●モグラトンネルはカメカメランド(アゴラの八畳の部屋)にある段ボール箱をV字型に繋げたトンネル形の住みかです。出入り口が4カ所、小さな部屋が2カ所付属し、天窓風の外を覗く窓が2カ所。あくまでもこの形態は今の様子で、こどもたちは、日々改造していますから、モグラトンネルは常に変化しています。段ボールですから、潰れたり、破れたりはしますが、こどもたちは補修や時には構造を考え、強化したりもしています。作りはじめたのは6月。もう8ヶ月になろうとしています。同じカメカメランドの牛乳パックの家はすでに1年3ヶ月使い続けています。段ボールカメパオの時もそうでしたが、使い込んだ段ボールは徐々に、子どもに馴染んで行くように見えます。こどもたちの活動で潰れたりはしますが、修復、潰れるを繰り返しながら直方体の段ボール箱は少しずつ、こどもたちの体型や行動にあった形態に変化していくように見えます。使い込んだモグラトンネルは何とも言えないい形をしています。
●V字の開いた方向で、北東(V字の先は南西の方向)に位置する入り口から入ってみます。入り口には緑色の布が垂れ下がっています。(進行方向の左手前側に見える入り口は牛乳パックの家)
●緑色の布を捲ると両開きの扉が見える。扉にはガムテープをひも状にして作った鍵が付いています。開口部のサイズは縦65×横45センチ。
●鍵を開け扉を開ける。外観から想像するより中はすっきりしています。這って入る。入ってすぐ左に布が掛けてあり、部屋の入り口のようです。
●布を捲ると縦35×横35センチの入り口があり、中は小さな部屋になって空き箱が置いてあります。縦60×横40高さ50センチの段ボール箱で出来た部屋です。
●入り口から少し進む(80センチ)と天井に赤い布を張った天窓(縦35×横40センチ)が開いています。赤い布を通して光が射しています。赤い布を捲るとちょうど部屋の白色電球の傘の下にあたり、蛍光灯と白色電球の明かりがまぶしい。顔を出すとロープを張り巡らしたクモの巣の真ん中に出ます。クモの気分です。その地点からさらに真っ直ぐ進むとV字の先端の出入り口方向、左に曲がるとコックピットがある秘密基地に出ます。
●左に曲がって横50センチ高さ35センチで菱形になったトンネルを50センチほど抜けると秘密基地に出る。
●赤い布の天窓地点からV字の先端(南西)方向に1メートルぐらい進むと出入りがあります。開口部の南側に小さな部屋(小さな子ならすっぽりとはまる)?物入れぐらいのスペースがある(幅25センチ奥行き40センチ)。出入り口は、観音開きで扉は10センチほど重なるようになっています。この地点からV字のもう一方のトンネルが北方向に向かっている。トンネルは入り口部近くの幅は狭い(30センチ)が奥は広がっています。トンエルの先は開口部が閉まっていて、暗い。
●V字の先端(南西)の出入り口を外から見る。観音開きのドアは斜めに少しRに二枚の扉が重なってる。
●トンネルの上はロープでクモの巣が張ってある(トンネルを吊り、補強する役割もある)。
●V字の先端から北方向に伸びるトンネル外観。先端出入り口から1メートル50センチぐらいの長さで、その地点に幅40センチ高さ40センチの開口部があるが布をガムテープで止め、入り口は閉じている(この写真の撮影時点030123では閉じていましたがその後扉が開く。)
■Mole hill photo report / 030125
●1月25日モグラトンネルとカメカメランドを名付けたこどもたちがあのドアの前でパチンコゲーム作って遊んでいた。彼女たちは午前中まで閉じていたドアを開け、モグラトンネルのあちこちを走り抜けていた。ほんと、モグラのようだ!
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