ゲ−ムの達人・堀田先生のこと
堀田先生は、自ら「A MASTER OF GAMES」と称する如く、やらぬ
ゲ−ムはないくらいにいろいろな趣味を持っている。しかもそれぞれ
に人並み以上に上手くて、強いのだ。そのいくつかを紹介しよう。
- 将棋
一番好きなのが、将棋のようだ。何せ、将棋連盟発行の月刊誌
『将棋世界』を創刊号から現在まで数十年にわたって1巻も欠かさず
購入し続けているというのだから驚きだ。もっとも本棚が狭くなって、
ほとんど処分してしまったというのだから、これまた驚きだ。堀田先生
の自慢の一つにプロ棋士の中村修8段が小学生の頃、将棋を教えてやっ
たというのがある。先生の実力のほどは、素面でアマ5段、酒が入って
3段、平均4段というところか。何よりも将棋を享受するところが達人
の所以である。
- 囲碁
相手によっては囲碁も打つ。実力は2段くらいだが、バランス感覚
に優れ、手堅い。しかし下手と打つときは、時に乱暴もする。堀田先生
の碁の楽しみは、負けた相手が悔しがれば悔しがるほど大きくなる。
- 麻雀
若い頃は、麻雀もよくやったらしい。文字通り、「アサ、スズメが
鳴くまで」やったことも、度々とか。しかし麻雀はお金が絡むので、先
生はあまり好きではない。付き合いでやる程度である。また先生は徹底
した合理主義者であるから、偶然の度合いが大きい麻雀は、性に合わな
いのかも知れない。
- 中国将棋
中国将棋も知っているが、相手がいないので実戦経験は殆どないよ
うだ。
四人将棋
島根県のある市で考案された「四人将棋」が、『将棋世界』に紹介
されるや、早速、盤駒を2セット取り寄せて研究した。1セット私がも
らってあるが、なかなかやる機会がない。そういえば、最近ほとんどそ
の話題を聞かないが、島根の方ではどうなっているのだろう?
チェス
チェスの腕前は、ちょっとしたものらしい。イギリスに行った折、
チェスの棋譜解説の本を買ってきて、密かに勉強したらしい。もっとも
チェスではもっと強い人が近くにいる。ロシア語の清家先生だ。留学生
を引率して何度もモスクワの冬を過ごした清家先生は、本場で勉強して
きているから、堀田先生も敵わないようだ。
- ダ−ツ
以前、沼津の教養部時代には、研究室でダ−ツもやっていた。清水
に引っ越してからは、研究室の本棚の上で埃を被っている。
- カ−ド
得意は、ブラックジャック。これまた以前、昼休みに研究室で女子
職員とカ−ドをやっていた。
- 卓球
町内の卓球大会で優勝したこともある。それも、老人会のクラスで
はなく、一般の部での優勝だから立派なものだ。
- 水泳
これは、普通はゲ−ムではないかも知れないが、人生を享受すると
いう意味では、堀田先生にとってゲ−ムなのだ。しかも堀田先生は水泳
がもっとも得意なのだ。それもそのはず、堀田先生は、東大の水泳部出
身なのだ。今でも1000メ−トルくらいは、軽く泳げるという。もっ
とも数年前、三保の海でサ−フィンのボ−ドに頭をぶつけて大怪我をし
てから、あまり泳がなくなったようである。
まだまだこれらの他にも堀田先生の「ゲ−ムの達人」たる所以は
いっぱいあるが、ここでは紹介しきれない。最後に、一言。
「ゲ−ムの達人は、同時に人生の達人でもある。」
E-mail:moon@wing.ncc.u-tokai.ac.jp
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