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運営サークル『ハムレット』 感想文


■今回は、花束の当番ということで、センターの最前列で見る事ができ、その花束も主役の南保さんに
差し上げる事ができ、夢心地なひとときを過ごすことができました。
幕が開きすごい迫力で、圧巻、圧倒されました。大勢で舞台上をぐるぐる廻っている時は、風が客席に
も吹いて来て、少し狭そうに感じました。
2部は、オフィーリアの物憂げな気持ち、いろいろな感情と共に流れている音楽がとても優しく引き込
まれました。
舞台の後片づけもお手伝いさせていただきましが、公演時間も長かったので11時頃になってしまいましたが、
久しぶりに、さわやかな疲労感と感動が残るお芝居でした。
富士が初日という事ですが、これからも皆様、体調に気をつけて頑張って下さい。応援しています。
(キラキラ星)

■幕開きは余りの音の大きさにセリフも聞こえず、また、舞台上に多くの俳優さんが居るということで、
一点集中出来ず戸惑いを覚えました。
音とモノクロの世界、前半はハムレットの上着の黄色の裏地が闇の中の光明でしたが・・・・・・。
ロシア語のセリフも受ける俳優さんの語りで理解出来ました。小道具を使わず表現すること、上着を剣に
して音で合わせる、剣を交えているような錯覚でした。
また、リズムよくタップの行進、皆で揃えるのは大変だろうなと音に気をとられ、セリフを聞き逃してし
まうこともありました。
照明の使い方もユニークで音と光に魅せられたとても斬新的で印象深い舞台でした。(ひばり)

■いつもの観劇とは違っていた。
自分達も運営サークルに参加し、気持ちも一入でした。
一言で云うとストーリーの中に自分達も入り込んでいる様な体に力が入りました。とても良かったです。
パンフレットも公演が終ってから沢山でることは、東演さんの意気込みもうかがえます。
南保大樹さん、サイコウです。(レモンのいれもん)

■総会時に南保大樹さんの話を伺い、開演前から私は南保大樹の「ハムレット」に魅了されていた。
開演― 私はハムレットを追った。白い被り物を取った下の、誰にも視線を合わせず歩き回る不安定で繊細
な青年。祝宴の中での疎外感は、父王の亡霊と出会い、復讐を誓う憤怒に変わり、母への嘆きと共に自分
の運命への懊悩に変わる。また、いつまでも復讐を遂げられぬ自分への不甲斐なさに舞台を転げまわる。
しかし、心を許す親友ホレイショーとの再会には屈託のない笑顔で無邪気な子供に戻り、オフィーリアと
の愛のダンスには青いエロスが漂う。
そして、仇を欺く気ちがい沙汰、旅役者に奸計を吹き込む黒い欲望の目、墓場でレアティーズに叩きつけ
る激情。南保大樹は複雑なハムレットのその時々の表情を見せてくれ、私の「ハムレット役者」になって
いた。
さて、演出はやはり見事だった。舞台には13本の吊るされた円柱のみ。衣裳は全員黒と白。その無彩色の
中で、鮮烈な青と赤と、スポットの光。心臓の鼓動・あるいは死への刻みを暗示させる(?)タップの重厚な
リズム。極限まで削ぎ落とされた演出は迫力があった。
そして、シェークスピア劇は400年経っても色あせていなかった。ハムレットに「言葉、言葉、言葉・・・・」
と皮肉らせておきながら、その口を借りて「芝居は世の鏡。真実を映し出す」と芝居への愛と真実を語ら
せる。シェークスピアは語る、「この世は一幕芝居。男も女も皆役者。役を終えれば、幕は降りる」この
世の仇も、あの世では光となって、許し合う。殺された先王、妃ガートルート、弟クローディアス3人が、
柱の向こうのあの世で抱き合う演出に、救われた思いがした。私の確信が強まった瞬間だった。ハムレット
は死ぬが、フォーティンプラスにその精神は讃えられ、引き継がれていく。歴史は残酷さ、非情さを抱えな
がら、それを乗り越えようとする意志をもまた継承していく。大海の一滴の自分も波に揺られつつ、幕が降
りるまで端役の舞台を務める。(ポニーテール)