染物の仕事場には、一人外人さんがいます。彼は日本語が本当に片言しか話せません。そしてわたしも英語は殆ど話せません。
今ほど「英語をもっとちゃんと学んでおけばよかった」と思ったことは無い。馬鹿なわたし。
英語なんて高校を卒業して以来、5年ほど関わったことが無いといっても良い。大学の外国語の授業の中には英語もあったのだが、
わたしは自己紹介をするのが嫌で英語をやめてドイツ語をとったのだ。尤も、ドイツ語でも最初の授業でも自己紹介の時間があったの
だけれど、ドイツ語なんてみんな始めてやるのだから、どうせ全員大したことは言えないことは分かっていたのでわたしも便乗させて
もらった。
わたしは自己紹介が大嫌いだ。自分で自分の名前を言うのがもの凄く嫌だ。特にはっきりした理由は無いのだけれど、今後もなるべく
なら、自己紹介をしないで生きて行きたい。自分の名前が嫌いということでもないのだけれど、何故なのか。
しかし自己紹介でなく、演説でもしろ、と言われればいくらでも出来るとは思う。やってみたいなー。
本来わたしは嘘つきなのだ。嘘つきというとちょっと語弊があるなー。嘘が得意と言ったほうがカッコいいかな。 そうでもないね。
嘘といえば、夢野久作の「少女地獄」を呼んだ。本はずっと持ってたんだけど、読まないまま忘れてたんだけど、友達が以前、映画の
「少女地獄」を見たと言っていた事を突然思い出して読んでみた。その友達というのが凄い人なので、「その子が見て面白かったと言う
ような映画の原作」ということで、せっかく手元にあるんだしこれは読まねば!という使命感に燃えたのだ。面白かったよ。
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