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■ファイサルの皮肉■

ファイサルの登場シーンはそれ程多くありませんが、それら登場シーンでは
ほとんど皮肉を言っている…ような気がします。
というわけで、どんな皮肉を言っているのかの考察です。

○皮肉屋ファイサル○

彼の皮肉は「オレンス」(※詳しくはこちらを参照)だけではないところが凄いですよね。
「greedy,barbarous and cruel」(※これについてはこちらを参照)もそうですが、
出ている
ところにほとんど全て皮肉が入っているような気がします。
「greedy-」、このセリフを聞いたときのロレンスの表情がとても好きです。
何かいろいろと含みのある笑顔が。
ブライトンに「I'm waiting for you.」と言われたロレンス。
(これは、カレ谷で初めてブライトン大佐と会ったときに、
「君がここに来るのは知っていた…
ファイサル王子は周囲50マイル(80キロ)以内で
起こっている出来事はすべて把握しているからね」(意訳です)
と言われたことを指します。
多分アリ首長からロレンスのことを聞いていたのでしょうね)
ファイサルのテントでアリと会って、「こいつか…」とウンザリした表情からきて、
その後のファイサルの「greedy-」はもう…
「そんなことまで話しているのか?」
といった感じです。
内心、「あの野郎…(怒)」などと思っているのかな?と考えると妙におかしいです。
その後の2人の意地の張り合い具合にもつながりますしね。
○ロレンスがネフド砂漠に向け旅立つ前○

あの「But,who's name do you ride?」。物凄い皮肉!
字幕だと「しかし、本当に私の名前かね?」。
ファイサル王子の名の下に進軍するというロレンスの発言に対しての言葉ですが、
ファイサルの言葉の意味するところは
「自分の名前ではなく、[T.E.ロレンス]の名前で、だろう?」という事でしょうか?
ロレンスを良く思っていない(らしい)彼ですから、きっとそうですよね。
「英国軍」の可能性もありえると思うので、言い切れませんが…。

○カイロでアレンビーとあった後○

「He is almost an arab.」
字幕では「彼はほとんどアラブなのに」…これも凄い皮肉ですよね。
しかもこれは「ロレンスは何者か」という、この映画のテーマにも関連してくる
重要(だと思われる)セリフ。
結局、EnglishにもArabにもなりきれないロレンスには痛いひとことですね。

他にも、探すといろいろあるんでしょうね。