微・超!OH!HOW!陽!ございます。
9月7日金曜日の、朝5時10分です。
東海・関東地方に、台風が上陸して、北に向かっているみたいですね。
該当地域の方、暴風雨に注意してください。
ちなみに、台風が東海・関東に上陸した9月7日は
CMソングの日、そしてクリーナーの日だそうです。
今朝は、早めに起きましたので
どんなに長い更新になってしまったとしても
どんなに長い時間が経ってしまったとしても
今日の更新で靖奈の話が完結できるように
頑張って完結できるまで、根性で書いていきたいと思います。
って事で、さっそく本題に入りますね。
音楽室で、靖奈は、私に抱き付いて
涙を流しながら泣いていました。
私と抱き合いながら泣いていた靖奈(やすな)も
やっと落ち着いたので
「一緒に帰ろう」って私が誘って
その日は一緒に帰りました。
私はね本当は自転車通学だったのですが
その時は、徒歩で通学している靖奈と一緒に帰りたかったので
自転車を置いて、歩いて帰りました。
帰る時ね、私が小さい小石をコツンって蹴ったの。
「次は靖奈が蹴って。順番に蹴りながら帰ろう」って、子供っぽい事を言ってみたの。
普通の女子高生なら、こんな遊びに誘っても「バカじゃない」って断られるのですが
靖奈(やすな)は、今までこういう楽しい下校をしたことなかったみたいで
「うん、やろう」って凄い楽しそう。
闘争心むき出しだった靖奈、水泳部のチャンピオンの靖奈が
小石を楽しそうに蹴っ飛ばしながら歩いている。
小学生や中学生の頃に出来なかったことを
靖奈は今一生懸命に取り返そうとしている。
私はそう思いました。
私が蹴りそこなって石をどぶに落としてしまうと
「ちょうどいい石を私が探してくるから、ここで待ってて」って言って
楽しそうに石を探しに走っていく靖奈を見ると
私よりも遥かに無邪気で、私よりも遥かに純粋で
そんな靖奈(やすな)が好きになりました。
靖奈が「私、明日から、どういう態度でみんなと接していけばいいの?」
って不安そうだったから
「いきなり靖奈が弱気になったりすると、みんなビックリするから
いつも通りに闘争心むき出しでいればいいよ」って言ってあげると
「ウン、分かった」って答えていました。
靖奈の家の前で分かれる時
私の手をギューって握りながら靖奈が
「私、明日からどうやって生きていけばいいのかな?」
って言うので
私が「靖奈のままでいいんだよ。だって靖奈なんだから」って言ってあげると
「ウン」って元気良く返事をすると
いきなり私のホッペにチュってキスしてくるのでビッ栗。
「私ね、こんなに楽しい下校の時間を過ごしたの初めてだった。楽しかった。
また石蹴りやろうね」
そう言うと、道端なのに、いきなり私に抱き付いてきた靖奈。
制服を着た女子高生が抱き合っている光景って、
道行く人の目には、どう映ったんでしょうね(笑)
30秒ほど私を抱き締めていましたが
その後は「陽子、ありがとう。今日は凄い嬉しい1日だった」
って言うと、靖奈は家に入っていきました。
高校3年生っていうより
まるで小学3年生みたいでしょ?靖奈の行動って。
でも、靖奈は小学生時代に
それをやってこないまま高校生になっちゃったんだね。
だから、石を蹴りながらの下校がメチャクチャ楽しかったんだと思います。
私は、靖奈と別れてからすぐに家に電話して
父に車で迎えに来てもらいました。
次の日の部活動に行くと
靖奈は私のアドバイス通りに、闘争心むき出しの顔をしていました。
が、私と顔を合わせた途端、急に顔が優しい表情になって笑顔になったので
私が「コラ!」って心の中でつぶやきながら靖奈をにらみつけると
闘争心むき出しの顔に戻していました(笑)。
別に悪い事をしているわけでは無いのですが
靖奈の希望で、私と靖奈は、
他の部員や学校の生徒に隠れるように、ショッピングしたり
食事をしたりって感じでお付き合いをしました。
学校では、闘争心むき出しの靖奈ですが
私と一緒に居るときは、優しくて可愛い普通の女の子でした。
靖奈とはエッチなことは、していませんでした。
靖奈にとっては、楽しいから私とショッピングや食事をしているわけではなくて
今まで学んでこなかった「友情」と「遊び」を学ぶために、そして経験するために
私とショッピングや食事をしていたんです。
遊びの体験実習だね。
ある日曜日、某テーマパークに靖奈と二人で遊びに行って
とても楽しい時間を過ごしました。
靖奈と手をつないで遊びまわっていました。
そして、楽しい1日も終わり、
「今日は楽しかったね。また明日学校で会おうね」って私が言って
バイバイしようとすると
急に私に抱き付いてきて
「陽子、今ね初めて気が付いたの。
陽子に恋をしていた事に。
私の初恋の相手は陽子だよ。
初恋の相手が女なんて、マジ信じられない。
でも、陽子、好き。とっても好き。
こんな感情、生まれて初めて。
試合で優勝した時よりも充実して嬉しい気分。
私、やっと人並みの女の子になれたみたい。
ありがとう陽子。一生忘れないよ」って私の耳元でつぶやくと
私のホッペにキスをすると、私から離れると
「陽子のおかげで、今日はニコニコして眠れそう。
恋って素晴らしいね。人を好きになるって、ステキなことなんだね」
って言いながら、嬉しそうに家に向かってスキップするように走っていきました。
私は、靖奈に「好き」て言われた事よりも
靖奈が、普通の、ごく普通の女の子になったのが
それが凄く嬉しくて、私もその夜はニコニコして寝ました。
2月になり、明日が卒業式!っていう日の前夜
靖奈から「今から遊びに行っていい?」って突然の電話。
しばらくして、お母さんが運転する車で来ました。
私が家の庭で出迎えると
お母さんが車の中から
「陽子さんのことは、靖奈から聞いてます。
私の娘と仲良くしてくれてありがとう。
私も陽子さんのおかげで、娘の気持ちを理解できる母親になれました。
今日は靖奈のこと、よろしくお願いします」って言うと
車で走っていきました。
お母さんが言った言葉「今日は靖奈のこと、よろしくお願いします」の意味が分からなくて
オロオロ(←死語かな?(笑))していると
靖奈が
「陽子、今日ね、陽子の家に一泊して行っていい?
お母さんには許可もらったけど、陽子には何も言ってなかったんだよね。ごめんね」
って言うんです。
何か切羽詰ったような靖奈の態度が気になったので
「どうしたの?」って聞くと
「明日の卒業式が終わったら、夕方に引っ越す事になったの」って、泣きそうな顔。
私が「え?どこに引っ越すの?」って聞くと
私の住んでいる街から500キロメートル以上も離れている場所でした。
「お父さんの仕事の都合なの。
せっかくこの街にもやっと慣れたのに、また引越し。
もうウンザリ。」って泣きながら言うんです。
靖奈の言葉を聞いたとき
私は、小学6年生の卒業式が終わってすぐに引越しをした時のことを思い出しました。
私の母親は「新しい街に行けば、またステキな友達ができるわよ」って言ってましたが
今までの友達を失う事の悲しみ、住み慣れた街を離れる悲しみ。
泣いても泣いてもスッキリしない。そんな悲しみ。
そんな事を味わった自分の事を思い出しました。
私も、靖奈と別れるのがとても寂しくてツライって思ったけど
この街に残る私よりも、去っていく靖奈の方が、
私の何十倍もツライんだよね。
靖奈は、食事もお風呂も済ませてから、私の家に来ました。
高校を卒業したら、ここから近くの専門学校に行く予定だった靖奈ですが
それをキャンセルした靖奈は、この後の進路は
まだ何も決まってないみたいなんです。
面白いテレビ番組をやっていたので
「これ見よう」って誘っても
靖奈は、顔面蒼白で、目からは絶えずポロポロ涙を流していました。
学校では闘争心をむき出しの靖奈が、私の横で、震えるように泣いている。
私も悲しくなって涙が出てきて泣いちゃった。
「今、私の目の前にいる陽子、
当たり前のように私の目の前にいる陽子が
明日の夜からは、もう私の目の前に居ないんだよね」
そう言ったっきり黙っちゃった靖奈。
「陽子と一緒に寝たい。
最後の夜は、陽子と抱き合って寝たい」
って言うので、一緒に寝ました。
ずっと黙ったまま、私の体をギュってきつく抱き締めている靖奈。
私も強く抱き締めてあげると、更にギュってきつく抱き締めるので
私が「やすなぁ、苦しいよ。息できないよ」って言うと
急にハハって笑う靖奈。
「陽子との最後の思い出に
陽子のオッパイを触ってみたい。
触っていい?」って言ってくるので
いいよ♪って答えると
「ありがとう。最後までワガママに付き合ってくれてありがとう」って言うと
私の服の中に手を入れると
直接私の胸を触ってきました。
「陽子のオッパイ、柔らかくてスベスベで、気持ちいい。
私の想像通りのおっぱいだよ。
ねぇ、陽子のオッパイ見てもいい?」って更に聞いてくるので
「靖奈の好きにしていいよ」って答えると
「ありがとう」って言うと
寒いのに、布団をパーってめくりあげると
服の前を開けて、私の胸を露出しました。
靖奈は
「あぁ、陽子のオッパイなんだね。
私の想像を遥かに超えるステキなオッパイだよ。
ずっと見ていてイイ?」って言うので
本当はメチャクチャ寒い夜だったけど
靖奈のために我慢して、ずっと見せてあげました。
本当にね、ずっと見ていました、私の胸を。
優しく撫でるように触りながら見ていました。
5分経っても、10分経ってもまだ見ているので
「やすなぁ、寒いよ〜」って言うと
「ゴメンね、あと1分だけ」って言って
本当に本当に私の胸を優しく撫でるように触りながらずっと見ているんだよ。
私の衣服を直してくれて、布団や毛布をかけてくれた靖奈は
「キスしていい?」って言うので「いいよ」って言うと
今まではホッペにキスだったのに、
いきなり私の唇に靖奈の唇を押し付けてきて
世間でいう「ディープキス」してくるので、ビッ栗。
靖奈は、今までと違って
何かが吹っ切れたように、何かに満足したように
笑顔を見せながら
「陽子のオッパイみせてもらったし
念願のファーストキスもしちゃった。
思い残す事まだまだいっぱいあるけど
でも、これ以上無いステキな物を陽子にもらったから
笑顔でこの街を後にできそうだよ。ありがとう」って
本当にニコニコしながら言ってくれたので
私も嬉しかったです。
そして、その夜は、靖奈と一緒に寝ましたが
寝ている間、ずっと靖奈は
私のオッパイを触っていました。
私のオッパイを触りながら熟睡していました。
実はね、靖奈にオッパイを触られて
性器が濡れていました。
もし靖奈が「陽子のワレメを触らせて」って言われたら
私が濡れていたのが靖奈にバレちゃったんだと思いますが
靖奈は、性器の方には触ってこなかったので
バレずに済みました。
靖奈は、私の胸(バスト・乳房・オッパイ)を見たり触ったりしましたが
私は、靖奈の胸を一度も見る事も触る事も出来ませんでした。
次の日の朝、卒業式には、私の家から一緒に学校に行きました。
私と靖奈は違うクラス。
卒業式が終わった後、靖奈のクラスでは
担任の先生が「靖奈さんは、遠い街に引っ越す事になりました」って
みんなに報告していました。
クラスの中には、涙ぐんでいる子もいましたが
(近くで見ていたので)
靖奈の目には、涙がありませんでした。
私の家でいっぱい泣いたからかもしれません。
逆に、胸を張って「みんな、今までありがとう」って挨拶をしていました。
卒業式の後は、やすポン、睦美達と
卒業式二次会をする予定だったので
私は、やすポンなど友達と歩いていましたが
靖奈が私のところに走ってきて
「陽子さん、これ」って言いながら私の手紙を渡してくれました。
私と靖奈が、メチャクチャ仲がいいことは誰も知らないことだったので
私が靖奈に手紙をもらうところを見ていた友達は
「どうしたの?果たし状じゃないの?」とか「悪口を書いた手紙じゃない?」って口々に言ってました。
友達は「ねぇ何が書いてあるの、読んでよ読んでよ」って言うのですが
私が「悪口や、果たし状だったら怖いから、家に帰ってから読むよ」って言って
なんとか逃げました。
遠くで靖奈が、他の人には気付かれないように、小さく手を振ってバイバイしていたので
私も、友達に気付かれないように、手は下に降ろしたままで
小さく手を振ってバイバイしました。
これが靖奈と私の最後の挨拶でした。
本当はね、友達の目なんて気にしないで
思いっきり靖奈を抱き締めてあげたかったですし
靖奈もそうしたかったと思います。
私が、友達と「卒業式の二次会」をやっている夜7時頃
きっと今頃は、靖奈は、この街を後にして
遠くの街に行っているんだろうなぁって思うと
友達との二次会も、盛り上がれませんでした。
注)二次会っていっても、お酒は飲んでいませんよ。まだ高校3年生ですから。
夜、家に帰って
靖奈からの手紙を読みました。
その手紙の内容です。
「私、もう迷わないよ。
陽子から学んだ色々な事、忘れないよ。
これからは1人でもニコニコ笑顔を忘れないで生きていける。
ヨロヨロしたりしないで、しっかり生きていける。
陽子に会えて、本当に良かった。
陽子のこと一生忘れないよ。ありがとう。
さようなら!は、言いたくないの。
またどこかできっと会えるって信じたいから」
・・・・・完結・・・・・
No.1769
07/09/07 (金) 午前 6:49:26