牧 水 記 念 館 ご 案 内

牧水記念館ご案内 展 示 室 主な展示品 売 店 会 議 室 交通のご案内

 旅を愛し、自然を愛し、人を愛した若山牧水は、43年の人生の中で8794首にも及ぶ短歌を詠み、詩情溢れる紀行文や随筆を残しました。
 
牧水は宮崎県東郷町の生まれですが、千本松原の景観に魅せられ沼津を永住の地と定めました。大正9年に一家をあげて沼津に引越し、松原の一角に住宅をもうけます。そして晩年の9年間を沼津で過ごしました。
  当館では、牧水の生誕から永眠までの足跡とその輝かしい業績を、半切、原稿、書簡など
 ゆかりの品々と共に、編年体で展示しております。

  沼津と牧水の関わりは、戦後間もないころから広く注目されてきました。「牧水が最も愛した千本松原に記念館を」という声が次第に高まり、昭和56年に募金活動が始まりました。
 集められた約6千万円の寄附金が沼津市に納められ、昭和62年11月1日沼津市若山牧水記念館がオープンしました。
 館の運営は、募金活動の中心となった沼津牧水会が社団法人を設立し、沼津市から委託されて行っております。なお、社団法人沼津牧水会は、平成24年4月1日付で、公益社団法人としての認定を受けました。
 初代館長は牧水高弟の大悟法利雄氏、第2代館長は牧水長男若山旅人氏、現在 旅人氏のご長女、牧水のお孫さんにあたる榎本篁子(えのもとむらこ)さんが第3代館長をつとめております。


スロープに沿って、松と芝の緑美しい庭園が広がります。



記念館はバリアフリーになっています。
車椅子、身障者用化粧室がございます。

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展     示     室

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牧水歌風の真髄である浪漫的至純の歌の成立、歌人の信条であった「自己即詩歌」の境涯などを、日記や書簡、作歌ノートを介して、分かりやすく展示しました。
「詩歌時代」「牧水と酒」「牧水と旅」は、テーマごとに詳細な資料を揃えております。


各コーナーの展示テーマ

 @ 坪谷・延岡時代
 A 早稲田大学時代と東京生活
 B 沼津移住
 C 牧水と千本松原
 D 妻・喜志子
 E 沼津の家の模型
 F 書斎の復元
 G 詩歌時代
 H 牧水と旅
 I 牧水と酒
 J 牧水ゆかりの人々
 K 沼津の文学風土


展示室内の様子。写真をクリックすると、拡大写真と簡単な説明がご覧になれます。
入口正面 @〜C C〜D
F G〜I I


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主な展示品のご紹介

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  あをやぎ   かはほり
 青柳に蝙蝠あそぶ絵模様の藍深きかも
 この盃に

            昭和3年夏 歌集『黒松』より

 長崎の弟子から贈られた白地に藍で柳とこうもりを配した絵模様の盃。晩年、牧水はこの盃を大変気に入っていました。
 牧水に愛されたこの「藍色の蝙蝠の盃」は、牧水の遺骸とともに火葬の火の中をくぐって来ました。再び世に出た盃は、その藍色が以前よりもいっそう深くなったと言われています。
 なお、徳利は関西の蔵元が景品として出したもので、とりたてて高級な品ではありませんが、牧水が使用していたものです。
 むねあげの祝ひのもちをわがまくや
 千本松原の松の数ほど


 大正14年、牧水は千本松原の近くに約500坪の土地を買い、念願の新居を建てました。
約80坪の2階家で、11も部屋がありました。
ガラス戸が多く明るい家で、庭には池があり、掘り抜き井戸から湧き出る水があふれていました。子供たちはその池で泳いだそうです。
 写真は、当館開館10周年記念事業として制作された「牧水旧居のミニチュアハウス(50分の1の模型)」です。牧水の当時の生活の一端がしのばれます。


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売         店

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記念館の売店で取り扱っている商品の一部をご紹介いたします。
購入ご希望の方は、メールまたはお電話でお申し込みください。


題        名 編  集 ・ 発  行 金  額
 牧水没後80年、当館開館20周年記念出版
 
 『 牧水 酒のうた 』 (解説 佐佐木幸綱) (文庫サイズ)
 社団法人沼津牧水会 500円
 開館25周年記念出版
 
 『 牧水 富士山 』 (解説 佐佐木幸綱) (文庫サイズ)
 公益社団法人沼津牧水会 1,200円
 開館25周年記念出版
 
 『 牧水 富士山 』 栞 (8枚セット)
 公益社団法人沼津牧水会 300円
 開館30周年記念出版
 
 『 牧水 揮毫旅行記 』  (文庫サイズ)
 公益社団法人沼津牧水会 1,000円
 開館25周年記念出版
 
 『 沼津千本松原 』
 公益社団法人沼津牧水会 100円
 開館25周年記念「特別企画展」の図録  公益社団法人沼津牧水会 200円
  市制100周年記念出版
 
 『 牧水 鳥 』  (文庫サイズ)
  公益社団法人沼津牧水会 1,200円 


  歌 集 ・ 随 筆 集
題       名 出   版   社 金  額
 歌集 『別 離』  (文庫サイズ)  短歌新聞社 700円
 歌集 『黒 松』  (文庫サイズ)  短歌新聞社 700円
 若山牧水歌集 (編集・解説 伊藤一彦)  岩波文庫 810
 若山牧水随筆集 (解説 玉城 徹)  講談社文芸文庫 1,100円
 新編 みなかみ紀行 (編集・解説 池内 紀)  岩波文庫 600円


  そ の 他 の 書 籍
題       名 著  者 ・ 出 版 社 金  額
 若山牧水新研究  大悟法利雄著 ・ 短歌新聞社 8,240円
 若山牧水伝  大悟法利雄著 ・ 短歌新聞社 6,300円
 若山牧水  藤岡武雄著 ・ おうふう 2,940円
 若山牧水  上田治史著 ・ 駿河新書 840円
 命の砕片  伊藤一彦著 ・ 宮崎県東郷町若山牧水顕彰会         900円
 歌集 『眺 望』  (文庫サイズ)  若山喜志子著 ・ 短歌新聞社  700円
 若山牧水 さびし かなし  田村志津枝著 ・ 晶文社 1,900円


  色  紙    各 1,500円

 しら鳥はかなしからずや そらの青海のあをにもそまずただよふ
 しらたまの歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけれ
 こひのうた

  いざゆかむゆきてまだみぬやまをみむこのさびしさにきみはたふるや
 わが庭の竹の林の浅けれど ふる雨みれば春は来にけり


  短  冊   1,300円

 幾山河こえさりゆかば寂しさの はてなむ国ぞけふも旅ゆく


  風 呂 敷   各 1,500円

 うす紅に葉はいちはやく萌え出でて咲かむとすなり山ざくら花


  絵 葉 書   各 500円 

 記念館絵葉書 12枚組
 長沢脩而 
  パステル画絵葉書 A 10枚組 
 牧水にゆかりの深い沼津の風景を
 パステル画の柔らかいタッチで描いてあります。

 3点
セット(組み合わせ自由)  1,300円
 長沢脩而 
  パステル画絵葉書 B
10枚組
 長沢脩而 
  パステル画絵葉書 C
10枚組


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会 議 室 の ご 案 内

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和室10畳2室(第1会議室、第2会議室)
炉を切った優雅な10畳間は、芝生の美しい庭園に面し、会議、小集会に最適です。
襖を外せば、20畳間のお部屋としてもご利用いただけます。

第一会議室 第二会議室


設   備   ・   備   品
給湯室 ・・・・ 会議室用に給湯室がございます。
湯呑茶碗、急須、ポット等用意してありますので、お茶の葉等をご持参の上ご利用ください。
机、座布団 ・・・・ 折り畳み机、座布団等は、自由に配置してお使い下さい。
ご利用料金

9:00〜12:00 13:00〜17:00 17:30〜21:00
第一会議室 830円 1,040円 1,040円
第二会議室 830円 1,040円 1,040円

ご注意!!
会議室での飲食、または特別な設備や機器等をお持ち込みの場合は、事前にお申し出ください。
ごみは、すべてお持ち帰りくださいますよう、おねがいいたします。
お 申 込 み
直接ご来館いただくか、または、お電話でお申し込みください。 3ヶ月先までご予約できます。
使用当日、ご来館の際に、申請書に記入押印し、使用料をお支払いください。


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交 通 の ご 案 内

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 東海道新幹線JR三島駅で東海道線に乗換えJR沼津駅下車。
  JR沼津駅から徒歩20分。タクシーで5分。

 JR沼津駅から沼津登山東海バス(2番線)から 「千本経由」 に乗車、
   牧水記念館前 下車。

 東名沼津インターから車で約20分。


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