2020年の予定 過去の例会作品はこちらからご覧下さい
劇団朋友『ら・ら・ら』
作=太田善也 演出=黒岩 亮
出演=原日出子・牛山 茂・ 水野千夏・石川惠彩 他
コーラスグループ「あんだんて」は、平均年齢55 を超え経験者も
少なく、お世辞にもうまいとは言えない小さなグループ。指揮担当
の赤木響子の家のリビングが練習場だ。メンバーたちは練習後
や合間にいろいろな話をするのが何よりの楽しみ。最近はもっぱ
ら定年前後のそれぞれの夫の話。そして、合唱コンクールを間
近に控えたある日……
赤木家にとんでもないことが……。
劇団民藝 『集金旅行』
原作=井伏鱒二 脚本=吉永仁郎 演出=高橋清祐
出演=樫山文枝・箕浦康子・伊藤孝雄・西川 明 他
東京荻窪のアパート、家主が借金を遺して亡くなった。
居住者たちは担保に入ったアパートを守るため、部屋代を踏み倒して逃げた
者たちから金を回収するべく「小説家」ヤブセマスオを遣わせるこ
とに。そこへ昔の男たちからの慰謝料取り立てを企てるコマツラン
コが同行。こうして目的の違う集金人二人の珍道中が始まる。
こまつ座 『きらめく星座』
作=井上ひさし 出演=栗山民也
出演=松岡依都美・高橋光臣・瀬戸さおり 他
昭和15 年、浅草のレコード店オデオン堂の家族と下宿人たちは
無類の音楽好き。とりわけ「軟弱な流行歌」やジャスが。長男は
軍隊を脱走し憲兵に追われる「非国民の家」だが一転、長女が
「白衣の勇士(傷病兵)」と結婚し「軍国美談の家」に。戦時下に
翻弄され、好きなものを好きと言えない暗い時代に明るく生きよう
とした庶民を、懐かしい歌を交えてほのぼのと描く。
加藤健一事務所 『煙が目にしみる』
原案=鈴置洋孝 脚本・演出=堤 泰之
出演=加藤健一・山本郁子・雨宮 良・新井康弘 他
とある田舎街の斎場で偶然出会った、北見栄治と野々村浩介。
頭には三角の布、手には数珠、全身白ずくめというスタイルの二
人。生まれて初めて(?)の長旅に、良き相棒がみつかった……。
にこにこ手を振る年老いた母と満開の桜に見送られて、見知ら
ぬ世界へ珍道中。
いざスタート!!!
劇団文化座 『旅立つ家族』
原作=金 義卿 演出=金 守珍
出演=佐々木愛・藤原章寛・橋美沙・有賀ひろみ 他
韓国の国民的画家、イ・ジュンソプの半生をエネルギッシュに描く。
彼の画業と人生には日韓100 年の歴史が深く関わっている。日本
占領下の朝鮮北部に生まれ、絵の留学に訪れた日本で出会った
方子と結婚。やがて互いの祖国に離れ離れとなったが、国交のな
かった当時には再会が叶わず失意のうちに39 歳で死去。彼の芸
術にかける熱い情熱と、消えることのなかった家族愛を描く。
劇団銅鑼 『センポ・スギハァラ』
作・演出=平石耕一
出演=館野元彦・馬渕真希 他 (予定)
1939 年、ナチス・ドイツは350 万人のユダヤ人が住むポーラン
ドに侵攻。彼らは隣国リトアニアに逃れ、第三国に脱出する為の
ビザを求め日本領事館を取り囲む。領事・杉原千畝(すぎはら
ちうね)は本国にビザの発給許可を求めるも拒否される。千畝と
妻・幸子は苦悩しながらも政府の命令に逆らいビザを発給した。
6 千人以上の命を救った杉原千畝の実話を元にした作品。