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No.239 『メアリー・スチュアート』 感想文


■今回のお芝居は脇役のセリフが少ないので、二人芝居と言ってもいい舞台でした。主役のメアリーと対峙するエリザベスの心の葛藤が良くわかる演技で、市民劇場ならではの重厚なお芝居だと思いました。また、舞台装置の転換も驚きでした。

■いつも楽しみにしている友人が耳が遠くなってきているので、私と一緒に前2列目に席をいただきました。とても間近に観る事ができました。驚いたのは、舞台装置の変化を間近に見せていただき、とても感心しました。
美しい女性二人の長いセリフに、とても感動でした。

■栗原小巻の出演で、とても楽しみにしていました。後ろの席でしたが、声が美しく、良く聞こえて、素晴らしい演技力に魅了されました。男の人たちも素晴らしい演技で、見応えのある劇でした。また、衣裳もとてもきれいで、うっとりと見させてもらいました。 時代背景がなかなかつかみ難かったけれど、腹の探り合いがおもしろかったです。

■どうしてこの様な翻訳劇というのはセリフが長く重く、比喩が多いのでしょう。それを滔々と弁ずる役者さん達(それも感情豊かに)、素晴らしかったです。 しかし、その意味を聞き取るのに非常に苦労をしました。二人の女王の見応えある丁々発止のやり取り、血統(ちすじ)と新教、旧教の宗教の違い……考えるうちに次の場面になってしまって、難しいお芝居でした。

■1幕は言葉の応酬が見事でしたが、背景が馴染んでいないので難解でした。2幕でようやく心の機微がわかってきました。

■長いセリフに感動しました。背景もわずかな時間で変更し、驚きました。対照的な二人の女性を演じたお二人に感謝しています。素晴らしい劇をありがとう。

■面白かったです。人間の喜怒哀楽、強さと弱さ。権力という立場でで翻弄される二人の女王。最後は人間としてどちらが幸せだったか? 疑問が残る良い劇だと思います。

■小巻さんの舞台は初めてですが、とても感動しました。また、樫山さんのエリザベスもステキ! 二人の息もピッタリで素晴らしい舞台でした。