エリカ・ヴァルト【Erika Vault】
王家の第一女子にして王位継承者。士郎の恋人。心を失い、傀儡となる前にセリカを逃がすものの、感情に御されなくなった理性の暴走でセリカを排除しようとするようになる。


 セリカ・ヴァルト【Celica Vault】
王家の第二女子にして準王位継承者。エリカの双子の妹として生まれ、彼女を助けて執務をこなす。エリカに逃がされるものの、理由も分からないことに不満と不安を抱く。もう一度エリカに逢うべく立ち上がった。ユーズが好き。


 セム・アーフェンス【Shem Offense】
聖騎士と呼ばれ、唯一のドールマスターである。朝霞を愛し、朝霞を結果護れなかった己を悔い、時代を奔走する。白金のGrain:Sacredを操る、誰よりも強い男。己を悔い、無くしたものを求める。


 リリス・アーフェンス【Lilith Offense】
彩葉の親友であり、Grain:Griefの白いArtifact-doLl・Messageを操る。可愛く見えて、恐ろしく強い。殆ど感情を表に現せなくなっていたが、少しは戻ってきた様子である。


 シロウ・カンザキ(神崎士郎)【Shi-Low Kanzaki】
近衛騎士団第一親衛隊隊長であり、慧靂の兄。侯爵家第一子。白い装甲甲冑Grain:Abyssをセムから授けられた。エリカの意志によって戦場から遠ざけられるが、セリカの願いによって再び戦地へと赴いた。エリカを愛している。


 エレキ・カンザキ(神崎慧靂)【Ereki Kanzaki】
近衛騎士団第二親衛隊隊長であり、侯爵家第二子。ドールは黒色のGrain:Karmaを繰る。傀儡となったエリカの命により戦場に立つが、そこには自らの意志も混在している。彩葉が好き。


 イロハ・キリウ(桐生彩葉)【Iroha Kiliu】
公爵家令嬢で、士郎にも慧靂にも負けないドール操作力を持つが、Grain:Griefベースのもののみ。リリスの親友。ドールの操作の基礎、整備法をセムから教わる。慧靂のことが好き。黒金のGrain:Griefを操作する。第三師団所属第七兵団装甲甲冑装備隊隊長と整備班主任を兼任している。


 サクラ・クレナイ(紅茶倉)【Kurenai Sakura】
剣技、操縦術ともに前聖戦最強であると言われた女。Grain:Griefの正式な繰者。


 リンゴ・ツガル(津軽林檎)【Ringo Tugaru】
魔術師(マーガ)である彼女の家系は過去見を得意とする。魔女の短剣(アセイミ)と呼ばれるはずの呪物は、短剣というよりも剣に近い。数世代のうちで最も強い力のマーガであり、彼女の限界点とする時代は五百数十年前にもおよぶ。ダルマを信頼し、また愛しているが愛と呼ぶにはまだ幼い。彼女は過去見によりセムを探る。エリカとセリカとは間柄を抜きにしたマブダチである。お転婆には自覚がある。


 タイシ・ダルマ(達磨大志)【Taishi Daruma】
王国騎士団第三師団所属の密偵(諜報員)であったが、マーガのツガルに見初められて引き抜かれる。次期長である彼女の直属の護衛並びに密偵が今の彼の肩書き。俺様系なツガルに振り回されるものの、結局ダルマ自身もツガルの事が好きなのである。開戦後はセリカ側と王都より出ることのできないツガルの間を奔走する。


 ニクス・フロックス【Nix Phlox】
王族直属近衛騎士団団長の肩書きを持つ金髪赤目の青年。若くしてドール操縦の腕は確かで、剣の腕も上々。エリカのことを至上におき、また敬愛している。彼女の表情が消えたことに疑問を抱きつつも、何かをできる立場にいるわけでもない自分に歯噛みする。紫苑のArtifact-doLlを操る。過去エリカ暗殺を未然に防ぎ、薫功爵となった。


 ナイア・モナルダ【Nyha Monarda】
元・王国騎士団副団長であり、現在は第三師団師団長を勤めるプライドが高い女。軍内部の男尊女卑の風潮のある中で実力のみでこの地位まで上り詰めた。エリカがセリカを逃がす際、ユーズの思慮により第三師士団を預かることになった。第七兵団と共にセリカ護衛の任につく。男には激しく厳しいが、女には優しい。エリカとセリカ、ツガルの姐さん的存在(第三師団全般にいえる?)


 ユーズ・アカンサス【Yuz Acanthus】
王国騎士団団長を勤める男で、セリカに好意を寄せている。だがお互い立場と身分に捕われ両思いであることに気付いてはいない。剣の腕も操縦術も人並み以上。人望にも厚く指示されてる。金色のArtifact-doLlを操る。


 シキ・リュードウ(柳堂識)【Shiki Ryudo】
第三師団所属第七兵団兵団長であり、一児のパパでもある。なかなかのお人好しでおよそ戦場には似つかない性格。人命尊重を信念に掲げ、部下の信頼もなかなかに厚い。一応彩葉、クジャク、英利の上司。メンツが濃いためいつも苦労している。宙の青のArtifact-doLlを愛機とする。


 サイレン・バーベナ【Siren Verbena】
元・王国騎士団第三師団師団長であったが、ナイアの指揮下に入るに従い副師団長となった。少々幸薄なひげ。


 クイスリング・ジャック【Quisling Jack】
第三師団所属諜報部員総指揮長にして重量級駆逐艦隊司令長官。駆逐艦隊は基本的に師団の権限を有しているものの、騎士団長の命により一事第三師団の指揮下へと入っている。元ダルマの上司。ごっついアーマーは肉体の損失を補うためのものであり、生身の体が必要であるドールに今はもう乗ることができない。見た目は恐いが人はかなりいい。お菓子づくりが趣味。


 エイリ・スガノ(菅野英利)【Eiri Sugano】
クジャクの繰る主艦の副艦長であり駆逐艦隊副司令をつとめる。優秀な補佐官であるが悪食。ドールに乗らないのは相性が悪いからとは本人談。


 ジルチ・モンテスラ【Zilch Montestera】


 テッカ・クロガネ(鉄鉄火)【Tekka Kurogane】
慧靂の親友にして近衛騎士団専属整備班主任。自らドールを動かさないのは相性最悪の所為。いろいろ慧靂をサポートする。密かにリリスLOVE?


 デュエル・ドラセナ【Duel Dracaena】
第ニ師団師団長であり、ニクスの悪友。少々夢見がちだが、腕は立つ。英雄王や最強と言わせしめたサクラなど、伝説の使い手たちに憧れる。


 ケイナ・カミト(神戸慶那)【K-na Kamito】
第一師団師団長を勤める侯爵家嫡子。自ら整備士を兼任する。のらりくらりと人を食ったような発言をする一方、人を見る目は確か。リリスが好きだが、セムの目が恐い。

 アサカ・キリュウ(桐生朝霞)【Asaka Kiryu】
セムの恋人であった。彩葉は遠い血族に当たる。誰かが傷付くことを強く恐れているが、傷つかなくては何もできないことを知っている。


 ラルム・ヴァルト【Larme Offense】
歴史上の賢王。現在の統治体制の原型を作ったとされる。