでしょう。 |