東静歩こう会 前会長    田口  寛  

東静歩こう会のホームページが開設されて3年余が過ぎました。ケイタイ、インターネットなど世の中が情報化社会・IT化が進む中で、中高年組織の私たち歩こう会も時流に乗って、具にその恩恵を感じることができました。 垣間見た程度の体験に過ぎませんが、歩けのジャンルからインターネット世界の広さと深さを知りました。とりわけ、欲しい知識が総て格納されている頭脳を得た思い、様々な仮想体験感覚に浸ることができたのは収穫でした。

情報化社会は情報の共有とコミュニケーションの良さが大切です。私たちがモットーとしている「友と語らい、ふれあいの場」のためのツールとして を活用しましょう。インターネット世界では実に自由闊達な発想、提案、体験、告白が飛び交っています。わが国のブロードバンド世帯3000万を背景にしたものでしょう。ユビキタス(いつでも、どこにでも、だれでもネット)社会の到来の中で、ネット格差に泣く、情報弱者とならないよう努めましょう

例会の語らい、ふれあいに加えて、ホームページを活用した歩こう会の活性化、魅力向上をはかりたいと考えます。ホームページへの寄稿は時期、字数、写真添付、原則制限いたしません。しかし、もっと気軽に、呼びかけ、紹介、報告、感想などの発表の場として設けた、「掲示談話室」へどうぞお越し下さい。

そのほか東静歩こう会では、行事資料、会報、会務資料などのデジタルライブラリー化を進め、完了しました。当面閲覧は限定されますが、これもネットによる情報の共有化となるはずです。


近藤  勲 会員番号 0430

会の創設から10年が経過して会報や会務資料が大量に紙でファイリングされています。このままですとこれからもファイルがどんどん増えて保存されていくでしょう。これらの印刷物は必ずしも上質の紙に印刷されているわけではありません、黄ばみやカビなどの劣化が進み近い将来大事な資料も見るに堪えなくなるはずです。

当会では本年度のプロジェクトテーマの一つ《アナログ資料のデジタル化》に取り組みました。一般家庭でも、写真のデジタル化保存やアルバム作成、簡単な資料保存ソフト(やさしくファイリングなど)でペーパーレスを進めている方もいます。

デジタル化することにより、資料は永久保存が可能になり、ウオーキングコース毎や、地域別、投稿記事の投稿者別などの検索、閲覧が簡単に出来るなど、良いことずくめと言っていいでしょう。以下は今回進めた手法や作業しながら感じたことなどを纏めてみました。

アナログ資料を、ワード文章とPDF文章に編纂しました。ワード文章の入力には、音声入力とスキャナOCR、キーボード入力で行いました。PDF文章はスキャナからPDF変換を行いました。今回使用したソフトウエアは、[Microsoft Word] [Excel] [Adobe Photoshop Elements] [いきなりPDF Professional] [Con PDF(PDFファイルの結合)]などです。
ハードウエアはパソコン、スキャナ、音声入力マイクなどです。

PDFファイル結合作業でのトラブル
Adobe Acrobatで結合作業を行っていると、だんだんパソコンの速度が遅くなり、cpuが100%稼働となり止まらなくなった。メモリ不足によるものと判断したが、"セーフモード"で起動すれば対処出来ることが判り一つ経験を積んだ。それでもメモリは512MBはほしい。

パソコンへソフトウエアを追加インストールするとき
新しいソフトウエアをインストールするときに、ソフトウエアのID番号(シリアル番号やオンライン登録キーなど)の入力を要求されます。これを入れないとインストール作業は前に進まない、インストールすることが出来ない様になっています。[いきなりPDF Professional]を再ロードさせる必要が発生したのですが、番号を廃棄してしまい泣かされました。新しいソフトウエアをインストールしたら直ぐユーザー登録することと、この番号をCD/ROMケースへ貼り付けておこう。

ソフトウエアの購入
ソフトウエアはオンラインで購入するのが普通で、ダウンロードソフトなら欲しいと思ったその時から使うことが出来て非常に便利である。大手ソフトウエア販売会社のサイトを見に行ったり、メルマガ会員になって情報を取り寄せ、どの様なソフトウエアが便利で人気があるのか多くの人が見ていると思う。私も体験版をテストし、よしこれにしよう、と発注したところ、送られてきた物は体験版とは違う物ではないか、ビックリだが、よくよく見ると発注の仕方が悪かったのである。メーカにメールで理由を言い何とか交換してもらった。発注するときは、発注フォームに印を付けるだけだが、品物を見ながら購入する仕方と違うので注意しよう。

ソフトウエアの使い込み
ソフトウエアには取り扱い説明書(オンライン説明書やヘルプで説明などもある)が付いているが、複雑高度になるほどいくら読んでも判らない、ほとんどの人が経験していると思う。今回使ったソフトウエアも、使い込みながらいろいろ便利な機能があることを"発見"し(当然最初からある機能で常識的なことも含め)、何だこうすればいいのか、など新しい体験もした。

会報を第一号から読破
会報は音声入力とOCRで入力したが、入力ミスが当然でてくるので一字一句全て読み返しキーボードで修正した。従って、第一号から全ての内容を読んでいるのは自分だけではないかと自負している。
読んでいて、会報の編集や例会コースのスケジューリングの作成にも感心した、分単位のスケジュールを組んであるところもあって計画担当者のご苦労が偲ばれる。

投稿記事に涙
読んでいて涙するような記事が幾つかありました、特に『あしながガン遺児』のウオーキングの記事には感涙しながら転記しました、多くの市町村で暖かく迎えられた様子など涙々でした。
また海外での貴重な体験談など感激しました。

これらの資料がこれから見たいと思った時に、汚いファイルをひっくり返さなくても直ぐ見る事が出来る、と思うと本当に楽しくなります。


筆者:
本年度の《アナログ資料のデジタル化・ライブラリー》プロジェクト委嘱委員
10年来溜まっていた膨大な量の会報 総会資料 創立10年記念誌のデジタル化を全て完了した。今後の課題は埋もれている写真の、デジタル化と編集がテーマになるものと思われます。
(HP編集委員 記)