2007/3/19〜ブログ:心のノートより〜

「職業の選択の幅」  

昼間、ワイドショーで乙武さんが4月から
「学校の先生」になるということを放送していました。

「頑張ってほしいな。」と思ったし、もっとこういう…障害をもった人たちの職業の選択の幅が広がればいいな。とも思った。いつも養護学校時代の友達と話すんだけど
「福祉系の専門学校に車椅子に乗った講師がいてもいいよね。」話すことができれば”介護を受ける側”の生の声を届けられるから。養護学校の高等部にも車椅子に乗った先生がいてもいいと思う。同じ立場で「進路」のアドバイスができるから。車椅子に乗っている障害者の仕事っていうと…企業ならパソコンを使ったデスクワークか、そうじゃなければ授産所っていうことが多いから。ホントは「多い」んじゃなくて、それくらいしか選択肢が「無い」のかもしれない。ちなみに私は文字打ちが遅かったりするので…デスクワークはちょっと難しい。でも、授産所みたいなところだと会話ができる為ちょっともったいないと言われることが多い。ちょうど中途半端。

学校の進路の話し合いで、
作詞家になりたい。って伝えると「現実を考えろ!」っていう先生が多かったんだけど、十分、現実を考えての発言。将来、障害が進行して…たとえば寝たきりになったって、”感じる心”があれば詞は作れると思ったんだよね。

手足が動かなくても…車椅子に座って話すことができるなら…「ラジオのパーソナリティ」とかっていう選択肢があってもいいと思う。そういうトーク的な部分は専門学校とかで習うんだろうけど…障害者の中には1回で「理解」することが難しい人もいるから障害者を対象にした「表現学校」みたいなものがあればいいな。とずーっと思ってきたんだけど。そうすれば個々のペースに合わせて育成できるし。「作詞コース」とか「作曲コース」とか「アートコース」とか「ラジオコース」とか選べるくらいの学科もあってさ。そんな学校ないのかな。

長くなりましたが、とにかくワイドショーの放送を見て…障害をもった人たちの職業の選択の幅がもう少し広がってくれたらいいな。と思ったし、それが願いです。


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