赤岳(2,899m)〜横岳(2,829m)〜硫黄岳(2,760m)縦走


DAY−1 2011年10月8日
美濃戸〜赤岳(赤岳天望荘泊) 

やまのこ村(トイレはチップ制) やまのこ村の駐車場(1日1,000円) 登山口前の美濃戸山荘
出発前の記念撮影 北沢・南沢の分岐標識
北沢はこんな感じで始まります 「山の神」の祠で安全祈願 この橋を渡ると本格的な沢登りです
増水時には「まき道」(右)に迂回します 11カ所の橋を渡ります 5カ所の木道を歩きます
行者小屋に向かいます(赤岳鉱泉にて) 中山乗越の標識 地蔵尾根から赤岳に向かいます(行者小屋にて)
行者小屋から見上げる横岳の山並み。一番左が「大同心」
行者小屋の前で記念撮影 最初の階段場 階段はどれもしっかりしています
登山道から横岳 鎖場も足場はしっかりしています 地蔵尾根と呼ばれる所以です
地蔵尾根を上から見下ろします 赤岳天望荘です 赤岳天望荘と赤岳です
地蔵の頭に到着 横岳をバックに(地蔵の頭にて) 赤岳天望荘までもう間近
到着しました(手前の建物が個室棟) この標識が赤岳山頂へのスタート地点  登山道から天望荘を見下ろします
赤岳頂上小屋が見えてきました 赤岳山頂(2,899m)にて記念撮影 山頂は頂上小屋の裏手(南側)です
下ってきたルートを見上げます この日のメインは天ぷらとカレー煮込み。そして豚汁 2名利用の個室はかなり広い


DAY−2 2011年10月9日
赤岳天望荘〜横岳〜硫黄岳〜美濃戸

朝食にも大満足 もうすぐ夜明け 富士山と雲海
雲海 御来光に安全祈願 朝日を浴びる横岳
モルゲンロートに染まる赤岳 出発前に記念撮影 ♪あーたまを雲のー
富士山と赤岳をバックに 富士山と赤岳をバックに 地蔵の頭にて
地蔵の頭にて 最初の梯子場 振り返るとこの景色
何枚もこの写真を撮ってしまいます 鎖場です 穂高連峰
これから向かう横岳 横岳の先に硫黄岳 もう随分離れました
横岳が迫ってきました 富士山 少し右側を撮影してみました
赤岳〜中岳〜阿弥陀岳 横岳は岩稜地帯 高度はありますが怖くありません
歩いてきた稜線 稜線で記念撮影〜横岳山頂まであと少し
横岳山頂=奥の院(2,829m)にて記念撮影
北アルプス 赤岳〜中岳〜阿弥陀岳 富士山と赤岳
穂高連峰ズーム 北アルプスをバックに記念撮影 硫黄岳に向かいます
北アルプス(穂高連峰〜立山〜白馬三山)が一望できました
硫黄岳山荘 硫黄岳への登り 爆裂火口は硫黄岳の北側です
爆裂火口は一見の価値あり
北八ヶ岳をバックに 硫黄岳山頂にて記念撮影 赤岳鉱泉に下ります
下山路を見下ろします 下山途中にあるケルン 横岳〜赤岳〜中岳〜阿弥陀岳
硫黄岳を見上げます 赤岳鉱泉まで下ってきました 横岳を見上げます
北沢の下山は気持ちがいいです 美濃戸まであと半分です 無事に下山しました



《コメント》


お天気に恵まれ、多くの登山者で賑わっていました。紅葉にはまだ少し早かったようです。
「八ヶ岳は登山道がいくつもあり、いずれの登山道もしっかりと整備されていて比較的登りやすく、
穂高岳などのアルプスを目指す前の足慣らしをするのに最適な山」、
と言われるだけの山でした。

美濃戸まで車で入れます。余程車高の低いスポーツカーでない限り、普通車は入っていけます。(大型は不可です)
手前の美濃戸口から歩くとなると美濃戸まで1時間余分に歩かなくてはなりません。
駐車場は2カ所(やまのこ村、赤岳山荘)あり、朝6時までに到着していれば確実に駐車できると思います。
やまのこ村の駐車場は予約できるようです。また、ネット上に500円の割引券があるようです。
また、下山してきたらやまのこ村の駐車場は詰め込み状態だったので、多少遅くてもいいのかもしれません。
駐車料金はどちらの駐車場も1日1,000円(前払い)です。
ちなみに私達は朝5時10分に到着してやまのこ村に駐車(2,000円)しました。
40分程車内で仮眠し、コンビニで買ったパンで朝食を摂り、6時30分に出発しました。

赤岳登山口となる行者小屋へは、美濃戸山荘をスタート地点として北沢(左)と南沢(右)の2つのルートがあります。
北沢ルートは赤岳鉱泉を経由しますので南沢ルートより30分程余分にかかります。
私達は知人に勧められたこともあり、北沢を登っていきました。
赤岳鉱泉までは2時間程のとても緩やかな登りです。
最初は車も通れる林道で、林道の途中、「山の神」と呼ばれる場所に祠があり、安全祈願をしました。
林道の終点に橋があり、その橋を渡っていよいよ沢沿いの登山道となります。
私達はノンストップでしたが、ここで一度休憩するといいでしょう。

5カ所の木道と11の橋を渡りながら柳川北沢を登っていくと赤沢鉱泉に到着です。
赤沢鉱泉では飲料水が無料で提供されています。また、トイレが実に綺麗でした。
赤沢鉱泉からは硫黄岳に登るルートと中山乗越を経由して行者小屋に向かうルートに分かれます。
ほとんどの登山者が硫黄岳への登山道に入っていきました。
このルートを私達は下山に利用しましたが、このルートの登りはかなり辛いでしょう。
また、縦走路としても、硫黄岳から赤岳に向かうよりは、私達のように赤岳から硫黄岳に向かう方がずっと楽だと思います。
赤岳鉱泉から中山乗越まではやや急な登りです。その後行者小屋まで平坦な山道です。
中山乗越から右手に登っていくと素晴らしい眺望の展望台に至ります。
私達は展望台には寄らずに行者小屋に向かいました。
行者小屋は多くの登山者で賑わっていました。
これから目指す赤岳や横岳、阿弥陀岳などが一望でき、登攀意欲を駆り立てます。
テーブルやベンチが多く置かれており、休憩にはもってこいの場所です。
おでんがとても美味しそうでした。
残念ながら、トイレはイベントなどで使われる仮設トイレでした。

行者小屋から赤岳へは地蔵尾根を登るルートと文三郎尾根を登るルートの2つがあります。
いずれも勾配はきつく、十分な注意とそれなりの体力が必要です。
赤岳山頂を目指すのであれば、ルート途中に絶好の休憩場所となる赤岳天望荘のある地蔵尾根を登るルートがいいでしょう。
私達は赤岳天望荘に宿泊することになっていたので地蔵尾根を登っていきました。
天望荘に一旦チェックインし、必要な荷物だけ持って赤岳に登頂するためです。

ルートは途中までは樹林帯で、最初の階段の辺りから勾配は一気にきつくなります。
梯子や鎖の架けられた地蔵尾根の核心部である岩場を登っていくと、登山道の途中にお地蔵様が祀られています。
ここまで登ってくると主稜線である「地蔵の頭」まではあと少しです。ここでも手を合わせ、安全祈願をしました。
目を転じると赤岳天望荘や赤岳山頂、横岳、中岳や阿弥陀岳などの眺望が素晴らしいです。
「地蔵の頭」に出ると赤岳天望荘までは平坦な尾根道です。
10時15分に行者小屋を出発して1時間30分、宿泊場所である赤岳天望荘に11時45分に到着しました。
12時30分のチェックインまで天望荘の談話室で休憩させて頂きました。
天候が崩れてしまい、午前中の快晴から一転してガスに包まれてしまいそうな状態でしたが、身支度を調え13時に天望荘を出発しました。
案内によれば天望荘から赤岳山頂までの登りは40分程ですが、
途中、ハイ松帯横の狭い鎖場でのすれ違いに結構時間がかかったこともあり、
私達は55分かかってしまいました。
景色は全くありませんでしたが、山頂で記念撮影をしました。
赤岳頂上小屋でコーヒーを頂ながら休憩しました。
コーヒーはインスタントではなく、ちゃんとドリップしたコーヒーでした。美味しかったです。
頂上小屋を14時30分に出発し天望荘に15時に到着しました。

赤岳天望荘では個室(1泊12,000円)を利用しました。山小屋で初めての個室利用です。
個室は2名部屋と3名部屋があり、いずれの部屋もしっかりと仕切られた部屋になっています。
また、大部屋(1泊9,000円)とは別棟になっており、差別感もあります。
2名部屋には荷物を置くためのスペースがしっかり確保されており、広々と部屋を利用することができました。
3、000円の差で素晴らしく快適な気分を味わえるのですから、利用される場合は個室がお薦めです。
さて、赤岳天望荘は食事が美味しいというもっぱらの噂でしたが、この噂は紛れもない真実でした。
食事は温かく作り立ててで、バイキング形式でおかわり自由です。
アルコール飲料とペットボトルの水は有料ですが、
コーヒーとお茶は食事中だけでなく、滞在中、決められた時間内で飲み放題です。
2,500mを越す山の稜線で、朝夕手作りの温かいお料理を頂ける山小屋。しかもお風呂もあり、トイレも綺麗。
これまでいくつかの山小屋を利用しましたが、赤岳天望荘は他に類を見ない快適さを提供してくれている言っても過言ではないでしょう。
なお、赤岳天望荘のHPには次のような案内がされています。

「赤岳天望荘グループでは5年前よりオーバーステイをしない方針です。
ただ当日、歩行困難な方を山小屋として受け入れるためのスペースは確保いたしております。
宿泊の方に少しでも快適に過ごしていただく為の当方としての考えですのでご理解いただければ幸いです。」

お風呂は男女別に利用時間が決められていて、一度に8人程が利用できます。
五右衛門風呂とシャワーがあり、湯船には一度に6〜7名が浸かれますます。
当然のことながら石けんやシャンプーは使えませんので汗を流すだけですが、
特に汗をたくさんかく夏場はそれだけでも十分でしょう。
赤岳天望荘は大きく2棟(いずれも2階立て)でできており、1棟は個室棟で、大部屋は食堂のあるもう一つの棟の1階にあります。
2つの棟は地下通路でつながっており、トイレとお風呂は2つの棟の間にありますが、どちらの棟に泊まっても、
屋外に出ることなく全ての施設を利用することができます。
余分なことですが、蛍光灯電球が使用されており、各部屋とも照度がしっかり確保されています。

2日目は赤岳天望荘を出発し、横岳、硫黄岳と縦走し赤岳鉱泉に下山するコースです。
横岳はいくつものピークが連なる岩峰で、一番高い「奥の院」のことを指していることが一般的です。
まずは、「二十三夜峰」を通過して最初のピーク「日ノ岳」を目指します。
その後は、いくつかの梯子場や鎖場のある登山道を「鉾岳」「石尊峰」「三叉峰」と乗り越して、最高峰「奥の院」に到着します。
高度感はありますが、足場はしっかりとしています。
この日は余りの天気の良さに何枚も写真を撮りながら歩いたので、天望荘から「奥の院」まで1時間20分かかってしまいました。
富士山、奥秩父山塊、南アルプス、中央アルプス、北アルプス、浅間山の噴煙、
360度の大パノラマを眺望できました。
途中お話をした経験豊かな山男さんも「こんなのは珍しい」とおっしゃっていました。
お天気に恵まれれば本当に素晴らしい景色を堪能できるのが八ヶ岳の大きな魅力の一つだと知りました。

「奥の院」から硫黄岳に向かう途中に、「蟹の縦這い」「蟹の横這い」と呼ばれるリッジ状の岩場があります。
いずれも足元を見下ろすと恐怖感がわきますが、足場はしっかりとしていますので、まったく問題ありません。
「蟹の横這い」を過ぎ、「台座の頭」と呼ばれるところから硫黄岳山荘まで一旦下り、再び登り返し、硫黄岳山頂を目指します。
山頂まではいわゆるガレ場で、いくつものケルンが立っています。
斜度はきつくありませんが、それまでの疲労もあったので、時間をかけて登りました。
硫黄岳山頂はサッカーができるくらいの広り、北側(南牧村側)が有名な爆裂火口です。
この爆裂火口は一見の価値があります。
火口の縁にはロープも柵もない場所がありますので、近づき過ぎると大変危険です。
覗き込みたくなる気持ちを抑え、余り近づきすぎないようにしましょう。
山頂では下山に備え20分程の休憩をとりました。硫黄岳山頂から赤岳鉱泉までの下山は案内では1時間35分程です。
「赤岩の頭」を過ぎるとすぐに樹林帯の中のジグザグ道に入ります。
ずいぶんゆっくり歩いてきたつもりですが、硫黄岳山頂から赤岳鉱泉まで1時間25分で到着しました。
ですから、ほとんどの人たちは1時間少々で下山してしまうのではないのでしょうか。
赤岳鉱泉には10時45分に到着しました。天望荘を出発してから4時間25分です。
軽い昼食をとり、11時30分に赤岳鉱泉を出発し、北沢を下山し、やまのこ村(美濃戸)に13時に到着しました。
登りに2時間かかりましたので、下山は30分早かったことになります。

美濃戸から美濃戸口まで歩いて下山する人たちがいますので、歩行者に気をつけて運転しましょう。
美濃戸口まで下ってきて驚いたのですが、美濃戸口は車で溢れかえっていました。
駐車場に入れない車が道路沿いに縦列駐車してありました。
どれ程の数の登山者が入山していたのでしょうか。想像がつきません。
八ヶ岳はそれ程人気のある山なのです。

と言うわけで、おそらく今シーズンの最後を飾るであろう登山とし最高の登山となりました。