2002年1月5日

FISCOライセンスを取りに行く。
朝からの講習が終わると昼休みに体験走行をして終了。
初めてのコースに感激!
Cカードを取って初めてのスポーツ走行。
ハラハラドキドキ気分は栄光のル・マンのスティーブ・マックウィーンだ。(ちと古いかも)
コースインすると音ばかりのシビック、音ナシのビッツワンメイク。
GTR。FD。インプ。ランエボなど色々いる。
GTRは別としても、こっちはポルシェだぜ!
ブッチギッテヤル!の意気込み。

2週位タイヤ(この時はBSのS-03)をあたためて最終コーナーの出口を出切った所からフルスロットル!
初心者はあぶないので最終コーナーを出たところからアクセルを踏みましょう。
見る見る前を行くバク音シビックやビッツワンメイクをパス・パス・パス。
長いストレートで性能差をまざまざ見せ付けて、1コーナーへフルブレーキングで飛び込む!
と、今抜いてきたビッツやシビックが横をスット抜いて行く。
アレ〜〜〜?
次の周回もストレートで楽々パス・パス・パス。
1コーナーブレーキングでビッツが横をスーーッ。
エッ?????
何で?
何週走っても結果は同じでした。

(今日の反省)
ブレーキはせめて200m看板までガマンしよう!
恐くてなかなか出来ましぇん。

(今日分かった事)
・速い車でもアクセル踏まなきゃ抜かれます。
・ビビッてるポルシェはビッツのカモ。

と言う訳で初めてのサーキット走行は無事終了したのでした。
この日偶然テク○○ル○○トのカークラブの皆さんが走りに来ていて色々面倒を見てくれました。
ワー○ーのツ○社長に感謝!









それからというもの月に2〜3回のペースでサーキットに通いました。









いつも1人なので走行時間が来るまでAコーナーやヘアピンコーナーなど他の人の走りを見学したり、
パドックで自慢気にボンネットフードを開けている33や34GTRなどを見学しながら時間を潰します。
パドックはいくらお金をかけたかを競い合う、コミュニケーション広場です。

(想った事)
タイムで競い合おう!
みせびらかすのはホドホドにしよう!

サーキットに通い始めてから、だんだん友達も増えました。
もちろんポルシェ乗りのね!
同じ車というだけで親近感が沸きます。
走るのも楽しみだけど、ポルシェ乗りの人達と合える事がだんだん楽しみになって来ます。
が、お互いにタイムを気にしたりして、マフラーやらタワーバーやら、
段々と34GTRのお兄さん達と同じ状態に近づいているのに気が付かないオジサン達がそこにはいるのでした。



(今日の反省)
人の振り見て、我振り直そう!




サーキットを走り始めると、だんだん排気音が小さいことに不満が出て来る。
速いポルシェに抜かれる時の音がたまらなく気持ちいい。
俺のポルシェもあんな音にしたいなぁーーー。
雑誌を開いて広告を見る。
エーーッ!
そこには230,000円、250,000円、460,000円などと、俺にしたら浮世離れしたプライスが。
なぜ?
今、鼻くそホジリながら読んでいるアナタ、そう思いませんか?
たかがマフラーの値段。国産の中古車1台買えちゃいます。
買える人はガンバッテいっぱい買って下さい。

マフラーは消耗品って知ってます?
特にポルシェはEXマニホールドからマフラーまでの距離が短かいので、中の吸音材のウールなど、
富士のストレートでは飛びまくり状態であります。(目には見えないよ)
又、熱のためにタイコ部々の溶接部分近くが割れたりします。サーキット走る人は修理しながら乗っているんだよね。

(私見ちゃったんです!)
993カレラのマフラーの中身を。
内部がファンネル形状になってたり、意味不明の細いパイプで入り口と出口をツナゲたりして有るんです。
何でだろう?
とにかく良く出来ています。
見てしまったら、ちゃんとフタをしておこう!

(ストレートパイプ)
マフラーは面倒くさいので排気音を大きくするためにストレートパイプ(触媒の)を作りました。
もちろんSUS304で。
私の仕事は何を隠そう金属加工なのであります。
アッというまに1台分出来ました。
ついでに治具も作っちゃった。
で、いい音します。吹けも良くなったぞ!
流している時は静かに。踏むとジョワ〜〜〜ンといい音。
アクセル戻した時なんかアフターファイヤーも有りで乗り手を刺激します。
15台位作り、それぞれどこかへもらわれて行きました。

(スポーツマフラーへの道)
ノーマルマフラーもいいけど、カレーもネッ!(西城ヒデキは変なオジサンに成ったよなぁー。)
じゃなくてマフラー。
サーキットを走り始めると、もう少しパワーが欲しい。
音も欲しいの欲しい欲しいお化けが出て来るのです。
スポーツマフラーは欲しいけど請求書は欲しくない!
という分けで、スポーツマフラー作ってみるべ!!
工場の中を見て廻る。あるあるパイプは手摺を作った時の余りが有る。
消音部のパンチングメタルは小学校の給食室の集水カゴを作った余り。
板材はサッシの化粧枠を作った余り。
足りないのはグラスウールとステンウールだけ。
作れるじゃん!!

という訳で、第1号のマフラー君の製作は始まるのでした。
失敗!

という訳で第2号君の製作開始。
パイプ径の変更。タイコ容量の見直し。
出来た!


なかなかのいい音。
サーキットでタイムを計る・・・・・。変わらず。
こもり音が出る。頭までボーボーして来る。
走行後、クラック発生。ダメダ!

(第3号君)
パイプ径変更なし、タイコ容量増し、内部で純正マフラーと同じ小細工をするも効果なし。
3号君は3台分製作。内2台はテストするという名目でもらわれていき現在も活躍しているそうです。
こもり音はほとんどナシ。

第3号君の開発までは車好き社員の井口・K君が色々とガンバッテくれたのですが、井口・K君は夢であった、
インタークーラーで有名なA○Cへ行ってしまったので、ここからは他の社員の目を盗んで私1人でやる事になりました。

なかなか休みも時間もとれず一時中止。