私が小学校6年の時のことです。近くのスーパーマーケットで
豆まきってイベントがありました。節分の日にスーパーの駐車場で
豆まきをするんです。スーパーの店員さんがトラックの荷台から
豆まきするんですが、まくのは豆ではなくて、ガムや個包装のおせんべいや
キャラメルなどをまくんです。友達の咲江ちゃんが「午後4時からやるから
一緒に行こう」って言うので一緒に行きました。咲江ちゃんっていう子は
私たちがよく外でオシッコの見せっこをした仲間の女の子ではない普通の
女の子(笑)です。4時チョット前にスーパーに着いたのですが、豆まきは
午後4時30分からでした。また家に戻るのも面倒ですし、家までの往復に
15分くらいかかり家まで戻ってもすぐココに来なければならないので
そのまま30分待つことにしました。しばらくして私は咲江ちゃんの異変に
気が付いたの。たまに股間に手を当てて押さえる仕草をするんです。
「オシッコでもしたいのなか?」って思いながらも、気が付かない振りをして
気を使ってました(笑)。豆まきの開始時間の4時30分に近づくにつれて
咲江ちゃんの股間を押さえる行動が頻繁になってきました。
駐車場にトラックが来て、人も集まり始めてきて、「もうすぐだね」って咲江ちゃん
に声を掛けようとして咲江ちゃんを見たら、股間に手をずっと当て足を組んだまま
身動きが出来ない様子で、顔も真剣そのものっていうより泣き出しそう。オシッコも
限界に近い感じでかわいそうでした。そして豆まきが始まったのですが
おばさんや子供に混じって、左手で股間を押さえたままお菓子を追いまわして
右手で必死にお菓子を掴もうとしている咲江ちゃんがなんともかわいそうで・・・・
そうまでしてお菓子欲しいの?オシッコ大丈夫?って、人ごとながらも心配で
見てました。やっぱり右手1本では戦力不足だったみたいで、私の3分の1程しか
お菓子を拾えなかったみたい。家(咲江ちゃん宅)に帰るまでの約10分間、
咲江ちゃんはずっと股間を押さえて歩くのも大変な感じでした。
咲江ちゃんの家に着くなり、咲江ちゃんは私に「チョット待ってて」って言って
家の裏に行ったんです。裏口から家に入るのかな?って思っていると、裏口の方から
シュー・・・・・って女の子特有のオシッコ音が・・・・
裏から戻ってきたら「すっきり〜」って顔してました。「すっきり〜」って言ったんじゃないよ。
私が小学校生活6年間で咲江ちゃんていう女の子と遊んだのはたった2回で
この時が1回目(最初)の遊びでした。もう1回は卒業式の前の日。
仲が良くなかったのではなくて、私がいつも遊んでいる女の子が何人もいたので
なかなか咲江ちゃんとは遊ぶ機会がなかったからです。
節分の日になると、咲江ちゃんを思い出します。なんてことない思い出なのにネ。

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