東静歩こう会台湾訪問団 団長 芹澤 馨 会員番号 048
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国際マーチングリーグ(IML)
第16回 台湾国際快楽健行大会
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近年3名位でこの大会に参加していましたが、今年は東静歩こう会創立15周年記念行事として、総勢33名の多くの会員で参加した。
成田空港までは富士、沼津、三島と専用バスで乗り継ぎます。この日 東名が事故のため不通となり、急遽箱根越えに変更、楽しい旅のはじまりです。時間はぎりぎりでしたが、何の問題もなく搭乗でき一安心。未だ見ぬ地、「麗しの島、台湾」に皆さん早くも心は飛んでいった。約3時間30分の飛行で、中正国際空港に到着。東静歩こう会の友好団体、中華山岳協会飛鷹登山隊の総幹事、呉さん始め大勢のメンバーが歓迎の看板を掲げながら嬉しい出迎えです。私と大川さん鈴木さんは一年ぶりの再会だ。今回は飛鷹隊との交歓会の予定があり、我々の為に招待状を頂き、早速全員で記念撮影をした。
今年のウオーキングコースは、昨年までの淡水河コースから基隆河コースに変更になった。これは以前にも歩いた事のあるコースです。ウオーク1日目、大直橋下の中央会場は中華民国山岳協会成立80周年記念という事もあり、早くも大勢の参加者が集まっていて、熱気で溢れていた。国際大会のため、大会参加の芳名簿に記帳して、各国の代表者と一緒に壇上に上がり、東静歩の会旗を掲げた。日本隊の国旗日の丸も一緒です。
20kmのコースは川沿いの迎風河濱公園、美堤河濱公園、観山河 濱公園、彩虹河濱公園、そして豪華な圓山大飯店(グランドホテル)前など広々とした公園が河沿いに幾つも続き、美しく整備された、歩きやすい平坦なコースです。飛鷹隊と東静歩の旗手が先頭を並んでゆっくり歩きます。飛鷹隊の人たちは日本語の話せる方が大勢いますので、写真を撮りながら会話が弾み、お互いの友好を深めた。
その夜は吉林路の「豪記レストラン」にて飛鷹隊との交歓会です。戴隊長から歓迎の挨拶があり、次に私の挨拶と東静歩こう会坂本会長のメッセージを報告しました。お互いの通訳は日本語の達者な国際組長陳さんです。
乾杯の音頭で始まり、東静歩こう会参加者全員に各人ネーム入りの飛鷹隊ユニホームをプレゼントされました。つづいて会旗の交換セレモニーです。1994年「飛鷹登山隊成立30周年記念、富士山合同登山」で富士山資料館、別館に於いての交歓会以来の会旗交換であり、私はこれまでの飛鷹隊との12年間の国際交流に思いを馳せ感慨深いものがあった。
宴は和やかな中にも台湾流乾杯、カンパイのイッキ飲みで盛り上がったのです
2日目の10kmコースは日曜日でもあり、昨日より参加者が多く、大会会場周辺は大変な混雑でした。
我々は全員、飛鷹隊のユニホームを着て大会参加の帽子とザックで歩いた。今日は大直橋を渡り、右岸沿いを緩やかに下ります。北安公園を通り、10、20、30公里分岐点に着く。コースを変更して10公里と別れ基隆河沿いを行く。承徳橋をくぐり、百齢右岸河濱公園でトイレ休憩。11月中旬とはいえ南国の太陽は強く、眩しくて、頂いた果物が美味しかった。
しばらく行くとアンカーの私達に「途中までいたTさんが見えない」とトランシーバーで連絡があり、トップ、ミドル、アンカー、と連絡をとるが見当たらない。自転車隊が(足のケガが完治してないSさん)河濱公園まで探しに戻ったが見つからない。そのうち3人が不明と連絡があり、これは大変だ、先頭を止めて、打ち合わせ。私は前隊長の呉さんの自転車を借りて、今来た道を後戻り。探しながら中央会場まで戻って、マイクを借りた。呼び出したが見つからず、結局分岐点まで又戻った。逆回りで行こうと防潮堤の階段を上がったところで、偶然三人と出会った。良かった。見つかった。
三人は人に聞きながら、一周して来た、との事。トイレ休憩を取り時間が掛かってしまい、我々とは別ルートを歩いたらしい。中央会場に戻ってもらい、私は逆回りで行くことにした。市街地は人通りが途絶えるとコースが分からなくなる、アバウトな地図を見ながらコース係りに聞くが、お互い言葉が通じず困っていたら、これまた偶然にも、コース係りの飛鷹隊員に出会う。タクシーのトランクに自転車をはみ出したまま載せ、女性隊員の案内で、我が隊と合流出来た。女性隊員に会わなかったら自分が迷子になる所だった。後で聞いたら、総幹事の呉さんも自転車で中央会場まで探しながら戻ったそうで、大変な一日でした。
その夜は中華山岳協会主催のサヨナラパーテーです。各国の参加者の前でステージに上がり、全員でカラオケ3曲を歌い、踊り、大いに盛り上がったのです。
次の日は一日市内観光です。故宮博物院・忠烈祠・総統府(車窓)・ 中正記念堂・龍山寺・台北101ビル。
故宮博物院は何回行っても、見切れない程の作品が展示されている。忠烈祠の衛兵(海軍)の交代式は観光客に相変わらず人気があった。台北101(最高高さ508m)はさすがに世界一の高層ビルで、上を見上げるのに後ろに倒れそうでした。各フロアはブランド店が多く、平日のためか客は少なかった。私は行きませんでしたが、皆さん1010m/分のスピードの直通エレベータ、89階の室内展望台と91階に屋外展望台がある360度の展望も楽しみました。
今回の台湾の旅は、初日にホテルと近隣の停電に戸惑いながら、(中にはバスルームを使っていた人もいた)廊下の灯を頼りに明日渡 すお土産の整理のため、深夜2時過ぎまでかかり、初日から寝不足になった。サヨナラパーテーに出席するメンバーの一人をホテルに残してしまうハプニングもあった。
夜はカラオケで連夜歓迎を受け、楽しいときは時間の過ぎるのが早く、デジカメの日付が変わっていた。これも寝不足になった。(台湾は毎年寝不足です)色々ありましたが、皆さんのお互いの思いやりがあって、大きな事故もなく、美味しいお酒と台湾料理を頂き、楽しいウオークと飛鷹隊の皆様と台湾の人達の暖かい心に触れることが出来ました。
無事帰国できました事に感謝致します。これからも国際交流が末永く続くことを願っています。飛鷹隊の皆様ありがとう御座いました。
そして台湾ウオークに尽力された、大川副会長と飛鷹隊国際副組長の郭さんに心より、御礼を申し上げます。
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