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No.236 『あかきくちびるあせぬまに』運営サークル 感想文


【運営担当 観劇の感想】

■戦中思いを寄せた少尉(戦死)を胸に秘め、たくましく生きてきた梅本タヅ。次女の夫が初恋の少尉に瓜二つだったことでタヅの心に若き日かなわなかった恋の思い出が……。
私の青春も「あたしにはビスケット」でしたので、時にせつなく、楽しく観ていました。
年をとっても乙女心はあり、姑の心は日常生活であり、笑い、うなづくこと多く、楽しい観劇の時間でした。
(レモン)

■したたかに、少し図々しく生きているように見えるタヅさん、とても可愛らしい人だと思いながら観劇しました。赤い口紅、本当に欲しかった、彼から渡して欲しかった。そんな恋心が佐々木愛さんの熱演で明るく可愛く心地よい劇になった様に思います(声もよく出ていて、私達も見習わなくては、声は元気の源ですもの)。
(丸啓)

■「電源OFF」の札を持つ係りをさせていただきました。おかげ様で音が聞こえることなく、ホッとしました。
ストーリーは、ほほえましい年配女性で、自分も高齢者になった時のお手本にしたいと感じました。
(アプローズ)

■今回は、幸いなことに最前列で観られたせいもあって、演者の動きが身近に見られ、会話も明瞭に聞き取ることができました。演目自体も賑やかな筋立てでなく、梅本タヅというごく普通の女性の「女の一生」とも言うべき物語でしたが、演出もよく、私のような戦前戦後を生きてきた者にとって共感を覚えるものがあり、よい余韻が残りました。
特に、劇中後半長女との相克の後でひとり寂しく「タヅ」が口ずさんだ「あかきくちびるあせぬまに」の歌は心にしみました。
主役の佐々木愛さんについては、鈴木光枝さんの娘さんとして演劇界にデビューされた頃を知るのみでしたが、今回の演劇では女のもつ性(さが)、人間のもつ業(ごう)といったものをうまく表現されて、心を打つものがありました。何年か後彼女がどう変わっているか、観たいものです。
(ハリとイト)

■佐々木愛さんの熱演に吸い込まれっぱなしの2時間でした。ゴンドラの唄をはじめ次々に出てくる懐かしい歌、明るくたくましい中に愛らしさ、女らしさがにじみ出ていてとてもよかったです。サイパン島のセリフの時には、強い語調が更に強くなり、戦争への憎しみが出ていました。
(杏)

■最初、音楽がしばらく鳴り響き、なかなか俳優さんが出て来ないので、どうしたのかしら?と思っていると、壁がなくなったとたん、そこに喪服を着た「愛さん」いえ「梅本タヅさん」がいてナレーションの様に語り始める。それから恋がれていた少尉に「タヅさんにはビスケット、とよさんには口紅」と言われ、自分には口紅をくれなかったのか?いつまでも心に秘めていて、いやな事、苦しい時、悲しい時等にはパチンコに行き憂さ晴らしをして、家に戻った時には笑顔で人生を乗り越えて来た。
幕じゃなくて壁を上手に使って幾つもの場面を想像させるのが新鮮であった。
(レモンバーム1)

■佐々木愛さん、すばらしいの一言です。他の役者さん達も良かった。皆さん声も良く通り圧巻でした。
年齢に関係なく、その仕事を全うする観劇のあり方、ありがとう!! 元気をいっぱいもらいました。
(レモンのいれもん)

■主演の佐々木愛さんのパワフルな演技にずっと引き込まれてしまいました。また、脇を固める俳優さんたちの的確で安定感のある芝居は見事という他ありません。
観終わった後に、すべての人が“幸せな気分になる”そんな芝居はなかなかありません。文化座の皆様に感謝です。楽しい芝居をありがとうございました。
(Cherry Hill)

■佐々木愛さんのよく通る声と歌、最初から最後まで出ずっぱりで長いセリフを続けられたことに感心しました。
次女の夫(安田)との同居生活で、昔の陸軍少尉を思い浮かべながら、ルンルン気分で楽しみながら家事をこなすお茶目な雰囲気と、あさ子への嫉妬と、最後に仲良くやってもらいたいと思う表現がよく出ていました。
芝居の時間も短かったし、あっという間に終ったという感じでした。とてもよかったです。
(希望)