エルガーは、近代イギリスの有名な作曲家。今では「威風堂々」など、人気曲はいろいろあるが、作曲家として名が知られるようになったのは、
30歳をすぎてから、という大器晩成タイプ。
そんな無名時代のエルガーの才能を見抜き、エルガーの支えになったのはエルガーの妻、キャロリン(キャロライン、カロリン等とも表記)・アリス・
ロバーツであった。
キャロラインは、エルガーがピアノを教えていた生徒の一人であった。
1890年、娘のキャリスが生まれた年に、この「愛の挨拶」はかかれました。エルガーは、この曲に、妻のキャロラインに対しての愛と感謝の気持ちを
込め、愛する人への贈り物としました。エルガーは大変な愛妻家だったんですね。他にも妻のために書かれた曲はあるようですが、「愛の挨拶」が
一番有名で、世界中で愛されています。
元々はピアノ曲でしたが、翌年には小管弦楽用に編曲もしている。
今では、ピアノ+ヴァイオリンとか、フルートとか、色々な形に編曲されて演奏される。この曲も、演奏会などでも人気の曲です。
これも、ヴァイオリンが弾けたら絶対練習してマスターしたい曲。本当に素敵なメロディで、涙が出てくるほど。
かつて、「ハルモニア」というドラマで、中谷美紀演じるチェロ奏者が、この曲を弾いていたのを、わたしは覚えている。
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