最近のまゆのお気に入りはとある喫茶店の"本日のスープ"だ。 で、12/24の今日もその店のランチを食べに行くことになり、まゆは笑顔で車を走らせていたのだが… (ちなみに、その喫茶店はうちから車で20分くらいのところにある) なぜか車はその途中にあるイトーヨーカドーの駐車場に向かっていた。 「まゆ、昼食べに行くんじゃなかったのか?」 まぁ、まだ11時過ぎでちょっと昼飯には早いなぁとは思っていたが… 「あのね、この前こうちゃんに似合いそうなセーターがあったからどうかなぁ、って思って♪」 そう言ってまゆはにっこり笑った。 そして、俺はまゆになかば引っ張られながら2階の紳士服コーナーへ。 「ね、どうかな?」 まゆが目をつけていたのは深緑色のざっくりとしたセーター。 確かに俺が好きなタイプではあるが… 「まゆ、ほんとは自分が好きなのなんだろう?」 「え!? そ、そんなことないよ…」 まゆは普段、パステルカラーや暖色系の明るい色の服を着ているが、実は黒とかこういった深緑色のどちらかというと"渋い色"の服が好きなことがわりと最近になってわかってきた。 実際、学生時代にはそういう色のをよく着ていたらしいのだが、"とある人"に「顔色が悪く見えるからやめた方がいい」と言われたらしい。 そして、その反動(!?)からかまゆは"自分好みの色の服"を俺に勧めるようになったらしい…。 「う〜ん、ま、こういうのも嫌いじゃないな。」 俺がそう言うとまゆはほっとした笑顔になった。 「うん、こうちゃん、すごい似合ってるよ!!」 「ほんとに?」 「ほんとに♪」 にっこり笑うまゆに俺も自然と笑顔になってしまった。 「あのね、こうちゃんへのクリスマスプレゼント、"これ"にしようと思うんだけどいいかな?」 「え、あ、うん、いいよ。」 「よかった♪」 そして、深緑色のセーターを抱えたまゆはいそいそと会計コーナーに向かって行った。 …まぁ、"ほんとに欲しいプレゼント"は自分で買うか…(汗) そして、正午近くに例の喫茶店に到着。 "本日のスープ"はオニオンコンソメだった。 「おいしいね〜♪」 まゆは笑ってスープをすすっていた。 "この笑顔を見るためなら毎日ここに通ってもいいかも…" そんなことを考えながら俺もスープを口にした(笑) ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 通勤ルートで何度もこの曲(Song by 大泉洋 with STARDUST REVUE/笑)を聴いているうちにBDのふたりに勝手に変換されておりました(笑) ちょこっとではありますが"2005年BDクリスマス話"ということで♪ [綾部海 初出:2005.12.16 / 2007.12.24 ブログより再録] |