白馬岳(2,932m)


2011年8月20日〜21日

 
6:05八方発のバスで栂池高原に到着 ゴンドラ・ロープウェイを乗り継ぎ1.850mまで 天狗原に到着
白馬乗鞍岳は雪渓の上です 天狗原に広がる湿原 白馬乗鞍岳に向かいます
白馬乗鞍岳までの登山道は安山岩の積み重なる急登です 途中雪渓を登ります
雷鳥の親子に遭遇 白馬乗鞍岳(2,436m)に到着
白馬大池と白馬大池山荘をバックに 白馬大池(2,469m)に到着
白馬岳まで3時間30分の案内 小蓮華山に向けて雷鳥坂を上り始めます 晴れていれば素晴らしい稜線歩き
雨の中でも十分堪能した雷鳥坂
山頂まであと少し 小蓮華山(2,766m)に到着。鉄剣が立てられている山頂は立ち入り禁止
雷鳥坂 … 晴れていればこんな素晴らしい光景が見られたはず
三国境(2,751m)に向かいます 非対称山稜と呼ばれる稜線。長野県側(進行左手)は切り立った断崖
三国境に向けて歩け、歩け 新潟県(進行右手)の不思議な光景 三国境に到着
白馬岳はこっち 白馬岳山頂まで60分の案内 白馬岳山頂に向かいます
白馬岳山頂に到着(16時45分)。山頂には私達2人しかいませんでした。山頂独占状態でした
白馬岳山頂(2,932m)
這々の体で白馬山荘に到着(17時) 夕食。ビール(400円)で乾杯 朝食。朝食は6時まで
結構広い2人用の居室(混雑時は3名利用のようです) 出発前に記念撮影(受付棟は長野県、宿泊棟は富山県)
大雪渓を下ります 白馬岳頂上宿舎の看板前で記念撮影
大雪渓に向かって下っています 緊急避難小屋(上から見ると恐ろしいところに立っていることが分かります)
大雪渓が見えてきました
進行左隣の雪渓の崩落です。クレバスの恐ろしさが分かります
いよいよ大雪渓の下りです。大雪渓には落石が点在しています。軽アイゼンは必須アイテムです
ストックもあった方が楽です 終点はまだまだ先です バテ気味です
パックリ口を開いたクレバス クレバスをのぞき込みます。深い!! 勇気を出してクレバスをまたぎます
人間の大きさと比べるとクレバスの大きさが分かります 下りきって記念撮影
記念撮影(雨に濡らしたせいでカメラが不調に。心霊写真みたいです) 鑓温泉への分岐
猿倉(1,230m)まで下ってきました 猿倉での案内板 猿倉荘の前で記念撮影

《コメント》

NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」のエンディングで映し出される山と山頂に続く稜線。
山の名前は小蓮華山、稜線の名前は雷鳥坂。
それを知ったのが、この登山計画の始まりでした。
当初の計画は花の咲き乱れる7月最後の土日でしたが、天気予報は雨。
断腸の思いで延期し、今回の日程になりました。
しかし、無情にもまたも雨。どうしようかと悩みましたが、もう日程がとれないので決行。
結局2日間ともレイン・ジャケットを着たままの登山となりました。

白馬岳登山では、白馬大雪渓を登って山頂を目指すコースがもっともポピュラーですが、
白馬大池から山頂を目指すこのコースは、晴れていれば南西方面に立山連峰の眺望を満喫しながら登山が楽しめるコースです。
特に小蓮華山〜三国境〜白馬岳山頂は素晴らしい稜線歩きとなるでしょう。
一方で、「山頂へ一日で行くには健脚向きのコース」との案内があったり、
「大雪渓を下るのは、上方からの落石が分からなく危険だ」との案内もあったりします。
コース選びは各自の目的、体力、経験に合わせて慎重に。

大雪渓を下って思ったことは、「大雪渓を登るコースはかなりキツイそうだ」ということです。
昭文社の「山と高原地図」では、前半の大雪渓の登りは2時間30分、後半の葱平(ねぶかっぴら)から頂上宿舎までの登りは2時間となっていますが、
はっきり言って、後半の登りはかなりの急登(これは下ってみての感想)です。
2時間半の雪渓登りの後の急登2時間は子どもでも登れるとは言え、私ならNo Thank you.です。
歩きはじめとなるスタート地点の標高を比較しても、栂池自然園は1,850m、猿倉は1,230mで、600mも差があります。

さて、今回、車は八方第2駐車場(無料)に駐めました。
19日の深夜12時頃に到着し、車内で1泊しました。早朝6時5分発の栂池高原行きのバスに乗るためです。
このバスは運行日に注意してください。”JRムーンライト信州号”運行日にのみ運行されるバスです。料金は500円です。
栂池高原発のゴンドラの始発時間も時期により異なります。
私達の場合、7時30分が始発でしたので、バス到着からゴンドラ出発までの時間を利用して朝食にしました。
ゴンドラに続いてロープウェイで栂池自然園まで上がります。
この間の料金は片道1,720円です。片道は団体を除き一切の割引は利用できません。

栂池自然園にて最終トイレを済ませ、身支度を調えて出発です。
まずは白馬乗鞍岳(三角点は2,436m 山頂は2,469m)を経由して白馬大池山荘(2,379m)を目指します。
栂池自然園を8時30分に出発し12時前に白馬大池山荘に到着しました。
通常コースタイムが3時間30分ですから、なかなかのグッド・ペースでした。
このルートでは、まずは天狗原まで登り、小休憩の後、一気に白馬乗鞍岳を目指します。
天狗原までは水はけの悪い泥道の登山道で、天狗原から山頂までは安山岩の急登です。
途中雪渓を通過します。ここではアイゼンは必要ありません。
また、山頂から白馬大池山荘までの下りも岩だらけです。

白馬大池山荘で昼食(焼きおにぎりとカップラーメン)を済ませ、12時30分に白馬岳山頂に向けて再出発しました。
いよいよ本日のメイン・コースです。しかし、あいにくの雨。残念です。
山頂までの標準コースタイムは小蓮華山まで2時間10分、小蓮華山から三国境まで35分、三国境から白馬岳山頂まで60分です。
まずは雷鳥坂を登って小蓮華山(2,766m)を目指します。
小蓮華山は新潟県の最高峰です。
以前は標高2,769mとなっていましたが、平成17年に山頂部分が崩落しているのが発見され、
その後、新しい三角点が立て直され、測量し直されて、現在では2,766mとなっています。
現在はロープが張られていて山頂に行くことはできません。
山頂には鉄剣が立てられています。
私達は14時30分に到着しましたので、ここまではなかなかのペースでした。

次は三国境を目指します。三国境は新潟、富山、長野の県境が接している場所で、朝日岳への道が分岐しています。
小蓮華山から三国境までは下りだから楽だと思っていたのですが、
どういう訳か三国境に到着したのは15時30分。25分もオーバーしていました。

三国境から白馬岳山頂までは幾つかのピークを乗り越えていかなくてはなりません。
最後は「馬の背」と呼ばれる急登をひと登りすれば山頂です。
雨の中、孤独な2人旅が続きました。そしてやっと見えた白馬岳山頂。
到着したのは16時45分。かなり時間をオーバーしています。
この時間になるとさすがに他に登山者はいません。
山頂は私達2人で独占状態です。
本来なら360度の大パノラマを堪能するはずでしたが、
降りしきる雨の中、記念撮影だけをして白馬山荘に向かいました。
結局、白馬山荘に到着したのは17時でした。
白馬山荘は山頂直下にある1,200名を収容できる日本最大の山小屋です。

2日目は5時に起床し、6時20分に出発しました。
白馬岳山荘の朝食は6時までですからくれぐれもご注意を。
下りだけとは言え、大雪渓までの前半はなかなかの急坂下りでした。
昨日の疲れも残っていますし、加えて下山特有の筋肉や膝への負担もあり、
写真を撮ったりしていたのでなかなか思うようにタイムを稼げません。
大雪渓に到着したのが8時30分でしたから、山荘から2時間もかかってしまいました。
大雪渓では軽アイゼンとストックを使用した方が絶対にいいです!!
大雪渓を下るのに90分、更に下って白馬尻に到着したのが10時30分でした。
10分間休憩し猿倉に向かいました。
猿倉山荘に到着したのは11時50分。
12時15分発のバス(料金は900円)で八方に戻ってきました。
ちなみに、タクシーは1台3,000円です。人数によってはタクシーの方が安いですネ。

と言うわけで、2日間の登山の終了です。
駐車場に戻り、駐車場奥にある”第一郷の湯”で冷えて疲れた身体を癒やしました。
足湯の所に割引券(通常500円が400円)が置いてあります。
入浴後帰路につきました。

さて、白馬岳には花の最盛期(つまり7月下旬から8月上旬)に登るのが一番いいでしょう。
白馬岳は「花の百名山」にも選定されている”花の山”です。
「シロウマアサツキ」「シロウマタンポポ」といった「シロウマ」の名前のついた固有種もあり、
数々の高山植物が咲き乱れる頃がはやりベスト・シーズンではないかと思います。

栂池自然園から白馬岳を目指す今回のコースは、途中、鎖場や梯子などもなく、とても安全で登りやすいコースです。